西野七瀬、『90メートル』でケアマネを演じる「みんなが優しくてみんなが他人を想っている」

2026/02/25
石井隼人

親子の絆と揺るぎない愛を綴った映画『90メートル』(3月27日公開)がついに完成!2月23日には新宿バルト9にて完成披露上映会が実施され、W主演の山時聡真と菅野美穂、共演の西野七瀬、南琴奈、田中偉登、そして中川駿監督が参加した。

母と2人で暮らす高校3年生の藤村佑を演じた山時は「本来ならば緊張するはずだけれど、皆さんに本作を届ける事が出来るんだというワクワクが勝っていて…あまり緊張していません!」と満面の笑み。

山時の実母に電話して会話するという一風変わったオーディションで役を勝ち取ったそうで「10分くらいスピーカーでお母さんと話しているのを監督に聞かれるという異様なオーディションでしたが、これは母と勝ち取るオーディションなんだと思いました。受かった時には母から『私のお陰だからね!』と言われました」と照れながら明かした。

中川監督はすでに山時の演技力を高く評価しており、自然な様子を観察するために母との会話オーディションをしたといい「10代の息子と母親の会話を聞き続ける異様な光景はとても楽しかった」と思い出し笑いだった。

難病を抱える母・美咲を演じた菅野は「脚本に感動したと共に、打ち合わせの際に監督の人柄に惹かれて『これは良い機会を頂いた』と思いました。監督は大柄でしたが、謙虚で真摯な目をされていて小さく見えたので良い方なんだと思いました」と出演の決め手をユーモア交じりに回想。中川監督は「菅野さんが演じた美咲は自分の母親をモデルにした役です。そんな母親と唯一一緒に観ていたドラマが菅野さん主演の『イグアナの娘』でした。運命的なものを感じて、母も喜ぶだろうと思いました」としみじみしていた。

美咲が利用する介護施設のケアマネジャー・下村香織役の西野は「出て来るみんなが優しくてみんなが他人を想っている。見返りを求めず助けようとする。そんな世界が良いなと思って、自分もその中の一人の人間として入れるのが嬉しかったです」と世界観に惚れて出演を決めたと述べた。

佑の同級生でバスケ部マネージャーの松田杏花役の南は、演じる際に中川監督から「佑にとって安心できる心の拠り所になるような存在でいて欲しい」とのオーダーを受けたそうで「それを意識して、2人のシーンではアドリブが自然と出て来る感覚がありました」と撮影を振り返った。一方、山時は南との共演シーンに触れて「役として接していても安心感があって、僕は心を軽くしてお芝居が出来たと思います」と感謝した。

佑の同級生でバスケ部元チームメイトの大平翔太役の田中は「僕だけが途中までバスケ映画だと思っていました。撮影に入る4か月前からバスケ練習があって、圧倒的に出来ない僕のために中川監督からドリブルを教わったりして。…聡真の事は全然考えていなくてバスケ映画だと思っていました。バスケの記憶しかないです」と笑わせた。

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石井隼人

映画好きエンタメ系フリーライター。「来るもの拒まず平身低頭崖っぷち」を座右の銘に、映画・音楽・芸能・テレビ番組などジャンル選ばず取材の日々。ありがたいことに映画作品のパンフレット執筆、オフィシャルライター&カメラマンを拝命されたり、舞台挨拶の司会をしたり…何でもやります!

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