ワーキングママを中心にミールキットというものが重宝されているのをご存知でしょうか。あらかじめ適量分の食材がカットされているもので、あとはフライパンにそれを放り込めばすぐに食事が完成するというものです。
調理の時短に
私もミールキットを何度か利用したことがあります。炒め物のキットを使った時は、本当に便利でした。何しろすでにカットされているキャベツや肉などが届くので、材料を洗ったり切ったりという下準備が不要。フライパンで炒めるだけだったので10分足らずで一品完成してしまったのです。
とても便利ではあるのですが、難点があるとしたら、種類が少ないこと。「今日はポトフを食べたいな」という時にポトフの材料を注文するということはできません。業者が用意した数種類のメニューの中から食べたいものを選択する感じなので、飽きがくる人もいるかもしれません。
業者もメニューも増加傾向
キットの価格は、カット代なども入っているのか、普通に野菜を買うときよりは高めですが、外食するよりは安めです。忙しくても料理は自分で作りたいというヘルシー志向の人が増えているのか、最近は宅配業者もメニューの数も増えてきました。あまり知られていませんが、セブンイレブンでもセブンミールというキットを販売していて店舗で受け取ることもできるのです。
『ESSE』2019年5月号では、ミールキット特集。働くママたちの声も載っています。すぐに食事が完成するという声が多数で、そのなかに「仕事をしながらメニューを考えるのは大変なので、レシピが送られてくるのは助かる」という声が。確かに何も考えずに届いた材料で調理できるので、脳を疲れさせずに済むのでしょう。
自作ミールキットも
さらに、誌面ではミールキットを自分で作る方法もレクチャーされていました。よく作る料理の食材をカットしてキッチンパックに入れ、冷凍するのですが、玉ねぎは玉ねぎだけ、と食材ごとに小分けしておけば、いろいろな料理にも応用できて便利そうです。
週末に一気に作業して冷凍しておき、平日はまな板と包丁いらずの、ただ炒めるだけの料理を作るという方法は良さそうです。かなかスーパーにも出かけられない今、ミールキットを業者から宅配してもらうのも、助かりそう。料理が苦手な人も、ミールキットには作りかたも丁寧に書かれているので、簡単に料理ができるはず。まずは炒めものからチャレンジしてみることをおすすめします。