出たか!10億円!? テレビでよく見る「西銀座チャンスセンター」デビュー顛末(後編)

2016/01/27
わたなべもも

1番端の1番窓口でいよいよ購入!

前の方で年配の女性客が窓口に何やらアレコレと指示を出している。常連が多いらしく、それぞれこだわりの買い方があるのだろうか、やはり気合が違う。そして、いざ自分の番になった。ここはドーンと50枚くらい…などと思っていたが、なんと財布の中の1万円だと思っていた札が5千円という事実に気づいた!千円札だと思ったのも大量の領収証…。

 

整理されていない財布…こういうところでもきっと運を逃してしまうものだ。

「8千円しかない…息子はいくら持っている?」「ぼく10円しか持ってない」そりゃそうだ、まだ6歳なのだから…。

 

仕方ないので、「バラ」「連番」を各1セットの合計2セット20枚だけを購入することに。長時間並んだのに少ない枚数しか買えずにガッカリする私。財布の中身は行列に並ぶ前に確認しましょう…。結局18時前に並び始めて、買い終わったのは19時40分。なんだかんだ約2時間もかかったことになる。

 

しかし、私たち以外にも親子連れはパラパラといて「当たったら何買う??」などほのぼのと会話をしていた。西銀座チャンスセンターのホームページによると全体の約三割がこの一番窓口で購入するそう。

 

当選発表!結果は?

 

そして、大晦日の抽選日。それまで街の商店街の福引では例年になく末等のティッシュばかりで「これはツイていないなぁ」と引きの悪さにすっかり期待が薄くなった年末だった。

 

仕事で抽選会の立会いなどできない為、翌朝の元旦にWEBで確認。

ここでもう一度「西銀座チャンスセンターの1番の1番窓口で買ったもんね!」と一人で盛り上がりドキドキしながら調べてみると…

 

…当たった!!! 

 

…だけど、5等の3000円!!

 

でも嬉しい。末等を合わせると、6000円の支出で3600円の当選金。

元本割れはしたが「夢を買えたからいいか」と宝くじにはまっている大人が言いそうな一言を思わずつぶやく。

 

【西銀座チャンスセンター公式ホームページ】を見ると、『年末ジャンボくじ』で10億円と同時発売された『ミニジャンボ』では1等7000万円が2本出たとのこと。

 

どこの窓口から出たのかまではわからないが「もしあの時、1万円札が財布にあったら当たっていたかも……」と思わせた宝くじ。これはヤミツキになるかもしれない。そんな西銀座チャンスセンターの魅力にすっかり憑りつかれてしまったようだ。

 

穴場の時間帯は?

 

実は、帰り際に警備員の方に「行列が少ない穴場の時間はありますか?」と訊いたところ「お約束はできませんが…」と前置きしたうえで、「日曜の夜は、お勤めの方も少ないですし、皆さんも比較的お帰りが早いので穴場ですね」とのこと。もちろん大安吉日が重なると多いようだが、何もなければオススメの模様。

 

まとめ

 

ビギナーズラックで5等というのが、まさにハマりそうな按配。たまには、気合の入った買い方をした方が当選への夢も倍増することがわかった。皆さんもたまには人気の宝くじ売り場で買ってみてはいかがだろうか?

 

ちなみに新聞各社の発表によると、今年は10億円効果で例年よりも15%ほど売り上げが増加したそうだ。

そして、1等は全国で27本、前後賞は54本と発表されていたが、当選が確定したのは、1等25本、前後賞50本。どうやら、売れ残った宝くじのなかに“10億円”があったようだ。(週間朝日2016年1/29号)もったいない……。

1324737
週刊朝日 2016年1/29号
 朝日新聞出版

 

しかし、高額当選は他にもある。

宝くじ公式サイトによれば平成26年度の宝くじ(数字選択くじを含む)で、無効になってしまった総金額はなんと161億円。

2015年の『年末ジャンボ宝くじ』の未換金は、2015年12月10日時点で、全国で『1等』(5億円)2本、『1等の前後賞』8本もあったそうだ。(2015年12月10日・毎日新聞)

 

 

宝くじの換金期限は一年間。うっかりすると、あなたの一億円は、公共の道路や橋に変わってしまう。

 

 

【参考】
・みずほ銀行宝くじ当選番号
http://www.mizuhobank.co.jp/takarakuji/tsujyo/jumbo/0688.html
・西銀座チャンスセンター公式ホームページ
http://nisiginzacc.com/

 

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わたなべもも
この記事を書いた人

わたなべもも

構成作家。外資系企業を渡り歩いた後に、テレビの新人作家オーディションのファイナリストになったことがきっかけで構成作家に。かつて年間200冊以上の本を読んで培った雑学や一般常識を活かし、地上波・BS・ラジオ・ネット配信までメディアにこだわらず幅広く活動。

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