食べたことを自慢したくなる海の幸といえば“ふぐ”ではないでしょうか。石川県輪島市では、能登立国1300年を記念し、能登の食の魅力を発信するさまざまな取り組みを行っています。
そのひとつが、地元特産「輪島ふぐ」のブランド化。
加賀百万石の台所であり、現在も金沢の食文化を大きく支えている能登・輪島は海の幸が豊富で、なかでもふぐの漁獲高は5年連続で全国1位。とらふぐの他にも、ごまふぐ や まふぐ など種類豊富な天然ふぐを獲ることができます。
今、輪島市では「それぞれの味を充分に活かしたふぐ料理をもっと食べてもらいたい!」と「輪島ふぐ」を使った限定メニューを1300円(税込)で提供する「わじま食めぐり2018」をはじめとしたキャンペーンを開催中。
写真)「輪島ふぐのアヒージョ」出典 http://wajimanavi.lg.jp
刺身から、地元ならではの創作レシピまで。輪島市に行くと憧れの高級食材「ふぐ」を、気兼ねなく存分に堪能できるお値段でグルメツアーができちゃうんです!
和食はもちろんイタリアンやバーガーも!
ふぐ料理といえば専用の調理免許が必要であり、それが食材としてのポテンシャルが高いふぐの普及を妨げてきた理由のひとつでした。そこで輪島市は、漁協が一括管理し、毒ぬきをするなど調理しやすいカタチで地元の飲食店に卸すシステムを採用。このため、ふぐを扱いやすくなり、街にはバラエティ豊かなグルメが次々と誕生しています。
バーガーをはじめイタリアンやスペイン料理、創作フレンチなど楽しみ放題!輪島市では、ふぐの消費が一年で3倍に伸びたそうで、地元が「美味しい」と認めたグルメに期待しかありません!
東京でも「輪島ふぐ」を堪能できる
聞いただけでも涎(よだれ)がでそうですが、今すぐ「輪島ふぐ」を楽しみたい~!と思った方。和食料理の名店『青一とどろき』(青山一丁目)では輪島市とコラボを実施し、輪島ふぐと輪島の食材を使用した「輪島ふぐと、地元漁師の家庭めし」キャンペーンを10月31日(水)まで開催しています。
写真)輪島産甘鯛の潮汁
写真)輪島産ふぐの卵巣の糖和え
写真)輪島産ノドグロの炙り
写真)輪島産甘鯛西京焼き
写真)輪島ふぐ一夜干
写真)輪島ふぐの唐揚げ
「輪島ふぐ」を中心に漁師の家庭料理をアレンジした7品を提供。なかでも輪島市の名物「ふぐの一夜干」や希少な「卵巣の糠漬け」が堪能できます。『青一とどろき』の大将、轟さんは「特に、輪島産のふぐは肉厚で脂がのっている。ふぐの一夜干など旨味が凝縮されていて酒との相性も抜群」と、輪島ふぐ料理の旨さを楽しんでもらいたいと話します。
写真)『青一とどろき』の大将、轟さん
器・地酒・ふぐ…輪島のふぐ料理は3倍美味しい!
輪島といえば輪島塗りが有名ですが、他にも「能登の地酒」や「輪島の塩田」など、ふぐ料理に華をそえる名産品がたくさんあります。ミネラルが豊富な“輪島の塩”を、ふぐの唐揚げにつけて食べると絶品! 地酒と一緒に、プルプルで歯応えのある刺身をいただけば、旨みが口いっぱいに広がります。
料理の盛り付け方や器の美しさも楽しめ、輪島のふぐ料理って最強じゃないでしょうか。これからは「“輪島のふぐ”を食べてきた」がステイタスになるかも知れませんね。ふぐは冬が旬!今年は、ぜひ「輪島のふぐ」を堪能したいものです。
『青一とどろき』(あおいちとどろき)の「輪島ふぐと、地元漁師の家庭めし」キャンペーンは、2018年10月17日(水)~10月31日(水)まで開催。詳細は、http://ao1todoroki.com/ まで。また、輪島市内で実施中の「わじま食めぐり2018」は12月31日まで開催中です。