2017年の年間死亡者数は134万人、2040年には約168万人。出産祝いを1回する間に、葬式が3回起きる―――。
こんな時代、終活や葬儀、供養ってどうすればいいの……!?
そんな漠然とした不安とつかみどころのない“エンディング分野”に、新しいワンストップサービスが登場した。
題して、「よりそう」。
手がけたのは、お坊さんを定額で法事・法要に手配する「お坊さん便」や、全国一律定額のお葬式「シンプルなお葬式」を提供する「みんれび」。
みんれびは今回、終活から葬儀、供養まで、一連のサービスをワンストップで提供する新ブランド「よりそう」をローンチ。2018年3月1日よりメンバー制度および新サービスの提供もスタートさせる。
みんれび本社で行われた「よりそう」発表会には、芦沢雅治代表取締役、山田一慶取締役CFO、マーケティング部 小野敬明氏らが登壇。その概要と特長を伝えた。
終活、葬儀、供養をパッケージ「よりそう」
「よりそう」は、終活から葬儀、供養まで、人生の“エンディング”にまつわるサービスを、明瞭な内容、適正価格で提供するブランド。
葬儀や僧侶手配といった、従来からみんれびが提供するサービスを拡張。
メンバー制度を新設し、香典返しや手元供養品などの新規サービスを追加することで、23サービスを網羅するエンディングブランドを設計。
これまで、分断されていた終活・葬儀・供養の流れを統合し、ワンストップサービスをつくることで、エンディングに不安を感じているユーザーの「それぞれに適した選択」を提供していく。
「よりそう」の最大のポイントは?
終活から葬儀、供養までをワンストップで解決する「よりそう」には、メンバー向け特別割引、10の新サービス追加、お葬式予約サービスという、3つのポイントがある。
メンバー向け特別割引は、メンバー区分に応じて、シンプルなお葬式に割引が適用されるほか、法要手配、永代供養、海洋散骨も通常価格から割引される(上記表を参照)。
また、「シンプルなお葬式」サービスに満足できない場合、火葬から5日以内の申告で葬儀料金の全額を返還する「満足返金保証」もつく。
さらに、新たに追加されたのは、老後の不安解消相談、メンバー精度、事前割、お葬式予約、香典返し、手元供養品、相続相談、不動産売却、遺品管理、思い出保存の10サービス。
このなかでも、葬儀費用を予め安全に預けることができる「よりそうのお葬式予約」は、「シンプルなお葬式」を最大70000円割引で予約できるほか、法要手配、永代供養墓、海洋散骨の利用時にも特別価格が適用される点が新しい。
エンディングの不透明さを解消するサービスを開発してきた同社が、一歩踏み込んだ新たな枠組みを具現化したかたちの「よりそう」。
同社は今後、WEB窓口機能の強化、関連サービスのさらなる拡充・統合、支払い利便性の向上、パートナーとユーザーを結ぶ仕組みづくりなどに取り組んでいく構え。