「桃太郎は鬼ヶ島をテーマパーク化せよ」 昔話などで金融学べる空想金融教室プロジェクト始動

2024/04/25
マガジンサミット編集部

みずほフィナンシャルグループは金融経済教育の一環として、マンガやアニメ、ゲームなどの空想の世界を科学的に検証する書籍「空想科学読本」シリーズで知られる空想科学研究所とコラボレーションし、4月25日より「空想金融教室プロジェクト」を開始します。

「空想金融教室プロジェクト」は、高等学校での必修化など現代において必要不可欠となった「金融経済教育」を、より多くの人にわかりやすく、楽しみながら学んでもらうためのもの。「みずほ」が培ってきた金融知見やノウハウと空想科学研究所の発想力を組み合わせ、「さるかに合戦における、柿のタネとおにぎりの交換のリスクとリターンは?」「浦島太郎は、竜宮城に行く前に何をしていればお金が増えたのか?」など、子どもから大人まで親しまれているさまざまなお話を「お金」の観点から再構成していきます。

初回は、日本昔話を題材に3つの授業を展開。「さるかに合戦」を題材に「取引」の仕組み、「浦島太郎」を題材に「資産の増やし方」の仕組み、「桃太郎」を題材に「事業計画」の仕組みについて紐解いていきます。

「さるかに合戦」では、物語冒頭でのカニが持っていた「おにぎり」と、サルが持っていた「柿のタネ」の物々交換に着目。「金融的な視点で見ると、単にサルがカニを騙した話ではない?価値の性格が違うから、資産の優劣は問えない」「柿を育てるのにもコストがかかる。リスクとリターンのバランスを見きわめることが大切」「リスクを知れば、逆にカニから好条件を提示できたかも。取引をする場合は、自分は何がしたいのかをハッキリさせておく」といったポイントを解説します。

「浦島太郎」では、竜宮城で遊んでいるうちに地上で300年経っていたという点に注目。「太郎がおカネを大幅に増やすなら、海と地上の『二拠点生活』がベスト!定期的に帰り、時代の変化にもついていければ、300年後の世界にも対応できる」「300年預金しても資産は増えない?預金や投資は、『時間』と密接な関係がある」といったポイントで物語を見直します。

「桃太郎」では、鬼退治を「事業」と捉えて再構成。「『鬼退治』を事業として考えると、融資は受けられない!?銀行から見ると不安要素だらけ」「みずほが提案したのは『鬼ヶ島のテーマパーク化』。桃太郎たちも、村の人も、鬼たちも、みんなが幸せになる一大プロジェクト」「戦うのではなく『鬼ヶ島の不動産開発』という選択肢!不動産開発の審査ポイントをレクチャー」というポイントで考えていきます。

空想科学研究所主任研究員の柳田理科雄さんは、本プロジェクトについて「みずほフィナンシャルグループの方たちのお話を伺って実感するのは、金融においても、正直さや誠実さといった『人間として当たり前のこと』が大切なんだな、ということです。お説教っぽい印象の原稿にはしたくないので、露骨に言葉で書くことは少ないですが、実際のみずほさんのお話のなかには『ちゃんと働こう』とか『正直に言おう』といった言葉が本当によく出てきます。

全体としてそういう姿勢はしっかり伝えたいところです。要は、みずほさんたちと接していて、そのたびに僕が感じていることが子どもたちに伝われば……と思っています。それによって、未来の子どもたちが、おカネに対して前向きに取り組み、その力を使って幸せな世の中を築いていくことを願っています」とコメントを寄せています。

<「空想金融教室プロジェクト」特設サイトURL>
https://www.mizuho-fg.co.jp/csr/education/kyoshitsu/index.html

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