今しか食べられない!北陸の秘宝“香箱ガニ”をお得に手に入れる方法

2015/12/31
放送作家 石原ヒサトシ

冬の金沢で、観光客に人気急上昇中の逸品があります。

それは地元民が愛してやまない“香箱(こうばこ)ガニ”。

前回のマガジンサミットでは、その美味しさと地元秘伝の食べ方をレポートしました。

 

さて今回は、いかにして香箱ガニを手に入れるか?地元民だけが知る“お得な買い方”をこっそりレポートします!

金沢の秘宝、香箱ガニとは?

その前に、香箱ガニの予備知識を。

香箱ガニはズワイガニのメスのこと。産卵するメスは自然保護のため年内で漁が終了します。年が明けると、食べることも手に入れることも徐々に難しくなります。

 

2015年はシケ続きで、しかも急に認知度が高まったため品薄で、例年より値段が2~3割高め。

特に石川の地物は他県ではなかなか手に入らないので、とても希少になります。

香箱ガニを“出来る限り”安くゲットするコツ

香箱ガニをゲットする場所は、そう!観光地としてガイドブックに必ず載っている金沢の台所『近江町市場』です。

 

香箱ガニも大きいと当然値段が高く、ビッグサイズで2~3万円。

やや大きくて1万円前後になります。

売れ筋は、漁の獲れ具合で多少変動しますが1000~3000円程で、小物は700円前後です。

カニ
ずらりと並ぶお宝、オスの加能ガニとメスの香箱ガニ。
大きさによって値段が違います。また県外産もありますがこれも結構お得です。
中には、その場でさばいて食べさせてくれるお店もあります。

■狙い目の時間

近江町市場はAM9時頃から開店し、PM5時頃には閉店します。

時間の狙い目はPM1:00以降。そして3:00以降。

 

お店側としては売り切ってしまいたいので、値段を安くしたり、まとめ買い、抱き合わせで安くしたりします。スーパーの夕方の割引品と同じですね。

 

ただし!今年は特に品薄なので、あまり値段を下げてくれないお店も多いですし、どのお店も同じように見えるので、どれがお得かすぐには判断がつきにくい……そこで更に安く買うポイントです!

■ザル盛の香箱ガニを探す!

小さめの香箱ガニがザルに盛られ3~5匹位であったら値段をチェック!

それが1000円~3000円までなら即買ってもいいです。

■折れは即買い!

ザル盛りであろうがなかろうが足が折れたカニは通常より2,3割安く、しかもそれ以上値段は下がりません。

味は変わらないのでお買い得です!

カニ
ずちなみに私が取材として行った時、この4匹で1800円でした
やや小ぶりですが、これでもかなりお得な買い物!

ちょっとしたコツ①「抱き合わせ」

数匹一緒に売られていなくても、小ぶりのものを「3匹買うからちょっとおまけして!」とお願いすると、安くしてくれるか別の魚などを付けてくれるかもしれません。

ちょっとしたコツ②「地物にこだわらない」

実は近江町市場には石川の地物だけでなく、兵庫や島根などの山陰から獲れたカニも入ってきます。県外物は地物よりやや安いので、産地にこだわらず値段の安いものを選ぶのも得策です。味はほとんど変わりません。

 

さらに、石川の香箱ガニ漁は年内で禁止ですが、島根などは1月上旬まで漁が続きます。年が明けたからといって絶対手入らないわけではありません。

もちろん、市場なので他で買うより安いはずです。

ちょっとしたコツ③「値が張るモノは夕方」

知人のお土産に、帰って自分で食べるのに、小さいよりも大きい方が食べ応えがある…という方もいるはず。

じゃあ奮発しましょう!値段が高くても良いなら、さらにお得に買えるかも!?

 

夕方になると、値段の高いカニは数千円安くなるものがあります。

大きな香箱ガニは希少ですが、お店の人とお値段を相談してみるといいでしょう。

ちなみに近江町市場では宅急便での配送も行っています。

カニ
“只今より”と書いてあるのは安くなった値段です。
お値段は張りますが、基本的にかなりお買い得だと思って間違いありません。

香箱ガニ 安くゲットするには? 番外編

金沢市内のスーパーを覗いてみてください

意外や意外、香箱ガニが見つかるかもしれません。

カニ
地元スーパーチェーン店では、大量買して時々特売で出すこともあります。
ちなみに1匹680円は、お手頃価格です。

香箱ガニを、金沢のお店で食べたい!

居酒屋さんでは安くても一匹1500円以上。ちょっとした料理屋さんだと蟹コースで軽く1万円以上します。回転寿司屋さんによっては600円ほどで食べられることがあります。

変わったところでは“おでん屋さん”

石川県は日本一おでん屋さんが多い都道府県でもあります。

実は、香箱ガニはおでんの具としても人気です。わた部分はとってもジューシーで美味しいです。

 

値段に関しては、その日の漁の獲れ高で多少変わるかもしれません。

ただ、年末年始は値段も渋くなると予想されます。

とにかく、せっかく金沢へ行ったなら、ぜひとも金沢の秘宝“香箱ガニ”を召し上がってみてください!

1245034
「別冊Discover Japan TRAVEL 北陸の旅」 エイ出版社

 

 

この記事が気に入ったらいいね!しよう

放送作家 石原ヒサトシ
この記事を書いた人

放送作家 石原ヒサトシ

放送作家 「クイズ雑学王」、「ボキャブラ天国」等 バラエティを中心にイロイロやってきました。なんか面白いことないかなぁ~と思いながら日々過ごしています。野球、阪神、競馬、ももクロ、チヌ釣り、家電、クイズ・雑学、料理、酒、神社・仏閣、オカルトなことがスキです。

放送作家 石原ヒサトシが書いた記事

あなたへのおすすめ

カテゴリー記事一覧

pagetop