Instagram @spottampaより
現地時間(アメリカ・フロリダ州)11月12日に世界規模のスケートボードオンラインコンテスト、Global AMdemic(TAMPA AMプレゼンツ)が開催され、池田大暉が準優勝!
毎年フロリダ州タンパのスケートパーク・オブ・タンパにて行われるTAMPA AM(タンパアマ)だったが、今年はコロナ禍の影響により中止に。
代わりに行われたのが、今回のオンラインでの大会Global AMdemic。
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予選はインスタグラムの投稿によって行われ、世界中から選ばれた30名が準決勝に駒を進めた。
準決勝は、投稿されたそれぞれの60秒のランをジャッジが生配信で採点し、池 慧野巨(いけ けやき)池田大暉、佐々木来夢が決勝への切符を手に入れた。
決勝も事前に撮影されたランの映像を元に、生配信で公開され、優勝は14歳のフィリペ・モタ。準優勝が14歳の池田大暉となり、予選通過者最年少の2人がワンツーフィニッシュを決めた。
2018年優勝の池田大亮、2019年優勝の根附海龍に続き、今年も日本人スケーターが活躍する年となった。
池田家のキラートリック
準優勝、池田大暉の滑りを見てみよう。
まず、スタートと同時にバンクからのレールで、ビガースピンフリ
クォーターでフロントサイドブラント。逆サイドのクォーターで、バックサイドノーズブラント360アウト。
フェイキーフロントサイド(ブラインドサイド)キックフリップ。ブラントキックフリップフェイキー。
バンクからのレールで、バックサイド270フリップリップスライド270アウト。クォーターで、フロントサイドキックフリップ。
最後にバンクからのレールで、ビッグスピンフロントサイドボードスライド。
これだけの大技を60秒の中で完璧にこなしてきた。
特に注目が、兄でありTAMPA AM2018王者の池田大亮のキラートリックとも言えるバックサイド270フリップリップスライド270アウト。
弟である大暉も圧巻の完成度を見せると、実況も「オーマイガー!」のリアクション!
世界中に池田兄弟のキラートリックを見せつけ、怒涛の60秒を終えた。
世界中のローカルの滑りが見れる
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今回のオンライン大会で面白かったのが、各国様々な地域のパークやスケートスポットが見れたという点。
特にパークでないといけないという縛りはない為、あえてストリートのスポットを選ぶ強者がいたり(セクションが充実し、路面などもトリックをしやすいパークの方が基本的には有利)。
おそらく各スポットのローカルスケーター達のヒーローである彼らのランの組み立て方や、トリックチョイスなど、いつものタンパアマとは違った見方が出来たのも、楽しみの一つだった。
Global AMdemic結果
準決勝
【YouTube URL】https://youtu.be/WG-9m9ejqe8
※準決勝の映像
2位・池 慧野巨-94.65
4位・池田 大暉-89.10
9位・佐々木来夢-85.03
14位・根岸 空-82.23
16位・渡辺 星那(せな)-81.85
22位・浦野 建隼(けんと)-79.26
26位・山下京之助-77.91
28位・山附 明夢(やまづき あいむ)-77.52
決勝
【YouTube URL】https://youtu.be/jifNlJXZfoo
※決勝とベストトリックの映像
1位・FILIPE MOTA-97.00
2位・池田 大暉-95.67
3位・VINICIUS COSTA-92.67
4位・JORGE SIMOES-91.00
5位・DYLAN JAEB-90.00
6位・池 慧野巨-89.00
7位・MARCELO BATISTA-85.67
8位・GABRIEL FORTUNATO-85.00
9位・ISMAEL HENRIQUE-80.33
10位・JHANCARLOS GONZALEZ-79.67
11位・佐々木 来夢-78.67
12位・JUAN IGNACIO-77.67
13位・MAURO IGLESIAS-76.33
ベストトリックコンテスト
日本からインディベストトリックで紹介されたスケーター達
・渡辺 星那(せな)・澤田 莉旺(りお)・堤 隆之介・@SYOEI_SK8(Instagramアカウント)
※Global AMdemic優勝者は$1000とタンパアマ2021準決勝出場権。ファイナリストはタンパアマ2021予選出場権が得られる。
筆者・小嶋勝美
スケートボードを趣味としており、ライターとしてスケートボード関連の記事を執筆。
約10年間芸人として活動後、現在は放送作家としても活動中。