大晦日の歌合戦は『第4回ももいろ歌合戦~ニッポンの底力~』!オールキャストの心を1つにする ももクロマジックがある

2020/12/28
放送作家 石原ヒサトシ

(第4回ももいろ歌合戦公式HPより)

大晦日の歌合戦といえばNHKの紅白!? いえいえ、ももいろクローバーZ第4回 ももいろ歌合戦~ニッポンの底力~』でしょう!

大晦日に行われる恒例のライブは今年で4回目。今年は、東京・グランドプリンスホテル新高輪 飛天にて無観客での開催となります。昨年はABEMAで360万人が視聴、大晦日のTwitter世界トレンド1位を獲得するほどSNSをざわつかせて話題になりました。今や業界で「ウラ紅白」とも呼ばれているとか。

【第4回 ももいろ歌合戦 ~ニッポンの底力~】

紅組・玉井詩織&高城れに、白組・百田夏菜子&佐々木彩夏に分かれ、出演アーチストが歌合戦を展開。各アーチストは歌いたい曲を選択し、フルコーラスで、生歌で披露します。

メディア放送:ABEMA 午後5時~深夜1時(8時間無料生放送)

       BS日テレ 午後7時~

       ラジオ・ニッポン放送 午後10時~

出演者一覧(50音順・[ ]内は出場回数)
総合司会:東京03[4]
出演者:

第1弾発表)浅草出身の大物師匠[3] / アイカツプラネット![初] / アップアップガールズ(仮)[3] / アップアップガールズ(2)[初] / 泉谷しげる[2] / 石田重廣&保科有里(夢グループ)[初] / HY[初] / えなこ[初] / オーイシマサヨシ[初] / OWV[初] / 尾上松也[初] / 角田晃広(東京03)[4] / Kanakoo[3] / 川崎鷹也[初] / 氣志團[4] / Kizuna AI[2] / 木梨憲武[初] / Creepy Nuts[3] / 倖田來未[2] / サイプレス上野とロベルト吉野[4] / さだまさし[4] / 塩乃華織[4] / 笑福亭鶴瓶[4] / 私立恵比寿中学[2] / 水前寺清子[4] / スカイピース[初] / 高木ブー[初] / たこやきレインボー[3] / TTJ[初] / 戸田恵子[初] / 中澤卓也[2] / 703号室[初] / 西川貴教[2] / NOKKO[2] / 野々村真[2] / HYDE[初] / Happy Around! from D4DJ[初] / 花柳糸之社中[4] / ハラミちゃん[初] / 妃海風[2] / ヒプノシスマイク(山田二郎・入間銃兎・夢野幻太郎・伊弉冉一二三・躑躅森盧笙・四十物十四)[3] / ひらめ[初] / ファンキー加藤[2] / 松崎しげる[3] / 松本明子[4] / mirage²[初] / 森口博子[4] / 夕闇に誘いし漆黒の天使達[初] / 夢スター春・秋 選抜メンバー(あべ静江・石井明美・桑江知子・ZERO・平浩二・高道・保科有里・三善英史)[初] / Reol[初]

第2弾発表)朝日奈央[初] / EXIT[初] / 石川柊太(福岡SoftBank Hawks) [2]/ 大物歌舞伎俳優[初] / 岡田将生[2] / オラキオ[初] / 香芝誠・生駒吉乃[初] / 河村隆一[初] / 芸能人大物YouTuber[初] / GO(オテンキ) [初] / ジョーク東郷[初] / シルクロード(Fischer’s)[3] / SUPER★DRAGON[2] / 舘ひろし[初] / 田中将大(米メジャーリーガー)[4] / 超ときめき♡宣伝部[初] / 東京女子流[3] / 中山秀征[初] / 広瀬香美[初] / ファーストサマーウイカ[初] / ほたるゲンジ[2]

スペシャルステージ
『機動戦士ガンダム〜はじまりのはじまり〜』
演出:本広克行監督
ヒプノシスマイク『特別応援ラップ』
夢グループ『オールスター歌謡ショー』
『最強アイドルメドレー』

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一瞬で心をつかむ ももクロマジック

エントリーは史上最多71組(12月24日現在)。今年のヒットチャートを賑わせたシンガーの多くはNHKに流れるにせよ、ベテラン大御所から新旧アイドル、ド演歌、YouTuber、アニソンスター、ラッパー、芸人、野球選手、マル秘シークレットスターなど、世代やジャンルを超越した出演者の総人数は約100人にもなります。

このオールキャストをまとめるのがホストを努めるももクロの4人。まだ25歳前後の女の子が、クセの強い個性派人間たちをまとめるのはとてつもなく大変なはずです。

しかし、本番当日、全ての出演者は楽屋に入った瞬間、ももクロマジックにかかり心をつかまれるそうです。毎年施されている、そのももクロマジックとは!?

もてなしのディスプレイに添えられたメンバー手書きのメッセージカード。これが全ての出演者ひと組ひと組に用意されています。

感謝の言葉が綴られたぬくもりさえ感じる手書きのカード、もしあなたが受け取ったとしたらどう思いますか?忙しい合間をぬってわざわざ書いてくれた、そう思っただけで気持ちがうれしいはずです。“今日は最高のライブにしよう!”そんな気合いが入らないわけがありません。つまりこの1枚のメッセージカードが全員の心を一致団結させていると言ってもおかしくないはずです。

更に、客席を埋め尽くすのは殆どがももクロファンのモノノフです。出演者の中にはちょっとアウェーを感じつつステージに立つ人もいるでしょう。しかしモノノフは誰に対してもサイリウムを振り、ラップから演歌まで器用に順応して声援を送ります(笑)。カラフルな光が揺れる景色を目の前に歌うのは初めてというアーチストも多く、それに感動して「モノノフさんがあたたかい」と漏らした人は大勢います。ももクロから渡されたおもてなしのバトンを受け継ぐように客席ではモノノフがお待ちしている、そんなチームワークさえ感じます。これを含めて“ももクロマジック!”なのかもしれません。今年は無観客で残念ですが2021年の大晦日にはホールがカラフルに染まることを祈ります。

大切な気持ちは氣志團が教えてくれた

この楽屋おもてなしのお手本となったのは、彼女たちが毎年出演しているロックフェス「氣志團万博」だそうです。

2012年から今年まで氣志團万博は皆勤賞のももクロですが、毎年、楽屋入り口にはアーチストのためにデザインされたオリジナルの楽屋のれんがかけられ、中に入れば趣味趣向をリサーチして考えたであろうディスプレイ、さらに綾小路翔が書いたメッセージまで添えられています。これはもちろん全ての出演者に、です。ももクロはまだ10代でキャリアも浅い自分たちに対して恐れ多いようなもてなしを受けたことに大感激。

こんな嬉しい気持ちにさせてくれるおもてなしの心を自分たちも伝えようと、「ももいろ歌合戦」で手書きメッセージカードを添えるようにしたそうです。

(2018/9/16 高城れに Instagramより 氣志團万博の楽屋のれん)

天才・百田夏菜子は今年もやらかす!?

歌はもちろんコラボや番外企画など見どころ満載なのですが、もうひとつ気になるポイントがあります。「百田夏菜子がやらかすか!?」です。どういうことかというと?…。

『年ミスり事件』2015年(第1回ゆく桃くる桃)

年が明けて2016年を迎えたあとに歌った「今宵、ライブの下で」。曲の途中に夏菜子のセリフ部分があり、新年のメッセージを伝えるに最高の瞬間だったが「2015年も…」と年を逆走するミスをはっきりと言ってしまい、会場全ての人がずっこけた。

『珍獣事件』2017年(第1回ももいろ歌合戦)

作曲家キダタローさんを紹介する際「関西の重鎮」と言うところを「関西の珍獣」と間違える。もはや伝説化している大失態。

『OPタイトルコール事件』2019年(第3回ももいろ歌合戦)

今年こそノーミスで! と意気込んだ百田にスタートからまさかの落とし穴。

オープニング第一声のタイトルコールで、正しくは

飯塚(東京03)「第3回!」 

百田「ももいろ!」 

一同「うたがっせ~ん!」

と叫んでかっこよくスタートするところを

飯塚「第3回!」 

百田「ももいろうたがっせ~ん!」

一同「!?うたがっせ~ん…」

と一人で全部言ってしまいグズグズに。開始ゴングから一発目に飛んできたメガトンパンチに全員膝から崩れ落ちた。

 

毎年、目立つミスをしてしまうリーダー百田さん。今年の大晦日も伝説を残すでしょうか? 失礼とは思いつつ見逃せないポイントです。

今年の大晦日は、第4回ももいろ歌合戦! みんな一緒にジャンプして年越しの瞬間を迎えましょう!

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放送作家 石原ヒサトシ
この記事を書いた人

放送作家 石原ヒサトシ

放送作家 「クイズ雑学王」、「ボキャブラ天国」等 バラエティを中心にイロイロやってきました。なんか面白いことないかなぁ~と思いながら日々過ごしています。野球、阪神、競馬、ももクロ、チヌ釣り、家電、クイズ・雑学、料理、酒、神社・仏閣、オカルトなことがスキです。

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