プロスケートボーダー「立本和樹」、再起不能とまで言われたケガからの復活!

2015/12/21
放送作家 小嶋勝美

街中を名探偵コ○ンばりにスイスイ流している人、夜中の公園でひっそりと練習する人、スケートパークで汗を流すキッズ達…。

スケートボードには様々なシーンがあります。

 

普通に楽しむだけならキケンなスポーツではありません。

 

ただしプロの世界ともなると話は別。

 

彼らは、誰もがトライした事のないようなスポットで、見た事も無い様なトリックに日夜挑んでいます。

 

それと引き換えに大きなケガもつきもの。

 

今回はそんなプロスケーター達の、再起不能とまで言われたケガからの奇跡的な復活劇を紹介しようと思います。

 

2度の絶望的なケガから這い上がったプロスケーター

ムラサキスポーツのチームライダーであり、自身のオリジナルブランド『TUFLEG』のビッグボスでもある九州出身の立本和樹氏(39)は、2度の大怪我から復活したレジェンドです。

 

30〜40代のスケートボーダーなら、立本氏の並外れた身体能力から繰り出されるハンドレール・カーブトリックに魅了され、若い頃に一度は雑誌やビデオで目にして憧れた人も多いハズ!岡田晋・米坂淳之介らと同世代のレジェンドクラスのスケーターとして、日本のスケートカルチャーを支えてきた一人です。

 

立本和樹氏

立本和樹

1度目の大ケガ

そんな立本氏が2013年6月末、大阪のとあるスポットにて撮影中に、右足3カ所同時骨折という大ケガを負いました。

 

一時は選手生命すら危ぶまれましたが、同年10月には想像を絶するようなリハビリに耐え復活。

 

12月にはスケートビデオの撮影もこなせるまでになりました。

 

自身がプロデュースするスケートボード&サーフボードチーム『TUFLEGの第一弾DVD』では、伊波来夢・才哲治・謝花明徳らと共に彼らのスタイルに溢れた映像が見ることができます。

 

なんと映像の中には、立本氏がケガを“やっちゃったシーン”も一部盛り込まれています。

また、今注目の若手スケーター、堀米雄斗も当時はTUFLEGライダーとして活躍しているので、色々な意味で必見!是非ともチェックして欲しいです。

2度目の大ケガ

その立本氏、なんと2015年7月29日某CM撮影の際にまたしても大ケガを負う事となります。

 

『左足リスフラン脱臼骨折』―ケガとしては交通事故以上のレベルで、医師の診断では「2年たって走れるようになるかならないか」でした。

 

しかし、またもや持ち前のタフマン精神が爆発し11月には軽くスケートボードに乗って流せるまでに回復させてしまったのです!!

 

もちろんこれは常人では不可能な回復力であり、医者も度肝を抜かれたことと思います。

 

しかし本人が周りに何も言わないだけで、そのリハビリは壮絶だったはず。そんな姿を微塵も感じさせずに再びスケートボードに乗るその様はまさに超人!

 

重度のケガから復帰し何事も無かったかの様にスケートを楽しみ、さらに上を目指していく。その姿こそが見るものに夢を与える。プロスケートボーダーというのはそういう人種なのです!

 

接客する立本氏
ムラサキパーク東京店舗にて、接客する立本氏
ココに行けば、超人立本和樹に会える!?地域No.1の品揃えを誇るショップも併設されたスケートパーク『ムラサキパーク東京』

そんな立本和樹氏がスタッフ・インストラクターとして店舗に立つ、ムラサキパーク東京に行くと、運が良ければ一緒にスケートセッションが出来て、さらにトリックの仕方を直接レクチャーしてもらえるかもしれません!

 

初心者の大人でも子供でも分け隔てなく笑顔で迎えてくれるので、全く気兼ねする必要はなし!

スケートシーンを牽引してきたレジェンドながら普段はとっても気さくでナイスガイな一面があるのも立本氏の魅力の一つ。

 

現在はケガのリハビリに専念すると共にTUFLEG第二弾のDVD制作にも意欲的に励んでいます。今後もますます目が離せない存在です!

 

 

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TRANSWORLD SKATEboarding JAPAN 2014年3月号 トランスワールドジャパン
「P20〜P23 CLOSEUP TRACKS SKATERS INTERVIEW(立本和樹)」参照

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放送作家 小嶋勝美
この記事を書いた人

放送作家 小嶋勝美

お笑い芸人として活動後、放送作家に転身。 スポーツ番組やバラエティ番組などに携わる傍ら、20年以上続けている大好きなスケートボードのライターとしても活動。 コンテスト記事の他、スケボーの情報や面白い発見を伝えていくと共に、スケートボードが持つ素晴らしさを多くの人に広めていきたいと思っています

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