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12月6日から7日かけてブラジル、サンパウロに位置するイビラプエラアリーナで世界最高峰のスケートボードコンテスト、ストリートリーグ(Street League Skateboarding以下SLS)の年間王者決定戦スーパークラウンが開催され、男子は小野寺吟雲(15歳)がスーパークラウン初優勝。SLS初年度2010年にアメリカのナイジャ・ヒューストンが15歳でスーパークラウンを獲得した年齢に並ぶ記録を打ち立てた。
さらに今年10月のテイクオーバー・ラスベガス大会での優勝を含めるとSLS 2連勝。
最後まで壮絶な優勝争いを繰り広げた、白井空良(24歳)が準優勝、ナイジャ・ヒューストン(31歳)が3位。日本勢は根附海龍(22歳)が5位、堀米雄斗(26歳)は残念ながら予選で姿を消した。
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女子はブラジルのライッサ・レアウ(17歳)がスーパークラウン4連覇を果たし、男女合わせてアメリカのナイジャ・ヒューストンが持つ3連覇の記録を更新した。
ちなみにライッサはこれで23回SLSの大会に出場し、15回優勝したことになる。
準優勝は赤間凛音(16歳)で、スーパークラウン初の表彰台入り。
3位はオーストラリアのクロエ・コベルで、こちらも初の表彰台入りとなった。
織田夢海(19歳)が4位、中山楓奈(20歳)が5位、吉沢恋(16歳)が6位となり、今年SLSパリ2025大会優勝者の上村葵(16歳)は予選敗退となった。
SLSは人気、実力ともに世界中から厳選されたトップスケーターのみが招待を受けて出場することができる、世界最高峰の大会。
今大会は年間を通して行われるツアー大会で、ポイントを獲得したランキング上位者のみが出場を許されるスーパークラウンとあって、その注目度はどのコンテストよりも高い。
【SLS2025のルール】
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●SLSは45秒間自由にコース内を滑走するライン(五輪で言うところのラン)を2本と、好きな場所で1発技を行うシングルトリック(五輪で言うところのベストトリック)5本行い、最終的にラインとシングルトリック上位4本の合計得点で、順位が争われる(1トライにつき10点満点で採点)。
※ ラインのスコアは最大でも1つのみのカウントとなり、オリンピックのように必ずカウントされるわけではないため(五輪はラン3本中、必ず1本が合計得点にカウントされる)ラインをミスしてもシングルトリックで逆転が可能。
※ 9点台の得点はナインクラブと呼ばれ賞賛される。
●判定は「達成度」「難易度」「多様性」「独自性とスタイル」これらの要素を基準とした総合的な判断により行われ、5人の審査員が10点満点方式で採点。
1トライに対して、最高点と最低点を除いた3つの得点の平均点が算出される。
●ツアーのアリーナ大会では予選となるノックアウトラウンドを行うが、スーパークラウンでは男女ともに予選を行い、上位4人が決勝に進出し、シード権を持つSLSランキング上位2人を合わせた合計6人で決勝を争う。
(男子はナイジャ・ヒューストンとジオバンニ・ビアンナがシード)
(女子はクロエ・コベルとライッサ・レアウがシード)
●アリーナ大会ポイントの男子上位12人と女子上位6人、テイクオーバー大会ポイントの男子上位8人と女子上位4人には、スーパークラウンへの出場権が与えられる。
両方の大会で出場権を得ているスケーターがいる場合は、次にテイクオーバー大会の順位が高いスケーターに出場権が繰り越される。
【スーパークラウン過去の優勝者と決勝に進出した日本勢】
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[2016年]
男子優勝 シェーン・オニール 2位 ナイジャ・ヒューストン
女子優勝 レイシー(現在はレオ)・ベイカー 5位 西村碧莉
[2017年]
男子優勝 ナイジャ・ヒューストン 2位 シェーン・オニール
女子優勝 レイシー(現在はレオ)・ベイカー 4位 西村碧莉
[2018年度]
男子優勝 ナイジャ・ヒューストン 8位 堀米雄斗
女子優勝 西村碧莉
※開催日は2019年1月13日、日本人がスーパークラウン初制覇
[2019年]
男子優勝 ナイジャ・ヒューストン 2位 堀米雄斗 6位 青木勇貴斗
女子優勝 パメラ・ローザ 3位 西村碧莉 8位 織田夢海
※2020年はコロナ禍の為中止
[2021年]
男子優勝 ジャガー・イートン
女子優勝 パメラ・ローザ 3位 西矢椛 7位 中山楓奈
[2022年]
男子優勝 グスタボ・リベイロ 7位 堀米雄斗
女子優勝 ライッサ・レアウ 2位 中山楓奈 3位 西矢椛 8位 織田夢海
[2023年]
男子優勝 ジオバンニ・ビアンナ
女子優勝 ライッサ・レアウ 2位 西矢椛 4位 上村葵 5位 織田夢海
[2024年]
男子優勝 ナイジャ・ヒューストン
女子優勝 ライッサ・レアウ 2位 吉沢恋 3位 織田夢海 5位 赤間凛音 6位 西矢椛
【日本勢が上位独占/女子予選】
SLS2025スーパークラウン男女予選の映像
(YouTube:https://www.youtube.com/live/f_9h9nFqeLI?si=ON2FQJroKZRgJCYL) ※この部分に上記YouTubeの埋め込みをお願いします
女子の予選はブラジルのドゥダ・リベイロとガブリエラ・マゼット、フィリピンのマージリン・ディダル、日本から赤間凛音、中山楓奈、織田夢海、吉沢恋、上村葵が出場。
ラインセクションでは日本勢全員フルメイクの滑りを見せ、暫定1位が吉沢恋(6.8点)、2位が中山楓奈(6.7点)、3位が織田夢海(6.5点)、4位が赤間凛音(6.3点)、6位に上村葵(5.3点)でシングルトリックセクションに。
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[シングルトリック1本目]
赤間、ハンドレールでフロントサイドフィーブルグラインドを狙ったがトラックがはまらずミス。
中山、ギャップtoハバでバックサイドKグラインドを決め6.0点。
織田、ハンドレールでバックサイドスミスグラインドを決め6.5点。
吉沢、ハンドレールでバックサイドスミスグラインドを決め6.5点。
上村、ハンドレールでフロントサイドフィーブルグラインドを決め6.5点。
[シングルトリック2本目]
赤間、ハンドレールでバックサイドリップスライドを決め6.1点。
中山、ギャップtoハバでフロントサイドKグラインドを決め7.5点。
織田、ハンドレールでキックフリップフロントサイドボードスライドを決め7.7点。
吉沢、ハンドレールでビッグスピンフロントサイドボードを決め7.9点。
上村、ギャップtoハバでバックサイドスミスグラインドを狙ったがミス。
[シングルトリック3本目]
※()内は合計得点
赤間、ハンドレールでフロントサイドフィーブルグラインドを決め6.5点(18.9)。
中山、ハンドレールでフロントサイドフィーブルグラインドを決め6.4点(26.6)。
織田、ハンドレールでバックサイドオーバーKグラインドを決め7.8点(28.5)。
吉沢、ハンドレールでキックフリップフロントサイドボードスライドを決め7.5点(28.7)。
上村、ギャップtoハバでバックサイドスミスグラインドを決め7.2点(19)。
[シングルトリック4本目]
赤間、ハンドレールでバーレーグラインドtoリバートを決め8.0点(26.9)。
中山、レッジでフロントサイドテールスライドビッグスピンアウトを狙ったがミス(26.6)。
織田、レールでバックサイドKグラインドノーリーフリップアウトを狙ったがミス(28.5)。
吉沢、ハンドレールでフロントサイドボードスライドショービットアウトを狙ったがミス(28.7)。
上村、バンプtoハンドレールでフロントサイドリップスライドを狙ったがミス(19)。
[シングルトリック5本目]
暫定3位赤間、バンプでフロントサイドビッグスピンヒールフリップを狙ったがミス(26.9)。
暫定4位中山、レッジでフロントサイドテールスライドビッグスピンアウトを決め7.2点(27.8)暫定3位に浮上。
暫定2位織田、レールでバックサイドKグラインドノーリーキックフリップアウトを決め7.8点(28.7)暫定首位に浮上。
暫定2位吉沢、ハンドレールでフロントサイドボードスライドショービットアウトを決め7.7点(28.7)暫定首位に。
暫定7位上村、4位内に入るには8点以上が必要な場面。
バンプtoハンドレールでフロントサイドリップスライドを決め7.8点(26.8)。
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これまでSLSを見ているファンなら予想通りとも言える、日本勢による上位争いの末、決勝進出を決めたのは吉沢恋、織田夢海、中山楓奈、赤間凛音となった。
今年のSLSパリ大会で優勝した上村葵は今大会、これまで乗っていたElementのデッキからApril Skateboardsのデッキに変え、最終戦ではどんな滑りを見せるのか注目が集まったが、残念ながら予選で敗退となった。
しかし最後は誰も攻めなかったセクションを見事攻略し、最高の笑顔を見せてくれた。
最終的に女子の決勝進出者は…。
赤間凛音、中山楓奈、織田夢海、吉沢恋の4人と、シード選手のクロエ・コベルとライッサ・レアウが決勝を争う。
【注目の堀米は/男子予選】
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男子の予選第1グループ。
リザーブで出場となるブラジルのルーカス・ラベロ、同じくブラジル勢のガブリエル・アグイラ、アメリカ勢のジェイク・イラーディとジュリアン・アリアルディ、ペルーのアンジェロ・カロ、日本から小野寺吟雲が出場。
[小野寺のライン1本目]
ギャップtoハバでキックフリップバックサイドテールスライド、クォーターパイプでキャバレリアルキックフリップ、レールでキックフリップバックサイドリップスライド、バンプtoギャップでバックサイドキックフリップ、バンクでスイッチヒールフリップ、ハバでバックサイドテールスライドビッグスピンアウト、ハンドレールでスイッチフロントサイド270ボードスライド、最後はクォーターで360キックフリップをフルメイク。
いきなりナインクラブとなる9.2点の滑りで一気にリードする。
2本目はミスがあったが、暫定首位でシングルトリックに進む。
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[小野寺のシングルトリック]
※()内は合計得点
1本目、ハンドレールでキックフリップ フロントサイドブラントスライドを決め8.5点(17.7)。
2本目、ハンドレールでフロントサイドブラントスライド バリアルキックフリップアウトを決め9.0点(26.7)。
3本目、ハンドレールでキックフリップ フロントサイドブラントスライド ビッグスピンアウトを狙ったがミス(26.7)。
4本目、ふたたびハンドレールで、キックフリップ フロントサイドブラントスライド ビッグスピンアウトを狙うがミス(26.7)。
5本目、ハンドレールで、キックフリップ フロントサイドブラントスライド ビッグスピンアウトを決め9.0点(35.7)。
小野寺が暫定首位でグループ1を終える。
暫定2位はアンジェロ・カロ。
シングルトリックで、360キックフリップ フロントサイドリップスライド(8.7点)、ビガースピンフリップ フロントサイドボードスライド(9.0点)、ビガースピンフリップ フロントサイドブラントスライド(9.3点)を決め、ラインと合わせ35.5点だった。
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男子の予選第2グループ。
ブラジルのカルロス・リベイロとフィリペ・モタ、アメリカのクリス・ジョスリン、カナダのコルダノ・ラッセル、日本から堀米雄斗と根附海龍が出場。
堀米のライン1本目。
ハンドレールでノーリーフロントサイド270ボードスライドを決めるが、クォーターパイプでハーフキャブブラント フロントサイド180アウトをミス。
根附のライン1本目。
中盤にミスがありフルメイクはできなかったが、そのあとのトリックは全て決めきり7.9点を獲得。
堀米のライン2本目。
ハンドレールでノーリーフロントサイド270ボードスライド、クォーターパイプでハーフキャブブラント フロントサイド180アウト、バンプで360キックフリップ、ダウンレールでフロントサイドスミスグラインド、レッジでバックサイドテールスライド、ハバでスイッチバックサイドテールスライド、最後はギャップtoハバでノーリーバックサイド180フェイキー50-50グラインドを決めるフルメイクの滑りで8.3点を獲得。
根附のライン2本目。
ハンドレールでバックサイドノーズブラントスライド、クォーターパイプでキャバレリアルヒールフリップ、バンプでバックサイドビッグスピンフリップ。
バンクでショービットをしてデッキのスタンスを整えると、レッジでバックサイドKグラインド ノーリーフリップアウト、ハバでヒールフリップ フロントサイドノーズスライド、ハンドレールでヒールフリップ バックサイドリップスライド、最後はバンプでノーリーインワードヒールフリップ バックサイド180を決めて9.1点を獲得。
[シングルトリック1本目]
※()内は合計得点
堀米、ハンドレールでノーリーフロントサイド180 ノーズグラインドを狙うがミス。
根附、ハンドレールでヒールフリップ フロントサイドブラントスライドを狙ったがミス。
[シングルトリック2本目]
堀米、ハンドレールでノーリーフロントサイド180 ノーズグラインドを狙うがミス(8.3)。
根附、ハンドレールでヒールフリップ フロントサイドブラントスライドを決め8.8点(17.9)。
[シングルトリック3本目]
堀米、ハンドレールでノーリーフロントサイド180 ノーズグラインドを決め8.9(17.2)。
根附、ハンドレールでノーリーインワードヒールフリップ フロントサイドボードスライドを狙うがミス(17.9)。
[シングルトリック4本目]
堀米、ギャップtoレッジでノーリーバックサイド270ノーズスライドを狙ったがミス(17.2)。
根附、ハンドレールでノーリーインワードヒールフリップ フロントサイドボードスライドを決め9.2(27.1)。
[シングルトリック5本目]
堀米、ふたたびギャップtoレッジでノーリーバックサイド270ノーズスライドを狙ったがミス(17.2)。
根附、ステアでバックサイドレイトビッグスピンを決め8.9(36.0)。
根附が小野寺を抜いて暫定首位に立ち、グループ3を待つ展開に。
堀米は残念ながらシングルトリックを揃えることができず、この時点で予選敗退が確定した。
個人的にはクリス・ジョスリンが2本目に14段のステアで決めた、ハードフリップ バックサイド180(9.1点)があまりにも完璧で、ハンマートリックの限界を更新し続ける姿は衝撃的だった。
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男子の予選第3グループ。
アメリカのブレイデン・ホーバン、コロンビアのジャンカルロス・ゴンザレス、ブラジルのフェリペ・グスタボ、ポルトガルのグスタボ・リベイロ、フランスのヴィンセント・ミルー、日本から白井空良が出場。
[白井のライン1本目]
途中までノーミスの滑りを見せるものの、最後バックサイドシュガーケーングラインドをミスしてしまい、得点は7.8点。
[白井のライン2本目]
ダウンレールでバックサイドスミスグラインド、レッジでバックサイドテールスライド フロントサイド270ショービットアウト、バンプで360キックフリップ、ハンドレールでキャバレリアル バックサイドリップスライド、バンプでフェイキーフロントサイドビッグスピン、レールでアーリーウープ フロントサイド270ボードスライド、ハンドレールでバックサイドシュガーケーングラインドをフルメイク。
得点8.9点を獲得してシングルトリックに臨む。
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[白井のシングルトリック]
※()内は合計得点
1本目、ハンドレールでキャバレリアル バックサイドテールスライド ビッグスピンアウトを決め9.5点(18.4)。
2本目、ハンドレールでアーリーウープ バックサイド180スイッチフロントサイドKグラインドを決め9.3点(27.7)。
暫定6位で迎えた3本目、ギャップtoハバでアーリーウープ フロントサイド180フェイキー5-0グラインド(通称ソラグラインド)をミス(27.7)。
暫定6位で迎えた4本目、ふたたびギャップtoハバでアーリーウープ フロントサイド180フェイキー5-0グラインド(通称ソラグラインド)を決め8.8点(36.5)暫定首位に立ち、この時点で予選通過を決定させる。
5本目は、キャバレリアルキックフリップ バックサイドリップスライドを狙ったが失敗(36.5)。
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最終的に男子の決勝進出者は…。
アンジェロ・カロ、小野寺吟雲、根附海龍、白井空良の4人と、シード選手のジオバンニ・ビアンナとナイジャ・ヒューストンとなった。
【前人未到の偉業/女子決勝】
SLS2025スーパークラウン決勝の映像
(https://www.youtube.com/live/1U9jL3lNVt8?si=d2fN_VdmoxgubdlV) ※この部分に上記YouTubeの埋め込みをお願いします
女子決勝は予選を勝ち抜いた、赤間凛音、中山楓奈、織田夢海、吉沢恋の日本勢4人と、シード選手のオーストラリアのクロエ・コベルとブラジルのライッサ・レアウで争われた。
日本勢では2018年度のスーパークラウン(開催は2019年1月)で西村碧莉が優勝して以来、いまだ優勝者は出ていない。
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【ライン1本目】
第1滑走者の赤間。
ファーストトリックのバックサイドスミスグラインドをミスしてしまい、得点は4.2点。
第2滑走者の中山。
ハンドレールでバックサイドリップスライドを決めるが、続くレールでのフロントサイドブラントスライドショービットアウトを失敗。
その後はレッジでフロントサイドテールスライド、ユーロギャップでバックサイドヒールフリップをメイク。
最後はギャップtoハバでバックサイドKグラインドをミスしてしまい、得点は2.5点。
第3滑走者の織田。
ハンドレールでバックサイドリップスライド、レールでフロントサイドブラントスライド、レッジでフロントサイドスミスグラインド、ユーロギャップでキックフリップ、ハンドレールでキックフリップ フロントサイドボードスライドを決めるが、最後にハバでフロントサイド5-0グラインドをミス。得点は6.9点。
第4滑走者の吉沢。
ハンドレールでバックサイドスミスグラインド、ハバでバックサイドノーズスライド270ショービットアウトを決めるが、ロングレールでビッグスピン フロントサイドボードスライドをミス。得点は2.7点。
第5滑走者のクロエ。
メインステアでキックフリップ、アップレールでフロントサイドノーズグラインド、レッジでバックサイドテールスライド、レッジでバックサイドKグラインド バンクイン。
レールでフロントサイドブラントスライド フェイキーアウト、ハンドレールでフロントサイドフィーブルグラインド、バンプtoダウンレールでバックサイドスミスグラインドをフルメイク。コース全体を使った素晴らしい滑りで8.2点を獲得する。
第6滑走者のライッサ。
ハンドレールでフロントサイドブラントスライド、ユーロギャップで360キックフリップ、レッジでバックサイドテールスライド、レールでヒールフリップ フロントサイドボードスライド、ハンドレールでバックサイドスミスグラインド、バンプtoダウンレールでフロントサイドノーズブラントスライドをフルメイク。
難易度の高い技を詰め込んだ滑りで8.3点を獲得し、暫定首位で1本目のラインを終える。
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【ライン2本目】
第1滑走者の赤間。
ハンドレールでバックサイドスミスグラインドを決めるが、着地後すぐバンクにトラックが引っかかってしまい不運なロス。気持ちが乗らなかったのかここで試技を止め、得点は0.2点。
第2滑走者の中山。
ハンドレールでバックサイドリップスライド、レールでフロントサイドノーズブラントスライド、レッジでフロントサイドテールスライド、ユーロギャップでのバックサイドヒールフリップは着地で両手をついてしまう。
その後はギャップtoハバでバックサイドKグラインドを決めるが、ラストのバンプtoバンプでバックサイドヒールフリップのリベンジに失敗し、得点は3.0点。
第3滑走者の織田。
1本目にミスがあったラストトリック、ハバでのフロントサイド5-0グラインドを決めるフルメイクの滑りで7.4点を獲得。
第4滑走者の吉沢。
ハンドレールでバックサイドスミスグラインドを決めるが、続くハバでのバックサイドノーズスライド270ショービットアウトをミス。
その後はロングレールでビッグスピンフロントサイドボードスライドを決めるが、レールでのビッグスピン フロントサイドブラントスライドはミスしてしまい、得点は2.4点。
第5滑走者のクロエ。
最初のステアでキックフリップをミスしてしまい、得点は伸ばせず。
第6滑走者のライッサ。
ハンドレールでキックフリップ フロントサイドボードスライド、ユーロギャップで360キックフリップ、レッジでバックサイドテールスライド ショービットアウトを決め、トリックの難易度を上げるが、続くレールでのヒールフリップ フロントサイドボードスライドをミスしてしまい、得点は伸ばせず。
ラインセクション終了時点で、首位はライッサ(8.3点)、2位クロエ(8.2点)、3位が織田(7.4点)、4位が赤間(4.2点)、5位が中山(3.0点)、6位に吉沢(2.7点)の順でシングルトリックへ進む。
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【シングルトリック1本目】
※()内は合計得点
ここで滑走順が変わり、ラインセクションで順位が低かった選手からとなる。
吉沢、ハンドレールでキックフリップフロントサイドボードスライドを決め7.6点(10.3)。
中山、ギャップtoハバでフロントサイドKグラインドを決め7.5点(10.5)。
赤間、ハンドレールでバーレーグラインド リバートを狙ったがトラックがはまらず0点(4.2)。
織田、ハンドレールでバックサイドオーバーKグラインドを決め7.8点(15.2)。
クロエ、ステアでフロントサイドキックフリップをミス(8.2)。
ライッサ、ハンドレールでバックサイドテールスライドを決め7.5点(15.8)。
【シングルトリック2本目】
暫定4位の吉沢
ハンドレールでビッグスピンフロントサイドボードスライド ショービットアウトを狙ったが失敗(10.3)。
暫定3位の中山
レッジでフロントサイドテールスライド ヒールフリップアウトを狙ったがミス(10.5)。
暫定6位の赤間
ハンドレールでバーレーグラインド リバートを決め8.0点(12.2)暫定3位に。
暫定2位の織田
ハンドレールでキックフリップ フロントサイドフィーブルグラインドを狙ったが失敗(15.2)。
暫定6位のクロエ
ふたたびステアでフロントサイドキックフリップを失敗、2本続けてミスしたことにより後がなくなる(8.2)。
暫定首位のライッサ
ハンドレールでキックフリップ バックサイドリップスライドをミス(15.8)。
【シングルトリック3本目】
暫定5位の吉沢
ふたたびハンドレールで、ビッグスピンフロントサイドボードスライド ショービットアウトを狙うが、着地で惜しくも失敗(10.3)。
暫定4位の中山
ふたたびレッジで、フロントサイドテールスライド ヒールフリップアウトを狙ったがミス(10.5)。
暫定3位の赤間
ハンドレールで、バックサイドハリケーングラインドを決め8.1点(20.3)暫定首位に。
暫定3位の織田
ハンドレールでキックフリップ フロントサイドフィーブルグラインドを決め9.0点(24.2)暫定首位に。
暫定6位のクロエ
ステアで、フロントサイドキックフリップを決め8.8点(17.0)暫定3位に。
暫定4位のライッサ
ハンドレールで、キックフリップ バックサイドリップスライドを決め8.7点(24.5)ふたたび暫定首位に立つ。
【シングルトリック4本目】
暫定6位の吉沢
ハンドレールで、ビッグスピン フロントサイドボードスライド ショービットアウトを狙うが失敗(10.3)。
暫定5位の中山
ギャップtoハバで、フロントサイドテールスライドを狙ったがミス(10.5)。
暫定3位の赤間
ハンドレールで、バックサイドリップスライドを決め6.1点(26.4)暫定首位に。
暫定3位の織田
ハンドレールで、キックフリップ バックサイドスミスグラインドを狙うがミス(24.2)。
暫定4位のクロエ
バンプtoハンドレールで、フロントサイドフィーブルグラインドを決め8.3点(25.3)暫定2位に。
暫定3位のライッサ、どんなトリックでも決まれば首位に立てる場面。
バンプtoハンドレールで、バックサイドリップスライドを決め8.1点(32.6)を獲得し、この時点で高得点を4本揃え、暫定首位に立つ。
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【シングルトリック5本目】
※ここでふたたび滑走順が変わり、順位が低い選手からとなる。
暫定6位の吉沢
ハンドレールで、ビッグスピンフリップ フロントサイドボードスライドを狙ったが、着地で失敗(10.3)。
暫定5位の中山
ギャップtoハバで、フロントサイドテールスライド ビッグスピンアウトを狙ったがミス(10.5)。
暫定4位の織田、首位に立つには8.5点が必要な場面。
ふたたびハンドレールで、キックフリップ バックサイドスミスグラインドを狙ったが惜しくも着地でミス(24.2)、決まれば9点台も狙えたトリックだった。
この時点で上位3人の表彰台は決定。
暫定3位のクロエ、首位に立つには7.4点が必要な場面。
ステアで、ヒールフリップを狙うがこちらも着地で失敗(25.3)得点を4本揃えることができずに終わる。
2位が確定の赤間、この時点で10点以上を出しても首位には0.4点届かないためライッサの優勝が決まる。
ギャップtoハバで、フロントサイド180フェイキーノーズグラインドを狙ったが失敗(26.4)。
優勝確定のライッサ
涙のウィニングランは、ステアで360キックフリップをミス(32.6)。
最終的には、年に一度のスーパークラウンという大舞台でプレッシャーに打ち勝ち、4本高得点を揃えられた選手はライッサのみだった。
前人未到となる4連覇の重圧を力に変えたライッサが、SLSの歴史に新たな1ページを加えた。
【新時代の幕開け/男子決勝】
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男子決勝は、予選を勝ち抜いたペルーのアンジェロ・カロ、小野寺吟雲、根附海龍、白井空良と、シード選手のブラジルのジオバンニ・ビアンナ、アメリカのナイジャ・ヒューストンで争われた。
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【ライン1本目】
第1滑走者のアンジェロ。
ファーストトリックで、ハンドレールでのノーリーバックサイド270リップスライドをミス。
その後はアップレールで、ビッグスピンフロントサイドブラントスライド、ロングレールでフロントサイドスミスグラインド、レッジでバックサイド180フェイキーノーズグラインド スイッチフロントサイド180アウト、レッジでスイッチフロントサイドテールスライド、バンプtoハンドレールで360キックフリップ フロントサイドリップスライド、クォーターパイプで360キックフリップを決め7.1点を獲得。
第2滑走者の小野寺。
ギャップtoハバでキックフリップバックサイドテールスライド フェイキー、クォーターパイプでキャバレリアルキックフリップ、レールでキックフリップバックサイドリップスライド、バンプtoギャップでバックサイドキックフリップ、クォーターパイプでスイッチヒールフリップ、ハバでバックサイドテールスライド ビッグスピンアウト、ハンドレールでキックフリップ フロントサイドブラントスライド、クォーターパイプでフロントサイドキックフリップをフルメイク。
全トリックで回し技を入れる驚異のラインで、9.3点を獲得。
第3滑走者の根附。
ファーストトリックにハンドレールでのバックサイドノーズブラントスライドをミス。
その後はユーロギャップでバックサイドビッグスピンフリップ、レッジでバックサイドKグラインド ノーリーフリップアウト、ハバでヒールフリップ フロントサイドノーズスライドを決め3.8点。
第4滑走者の白井。
ロングレールでバックサイドスミスグラインド、レッジでバックサイドテールスライド フロントサイド270ショービットアウト、ユーロギャップで360キックフリップ、ハンドレールでキャバレリアル バックサイドリップスライド、バンプtoバンプでフェイキーフロントサイドビッグスピン、レールでアーリーウープ フロントサイド270ボードスライド、最後はギャップtoハバで、アーリーウープ フロントサイド180 フェイキー5-0グラインド(通称ソラグラインド)をフルメイク。
白井ならではとなる、アーリーウープからのトリックを中心としたトリック構成で9.1点を獲得する。
第5滑走者のジオバンニ。
ロングレールでバックサイドブラントスライド、レッジでノーリーフロントサイドノーズスライド、ハバでフロントサイドハーフキャブ バックサイド5-0グラインド、ギャップtoハバでフェイキーテールスライド、レッジでバックサイドスミスグラインドまでをノーミスで滑るが、レールでのヒールフリップ フロントサイドボードスライドをミス。
最後はキャバレリアル フロントサイドボードスライドを決め、7.5点。
第6滑走者のナイジャ。
ハンドレールでハーフキャブ バックサイドKグラインド、バンプtoバンプでノーリーヒールフリップ、レッジでフロントサイドノーズグラインド バンクイン、レールでキックフリップ バックサイドリップスライド、ギャップtoハバでスイッチバックサイドKグラインド、クォーターパイプでキックフリップバックサイドディザスター、ユーロギャップでノーリーバックサイドキックフリップをなんとか決めきると、ハンドレールでノーリーヒールフリップ バックサイドリップスライドを決め、最後はバンプtoダウンレールでフロントサイドノーズブラントスライドをフルメイク。
メインスタンス、フェイキースタンス、ノーリースタンス、スイッチスタンス全てのスタンスを使った、多彩なトリックバリエーションで9.2点を獲得。
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【ライン2本目】
第1滑走者のアンジェロ。
ハンドレールでノーリーバックサイド270リップスライド、クォーターパイプでフロントサイドブラント、アップレールでビッグスピンフロントサイドブラントスライド フェイキー、ロングレールでフロントサイドスミスグラインド、レッジでバックサイド180フェイキーノーズグラインド スイッチフロントサイド180アウト、レッジでスイッチフロントサイドテールスライドを決めるが、バンプtoハンドレールで360キックフリップ フロントサイドリップスライドをミスしてしまい6.3点。
第2滑走者の小野寺。
1本目のトリック構成に加え、ラストトリックをクォーターパイプでのバックサイド360キックフリップにトリック難易度を上げてフルメイク。
1本目を上回る9.4点を獲得し、後続を突き放す。
第3滑走者の根附。
ハンドレールでバックサイドノーズブラントスライド、クォーターパイプでキャバレリアルヒールフリップ、ユーロギャップでバックサイドビッグスピンフリップ、レッジでバックサイドKグラインド ノーリーフリップアウト、ハバでヒールフリップ フロントサイドノーズスライド、ハンドレールでヒールフリップ バックサイドリップスライド、バンプtoバンプでノーリーインワードヒールフリップ バックサイド180、最後もレールでのトリックを決めて(映像で確認できず)フルメイク。
根附ならではとなる、ヒールフリップを中心としたトリック構成で9.1点を獲得する。
第4滑走者の白井。
終盤に1本目より難易度を上げ、レールでアーリーウープ バックサイド270ボードスライドを狙うが残念ながら失敗。
驚異的な難易度のトリックで、決まっていたら確実にスコアを上げられる技だった。
第5滑走者のジオバンニ。
ロングレールでバックサイドブラントスライド、レッジでノーリーフロントサイドノーズスライド、ハバでフロントサイドハーフキャブ バックサイド5-0グラインド、ギャップtoハバでフェイキーテールスライド、レッジでバックサイドスミスグラインド バンクインをメイク。
その後は1本目にミスのあった、レールでのヒール フリップフロントサイドボードスライドを決めるが、最後のキャバレリアル フロントサイドノーズスライドをミスしてしまい7.1点。
第6滑走者のナイジャ。
後半にトリック難易度を上げ、ユーロギャップでキャバレリアルキックフリップを狙ったがミス。
ラインセクション終了時点で、首位は小野寺(9.4点)、2位ナイジャ(9.2点)、3位が同率で白井(9.1点)根附(9.1点)、5位がジオバンニ(7.5点)、6位がアンジェロ(7.1点)の順でシングルトリックへ進む。
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【シングルトリック1本目】
※()内は合計得点
ここで滑走順が変わり、ラインセクションで順位が低かった選手からとなる。
アンジェロ、バンプtoハンドレールでビガースピンフリップ フロントサイドボードスライドをミス(7.1)。
ジオバンニ、ハンドレールでキャバレリアル フロントサイドノーズスライドを狙うがミス(7.5)。
白井、ハンドレールでキャバレリアル バックサイドテールスライド ビッグスピンアウトを決め9.5点!(18.6)。
根附、ハンドレールでノーリーインワードヒールフリップ フロントサイドボードスライドを決め9.2点(18.3)。
ナイジャ、ギャップtoハバでスイッチヒールフリップ バックサイドKグラインドをミス(9.2)。
小野寺、ギャップtoハンドレールでフロントサイドブラントスライド ビッグスピンフリップアウトを狙ったがミス(9.4)。
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【シングルトリック2本目】
暫定6位のアンジェロ
バンプtoハンドレールで、ビガースピンフリップ フロントサイドボードスライドを決め9.0点(16.1)。
暫定6位のジオバンニ
ハンドレールで、キャバレリアル フロントサイドノーズスライドを決め8.8点(16.3)暫定3位に。
暫定首位の白井
ハンドレールで、アーリーウープからバックサイド180スイッチフロントサイドKグラインドを狙うがミス(18.6)。
暫定2位の根附
ハンドレールで、ヒールフリップ バックサイドノーズブラントスライドを狙ったがミス(18.3)。
暫定6位のナイジャ
ギャップtoハバで、スイッチヒールフリップ バックサイドKグラインドを決め9.2点(18.4)暫定2位に。
暫定6位の小野寺
ギャップtoハンドレールで、フロントサイドブラントスライド ビッグスピンフリップアウトを決め9.4点(18.8)暫定首位に。
【シングルトリック3本目】
暫定6位のアンジェロ
ハンドレールで、ビガースピンフリップ フロントサイドブラントスライドを狙うが着地でミス(16.1)。
暫定5位のジオバンニ
ハンドレールで、キャバレリアル フロントサイドブラントスライドを狙うがミス(16.3)。
暫定2位の白井
ハンドレールで、アーリーウープからバックサイド180スイッチフロントサイドKグラインドを着地でブレたが、最後まで乗りきって9.0点(27.6)暫定首位に。
暫定4位の根附
ふたたびハンドレールで、ヒールフリップ バックサイドノーズブラントスライドを狙うがミス(18.3)。
暫定3位のナイジャ
ハンドレールで、ノーリーヒールフリップ フロントサイドノーズブラントスライドをミス(18.4)。
暫定2位の小野寺
ハンドレールで、スイッチフロントサイド270 フロントサイドブラントスライドを決めるが着地で手をつき、減点されて7.8点(26.6)順位は変わらず。
【シングルトリック4本目】
暫定6位のアンジェロ
ハンドレールで、ビガースピンフリップ フロントサイドブラントスライド フェイキーアウトを決め9.3点(25.4)暫定3位に。
暫定6位のジオバンニ
ふたたびハンドレールで、キャバレリアル フロントサイドブラントスライドを狙うが着地で失敗(16.3)。
暫定首位の白井
ハンドレールで、キャバレリアルキックフリップ バックサイドリップスライドを狙うがミス(27.6)。
暫定5位の根附
ここもハンドレールで、ヒールフリップ バックサイドノーズブラントスライドに挑んだが惜しくも着地で失敗(18.3)。
暫定4位のナイジャ
ハンドレールで、ノーリーヒールフリップ フロントサイドノーズブラントスライドを決め9.1点(27.5)暫定2位につける。
暫定3位の小野寺
ギャップtoハバで、バックサイドテールスライド ビッグスピンフリップアウトを決め9.1点(35.7)暫定首位に立つ。
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【シングルトリック5本目】
※ここでふたたび滑走順が変わり、順位が低い選手からとなる。
暫定6位のジオバンニ
ギャップtoハバで、キャバレリアル フェイキーノーズグラインドを狙ったが失敗(16.3)。
暫定5位の根附、2位につけるには9.4点が必要な場面。
最後もハンドレールで、ヒールフリップ バックサイドノーズブラントスライドに挑んだが決めきれなかった(18.3)。
暫定4位のアンジェロ、2位につけるには2.3点が必要な場面。
ギャップtoハンドレールで、360キックフリップ フロントサイドノーズグラインドかノーズブラントを狙ったがミス(25.4)。
この時点で白井、小野寺のスーパークラウン初の表彰台が確定する。
暫定3位のナイジャ、トップに立つには8.3点が必要な場面。
ギャップtoハバで、フェイキーキックフリップ 5-0グラインドを狙ったがミス(27.5)。
暫定2位の白井、トップに立つには8.2点が必要なプレッシャーのかかる場面。
ハンドレールで、ノーリービッグスピン バックサイドテールスライドを決め9.0点(36.6)暫定首位に立つ。
暫定2位の小野寺、優勝には8.8点が必要な場面。
ハンドレールで、キックフリップ フロントサイドブラントスライド ビッグスピンアウトを決め9.4点(37.3)。
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SLS初年度にナイジャが15歳でスーパークラウンを獲得した時の年齢と並ぶ日本の15歳、SLSルーキーの小野寺吟雲が、男子ストリートリーグ史上9人目となるスーパークラウン王者に輝き、スケートボードの歴史に新たな時代の幕開けを告げた。
【SLSスーパークラウン2025放送後記】

FODプレミアム日本語解説男女決勝の見逃し配信はこちらから
https://fod.fujitv.co.jp/title/80x9/80x9110003/
https://fod.fujitv.co.jp/title/80x9/80x9110004/
今シーズンのSLS最終戦も私、僭越ながらフジテレビの動画配信サービスFODにて進行・実況を仰せつかりまして、ドキドキ&カミカミの生配信でお送りさせていただきました。
今大会の印象は、一言で言えば「スケートボード新時代の幕開け」。
これまでも堀米雄斗のSLS初優勝や西村碧莉のスーパークラウン初制覇、スケートボードがオリンピック競技になった時など「新時代の幕開け」と表現するにふさわしい瞬間は多々ありました。
そういった数々の「幕開け」に勝るとも劣らないほどに、改めてこれまでのスケーターが持っていた概念が破られ、時代が変わったということを感じた、小野寺選手のスーパークラウンでの快挙でした。
今回の日本語解説放送は12月22日(月曜)の深夜24時45分から、フジテレビの地上波で決勝の模様が放送される予定(関東ローカル)ということなので、ふたたび皆さんと一緒に歴史が変わる瞬間を楽しめたらと思います。
【SLSスーパークラウン2025男子リザルト】
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1位 小野寺 吟雲(日本)–37.3
2位 白井 空良(日本)–36.6
3位 ナイジャ・ヒューストン(アメリカ)–27.5
4位 アンジェロ・カロ(ペルー)–25.4
5位 根附 海龍(日本)–18.3
6位 ジオバンニ・ビアンナ(ブラジル)-16.3
【SLSスーパークラウン2025女子リザルト】
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1位 ライッサ・レアウ(ブラジル)–32.6
2位 赤間 凛音(日本)–26.4
3位 クロエ・コベル(オーストラリア)–25.3
4位 織田 夢海(日本)–24.2
5位 中山 楓奈(日本)-10.5
6位 吉沢 恋(日本)–10.3
文 小嶋勝美
スケートボード放送作家のスケーター







