横浜 里山ガーデンの丘が一面、花の楽園に―――。よこはま動物園ズーラシアの先にある里山ガーデンで、5月6日まで「ガーデンネックレス2018」が開催中。
ゆるやかな丘陵地帯に、市内最大級の大花壇が出現し、初日の3月24日や25日は花好きな来場者たちで大混雑。25日には、NHK Eテレ「趣味の園芸」に出演する“園芸王子”こと三上真史さんが登壇した。
ガーデンコーディネーターの資格も持つ三上さんは、横浜市の小学生たちといっしょにオリジナルガーデンづくりにトライ。「花育」の先生として、花の知識や植え方などを子どもたちに伝授した。
僕たちも花も同じ、厳しいときこそがんばれる
横浜市内最大級、約1万平方メートルの大花壇と、三上さんがデザインしたウェルカムガーデンが織りなす、ことしの「ガーデンネックレス2018」(里山ガーデンフェスタ)。
三上さんは、「みんなすごい。教えなくても自分たちで花壇をつくれちゃってる」「みんなもうプロだな」と子どもたちの自主的な動きにびっくり。土を触りながら、子どもたちにこんな言葉を投げかけていた。
「同系色を並べて、間に白や黒のシックな色の花を添えると、落ち着くんだよ」
「花の向きを見ながら、土に植えていこうね」
「背の高い花の間に、背の低い花を入れてみると、花壇にリズムが生まれて、リズミカルな風景ができるよ」
「あとは絵を描くのといっしょ。踊ってるような動きをつけてみよう」
また、「根っこが長い」という子どもに、「よく気づいたね」と三上さん。
「根っこも土が乾いてるときに伸びるんだよ。僕たちも花も同じ、厳しいときこそがんばれるってこと」
里山ガーデンフェスタはこれからが盛り上がる
三上さんの花育イベントでスタートした「ガーデンネックレス2018」(里山ガーデンフェスタ)。3月31日には、正面入口広場「ウェルカムガーデン」で、三上真史さんや大橋直美アドバイザーによるトークショー&ガーデンツアーを開催。
午前の部(10時半~)、午後の部(13時半~)とも、各回先着30人の参加者を募り、トークショーのあとに、大花壇を中心にガーデンツアーを実施。園芸王子といっしょに記念撮影もできる時間もあるから、チェックしてみて。