イケメン達のインスタ投稿が変化しつつある!

2022/01/03
内藤 みか

以前よりイケメンを特集記事で紹介してきた『anan』ですが、このたび「見た目だけの勝負は卒業」という言葉が目に飛び込んでくる記事を出しました。最近の男子は、どのようなことを考えて暮らしているのでしょう。

インスタの投稿数が激減

コロナ禍に見舞われてからのイケメンは、あまり元気がありません。多くのイケメンが、今までよりもインスタの投稿数がかなり減っている印象なのです。彼らが今まで投稿してきた画像は、流行のスポットでの記念写真や、カフェでの可愛いスイーツ、それからテーマパークで頭にキャラクターのカチューシャを付けた姿、イルミネーション、そして池園たちが数人集まっての飲み会などです。

それらのほとんどが今、投稿しづらい状況にあります。集団で集まることはまだおおっぴらにはできないし、カフェでも無言でササッと食し、空腹を満たすことができれば、それ以上はあまり長居しないでいようと考えている人がまだ多いのです。そんなわけで、インスタに投稿するネタがない、とぼやくイケメンも大勢いるのです。

飽和状態のイケメン

今まで何度となくイケメンを特集してきた女性誌『anan』ですが、2021年11月3日号の『いまどき男子実況中継2021』という記事では、なんと「見た目だけの勝負は卒業」という項目があります。「新しい価値観、生き方で(略)脚光を浴びている」とあるのです。

今や地球環境は待ったなしのような状態です。鏡ばかり見て、自分が楽しんでいる画像ばかりあげていると「世界や社会のために何もしてくれてない」と思われてしまいます。もはやただイケメンなだけではそれほどモテないのです。イケメンの数は日を追うごと増えているので、もはやルックスが良いだけではなかなか目立てないのです。

自分ごとだけではない発信

記事では、インフルエンサーのさらなる上級形も紹介されました。KOL(キーオピニオン)です。インフルエンサーは自分の画像ばかりをアップする一種のファッションリーダーのようなスタイルから、KOLと呼ばれる、良い情報を皆とどんどんシェアしていくスタイルに緩やかに変化しつつあるように感じます。

TikTokでも、小説や映画など、良いものを紹介しているアカウントは人気です。今後は、さらに広く皆が繋がっていく流れになりそう。動画であれ画像であれ、ブレずに自分らしく発信していく人が評価されるようになるだろうと予測しています。

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内藤 みか
この記事を書いた人

内藤 みか

作家/脚本家/イケメン評論家。著書80冊以上。ケータイ小説時代から電子書籍の自著も多数。脚本担当のラジオドラマ『婚活バスは、ふるさとへ』(YBS)が文化庁芸術祭優秀賞&日本民間放送連盟賞優秀賞。 ツイッター https://twitter.com/micanaitoh ブログ https://plaza.rakuten.co.jp/micanaitoh/

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