【キン肉マン図鑑】40年の軌跡!総勢700の超人キャラを完全網羅!

2019/03/08
放送作家 石原ヒサトシ

1980年代、週間少年ジャンプに連載され絶大な人気を誇ったプロレス漫画『キン肉マン』。その中に登場した様々なキャラクター約700体を網羅した【学研の図鑑 キン肉マン『超人』】が株式会社学研プラスから刊行される。発売予定日は2019年5月21日。作者・ゆでたまご先生の描き下ろしケースを用いた初回限定ケース版と通常版があり、価格は共に3300円(税抜き)。

最初はプロレスラーじゃなかった!?

1979年5月。当時プロレスが馬場の全日・猪木の新日で盛り上がっていた時代、キン肉マンの連載がスタートする。ところが最初はタイトル通りウルトラマンを意識していて、敵から地球を守るヒーローという感じかった。記憶では、連載当初はそんなに人気が高くなかった。

コミックを読むと分かるが、最初はプロレス要素があまりなく、しかも試合をしているかといえばそうでもなかった。時にはテレビのクイズ番組(アップダウンクイズ)に出場したりと、格闘技系というよりはギャグ漫画だった。

超人五輪でブレイク

連載から28話目で第20回超人オリンピック編をスタートさせ、超人たちによる格闘技路線にシフトを切ると、ここから徐々に人気が高まっていく。キン肉マンことキン肉スグルは、日常はとてもだらしなく頼りない“ダメ超人”なのだが、試合になると、いや試合終盤になると火事場のクソ力を発揮して劇的に勝ってしまう。このギャップが面白かった。

もちろん、脇を固めるユニークな対戦相手のキャラクターと奇想天外な必殺技や、またどんなに非道な超人にも悲しい過去があって同情を誘ったり、更に超人同士に友情が芽生えるなど、青春的要素も噛み合って爆発的人気となった。

余談だが、“超人”とは人なのに、どう見てもロボットというキャラも多く、またウォーズマンのベアクローなどは凶器というより武器なので“なんかおかしい”と、友だちとよく議論になった。まあ、今から考えると面白かったからいいんだけど…。

図鑑はカラー

さて、「キン肉マン図鑑」はどんな内容なのか?!

紹介する紙面を覗いてみると、けっこうテンションがあがる。全てがカラーだ! 色使いやフォルムがすごくかっこいい! こんなタッチで描かれたベンキマンなんて始めて見た(笑)。

図鑑のコンセプトは“私たちの暮らす現実世界に実在したとしたら?”

動物図鑑などによくみる「哺乳類のなかま」「魚類のなかま」「乗り物のなかま」といったジャンルに分類してある。

また、超人の正義、悪魔、完璧などの属性、必殺技などを詳しく解説するわけではなく、超人の躰の大きさとか形状の詳細が明記されている。というのも、超人の標本を網羅することに特化したそうで、変身する超人やオーバーボディー(変装用スーツ)を着用する超人は、そのバリエーションを掲載することに努めたそうだ。

また、このバッファローマンの「つの」のように、超人の体の部位を掲載した「本当の大きさ」ページなどはリアル。きっとこれを見ながら、目の前にその超人が出現した姿を想像できるだろう。

面白そうなのは、超人にまつわる「トリビア」(雑学)。図鑑の作成に伴い、作者のゆでたまごさんが後付で足したりもしていると思うが、どんな秘密が明かされるのかそれも楽しみ。

最後にちょっとだけクイズを出題。

Q・次の10人の超人達の出身国はどこ? 選択肢と合わせてみて!

〈超人〉

バッファローマン、マテンロウ、スプリングマン、ブラックホール、ステカセキング、アトランティス、カニベース、ベンキマン、ヘビーメタル、ペンチマン

〈出身地〉

オーストラリア、古代ギリシア、ベルギー、トリニダード・トバゴ、古代インカ帝国(現ペルー)、スゥエーデン、バミューダ海域、オランダ、スペイン、エベレスト

答えは、ぜひ「図鑑 キン肉マン『超人』」で調べてみよう!

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放送作家 石原ヒサトシ

放送作家 「クイズ雑学王」、「ボキャブラ天国」等 バラエティを中心にイロイロやってきました。なんか面白いことないかなぁ~と思いながら日々過ごしています。野球、阪神、競馬、ももクロ、チヌ釣り、家電、クイズ・雑学、料理、酒、神社・仏閣、オカルトなことがスキです。

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