美人ボディペイントアーティストがニューヨーク留学を決めた理由

2019/08/15
N田 N昌

手の甲に口を描いたり、人の顔に猫の顔を描いたり、体に丸見えの臓器を描いたり…、ゴイスーにリアルなボディペインティングで一躍有名になった美人アーティストといえば、そうチョーヒカルさまでございます。

「チコちゃんに叱られる!」(NHK)「ヒルナンデス!」(日テレ系)などのテレビ番組出演、さらに、Samsungの広告ビジュアルなど企業とのコラボ、国内外での個展開催、漫画、イラスト、デザイン、エッセイの執筆と絶賛活躍中でございました。

そんな彼女が先日、2年間レポーターとしてレギュラー出演されておりましたJ-WAVEの人気番組「GOLD RUSH」で2年間のニューヨーク留学を発表されたのでございます。8月中旬には渡米でございます。

最終回となった8月2日の放送では、エンディングでスタジオに登場、番組ナビゲーターのアンジャッシュの渡部建さまとトーク。そのトークのなかで、留学の理由を語っておられました。

仕事も順調だったヒカルさまが、今なぜニューヨーク留学を決めたのか?

以前、ヒカルさまが1か月間ニューヨークに短期留学した際に、現地のアート評論家からゴイスーに厳しい評価を受けたのだとか。「ボディアートは、どんなに頑張ってもアートにならない」と。ニューヨークでは、ボディペイントの文脈がなく下品なものとしてとらえられているようでございます。

日本でそんなことを言われたことのなかったヒカルさまは、その土壌(ニューヨーク)で勝ちたい!その評論家たちに「スゲー」と言わせたい、ギャフンと言わせたい、そう思ったのでございます。留学を決意したのでございます。もちろん、大学院なのでけっこうな学費もかかります。それでも今行くと決意されたのでございます。

そんなヒカルさま、留学前に絵本を出されます。以前、人気クリエーター、アーティストが続々、絵本デビューというお話を書かせて頂きましたが、ヒカルさまも参戦でございます。その絵本というのがこちら。

「じゃない!」(作:チョーヒカル 出版社:フレーベル館) …許諾済

表紙のバナナの房の中にあるキュウリ、これCGや合成写真ではございません。本物のバナナ(の皮)にヒカルさまがキュウリの絵をペイントされているのでございます。そう、バナナの体にボディペイントを施されているのでございます。

こちらの絵本、キュウリじゃなくてバナナ、ミカンじゃなくてトマトなどなど、〇〇じゃなくて〇〇というコンセプトの新感覚たべもの写真絵本でございます。

絵本というか、ヒカルさまの作品集と言ってもよろしいかと。大人が自分のためにアートブックでございます。

チョウヒカルの最新作品集「じゃない!」、是非ご体験くださいませ。

普段絵本とは縁遠い方も是非この機会に大人絵本をご体験頂ければと存じます。

(文:絵本トレンドライター N田N昌)

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この記事を書いた人

N田 N昌

放送作家・ナンセンス絵本マニア 「有田とマツコと男と女」「レゴニンジャゴー(アニメ)」 「天才テレビくんMAX」「小島慶子のオールナイトニッポンGOLD」 など、テレビ・ラジオ番組の構成脚本を担当。

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