日産自動車と赤ちゃん本舗が協業し、運転中の子守り支援ロボット「INTELLIGENT PUPPET イルヨ」を1月31日に日産グローバル本社日産ホールにて発表した。
日産自動車と赤ちゃん本舗の共同アンケートによると、ドライバーと子どものみでのドライブ中に「赤ちゃんが泣いたときにあやせない」と8割以上のドライバーが悩んでいることがわかった。そこでその悩みを解決すべく子守り支援ロボット「INTELLIGENT PUPPET イルヨ」が開発されたとのこと。
発表会には、日産自動車の神田昌明さん、赤ちゃん本舗の谷口もとみさん、イルヨ宣伝部長の南海キャンディーズの山里亮太さんが登壇。山里さんによる「イルヨ」のデモンストレーションやトークセッションなどが行われた。
まずは日産自動車株式会社常務執行役員神田さんと株式会社赤ちゃん本舗取締役執行役員谷口さんが登壇し、イルヨ取り組み概要について説明。続いて山里さんが登場し、実際にステージ上に用意されていたルークスに乗り、イルヨのデモンストレーションを行った。山里さんが運転席にいるベビー「イルヨ」にいくつかの言葉を話しかけると、言葉に合わせて反応したり、後部席の赤ちゃんが寝るとベビー「イルヨ」も目をつぶり赤ちゃんが寝たことを知らせたりなど、イルヨの機能を次々と実証した。
さらに「いないいないばあ」や「どんぐりころころ」など山里さんが話しかけると柔軟に対応し、イルヨがどんな動きをするかも検証された。デモンストレーション終わりに山里さんは「運転中に後ろの様子が分かることは安心する」と感想を述べた。
そして実証実験参加親子6組も加わりトークセッションが行われ、赤ちゃんたちもステージ上に登壇。ふたつのトークテーマが用意されており、ひとつ目は「ママ、パパの運転中に困ること」について。参加した方たちは「後ろの状態が見えないこと」や「後部席で急に泣き出したりすると様子が気になる」という悩みを紹介された。
2つ目は赤ちゃん本舗が参考にしたいという「あったらいいな、こんな製品」というテーマについてトークセッション。「良いタイミングでお菓子をあげてくれる製品」や「適度に車の中での食べこぼしを掃除してくれる製品」「チャイルドシートを嫌がるのでそれを解決できるもの」「車に乗っているときに揺れを吸収してくれるもの」などの多くの案がでていた。子ども車の乗り降りの手助けをしてくれる「(扉を)アケルヨ」や「車酔いのしない車」などの意見も飛び出すなど、日産自動車の神田さんと赤ちゃん本舗の谷口さんも今後解決できるような製品を考えていきたいと話していた。
2024年2月3日(土)4日(日)に日産グローバル本社ギャラリーにて、2月10日(土)11日(日)はアカチャンホンポ ららぽーと横浜店にて、特別体験会が実施される予定だ。