【笑い納め】「東京タラレバ娘」が好きな女子は、こんな絵本が好き! 

2016/12/12
N田 N昌

Amazonに、「この商品を買った人はこんな商品も買っています」というものがありますが…今回は、今大人気の「東京タラレバ娘」が好きなら、きっと好きに違いない絵本をご紹介!

 

東村

 

アキコの『東京タラレバ娘』が、去年に続いて「このマンガがすごい! 2016」のオンナ編で2位にランクインしました。さらに、来年1月に吉高由里子主演でテレビドラマ化も決定!お読みになった方も多いと思いますが、コミカルでとにかく笑える、お笑いレベルの非常に高い作品。

 

で・す・が!絵本の世界にも同様に、コミカルでとにかく笑える今、大人女子がこぞってハマっている女性絵本作家さんがいるのです。その名は、シゲタサヤカ。まず、このシゲタさまのスゴイところは、絵本なのに登場人物が全員、「白目」ってこと!念のため、もういちど言います。「白目」なのです。

 

聞くところによると、幼少時代はちゃんと黒目の部分も描いていたそうですが、イラストを描くようになった際、なぜか白目になってしまったんだとか…もちろん、デビュー作を出版する際に、編集者さんから「本当に白目でいくんですね?」と何度も確認されたそうです。(そりゃそうです。)

 

編集者さんだけでなく、様々な方々が親身になって言ってくださったそうです。しかし、シゲタさんは「白目」を貫いたのであります。(その時、編集者が白目をむいていたかどうかは確認中)

 

白目だけではありません。内容もかなりシュールです。ちなみに、絵本のタイトルも…「いくらなんでもいくらくん」、「オニじゃないよ おにぎりだよ」、「わりばしワーリーもういいよ」、「キャベツがたべたいのです」「カッパもやっぱりキュウリでしょ?」…かつての絵本では、ありえないレベルのタイトルです。

 

まずは、「いくらなんでもいくらくん」

 

 

こちらの作品、主人公はなんと!「いくらの軍艦巻き」。さらに舞台は江戸時代。設定からしてかなりエッジがきいております。あることがきっかけで、お城に呼ばれたイクラくん。「今すぐ、わしの好物のぶどうをたべさせろ!」と…

 

お殿様から破天荒な依頼が!!すると、イクラくんは…「ぺぺぺぺぺ・・・」と、口から赤いものを…。

 

すると、お殿様は大喜び!

 

お殿様に気に入られたイクラくんはお城で一緒に住むことに…(一体、何があったのかは絵本でご確認を)

 

お次は、「オニじゃないよ おにぎりだよ」

オニじゃないよ おにぎりだよ 大型本 – 2012/1 シゲタ サヤカ
amazon.co.jpより

 

こちらの作品は、まずオニがシュールなこと限りなし。これっぽっちも怖くないのであります。さらに、このオニ、おにぎりが上手くて美味いっ!従来の子供達が持っているであろうオニ像を容赦なく破壊しております。

 

桃太郎も生きていたら「白目」をむいていたに違いありません。ちなみに、最初はオニが人間界でおにぎり屋さんを開業する物語だったそうです。それが二転三転して、オニが村人たちに美味しいおにぎりを届ける今のストーリーになったそうです。

 

最後は、「わりばしワーリーもういいよ」

わりばしワーリーもういいよ (チューリップえほんシリーズ) 大型本 – 2013/7/10 シゲタ サヤカ (著)
amazon.co.jpより

 

こちらの主人公は、ラーメン屋さんでおなじみの「割り箸」です。その名も「ワーリー」。ワーリーくんは、人一倍、もとい、割り箸一倍、やる気いっぱい!しかし、なかなかお客さんに使ってもらえません。そんなワーリーくんは、ある日、家出、いや、店出をしてしまうという感動冒険コメディーになっております。こちらも、ぜひぜひ。

 

年末年始、笑ってストレス発散したい女子の方々、「東京タラレバ娘」もいいですが…

 

シゲタサヤカの絵本も是非、体験してみてはいかがでしょう。お正月、甥っ子、姪っ子にプレゼントしつつ自分も楽しんじゃう…というのもアリかも。

 

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N田 N昌
この記事を書いた人

N田 N昌

放送作家・ナンセンス絵本マニア 「有田とマツコと男と女」「レゴニンジャゴー(アニメ)」 「天才テレビくんMAX」「小島慶子のオールナイトニッポンGOLD」 など、テレビ・ラジオ番組の構成脚本を担当。

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