ピンクの世界で優しい気持ちに。あなたも「ピンクリボン ガーデン」で大切な人のことを考えてみては

2019/10/02
マガジンサミット編集部

皆さんは「ピンクリボン」をご存知ですか?

これはアメリカで「乳がん」を早期発見し、死亡率を減らそうという願いから始まった運動で、1991年に考案されました。

これはアメリカでの「乳がん」罹患率が8人に1人と非常に高く、当時は死亡率も高かったという背景から生まれており、シンボルであるピンクリボンには、女性が『乳がん』を日々意識することの象徴となるようにという願いが込められています。

 そして10月1日、メイクアップ、スキンケアなどの販売をおこなうエスティ ローダーグループが「丸の内 ピンクリボン ガーデン」を、東京・丸の内のブリックスクエアにて開催しました。今回はそのオープニングセレモニーの模様をお送りします。

 エスティ ローダーグループは毎年10月を「乳がんキャンペーン」月間と定め、世界の人々に連携を即して乳がんのない世界を作るための意識向上を図る活動をおこなっています。

 今年のテーマは「治癒への希望が私たちをつなぐ。#乳がんのない世界へ」。

「治癒への希望」をピンクのニットに編み込み、温かなニットに包まれた空間で行きかう人々の心をつなぎ、大切なメッセージを届けたい、というコンセプトを打ち立て、このガーデン開催をおこなう運びとなりました。

 この日は国立国際医療研究センター病院 乳腺・腫瘍内科/一般社団法人JBCRG 理事の清水千佳子さんが登壇、乳がんという病名は知られているものの、その病気にかかった場合の影響や、治療といった詳しいことが知られていないという実情があり、その影響は病気にかかった本人だけでなく、ある意味家族にも大きな影響があるということを知ってもらう必要があること、そしてその研究の重要性を知ってもらい、その支援をお願いしたいという思いを語られました。

 乳がんは腫瘍が小さい状態で見つかると治癒率は上がり、ステージ1、2では生存率が9割以上となっている現状がある一方で、多く乳がんにかかるのが一番多い年齢としては、更年期となる50代。

 しかし例えば遺伝の影響でその病気になりやすいという要因も考えられるため、まずは健診を積極的に受けること、そして治療やよりよく生きられるケアの方法に関して認識していく必要があり、そういった認識をピンクリボンの活動を通して深めてほしい旨を、合わせて語られました。

 エスティローダーグループを代表してELCジャパン(株)のスー・フォックスの代表取締役社長、スー・フォックスさんも「治癒の希望と乳がんのない世界を目指して、みんなで団結しましょう」と呼びかけました。

このキャンペーン・ビジュアルには15本のピンクのリボンが使用されています。

これは現在、世界で15秒に1人が乳がんであると診断されるという事実をイメージしたもの。その団結という印象が、このビジュアルからは深く感じられるでしょう。

ガーデンは空間デザイナーの長谷川喜美さんのプロデュースで作られ、そのカラーはピンクを中心にエスティ ローダーのネイビー、空のスカイブルーを用いてデザインされています。

 庭園広場がピンク色のニットとバルーンでデコレーションを施され、大きなバルーンは温かみのある素材のリボンで結ばれ、その中央にもピンクリボンのロゴマークが。バルーンの雄編は毛糸玉と小さなバルーンが囲み、広場内の樹木、ベンチや縁石もピンク一色のニットで鮮やかに彩られています。

 レストラン「A16」とコラボした「Pink Ribbon Sweets @A16」では、期間限定のオリジナルピンクリボンスイーツを提供したり、フラワーショップ「HANAHIRO CQ」とコラボした「Pink Flower Shop @HANAHIRO CQ」ではピンク色の花のブーケやプリザーブドフラワーボックスを限定販売するなど、ピンク色の華やかな空間が、人々の気持ちを和やかに、そして優しく一つにつないでくれます。

 今年で27年目になるこのキャンペーンでは、東京スカイツリーや京都の清水寺などをピンク色にライトアップする「グローバル ランドマーク イルミネーション」、8ブランドでの支援製品発売、オンラインキャンペーン、社員ボランティア活動などを実施、この活動を盛り上げています。

 ピンクというと、なかなかに派手だという印象もありますが、こうして一色に包まれてみると不思議、きっと皆さんも、何とも穏やかで、そばにいる誰かのことを考えたくなる気持ちになることでしょう。お時間があればご家族、友達、恋人同士で是非こちらに訪れて、ピンクの空間に包まれながらピンクリボンというその精神について考えられてみてはいかがでしょうか。

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