【注意】新手の当たり屋”チャリテロ”に気をつけろ!

2017/11/07
放送作家 石原ヒサトシ

 

「チャリテロ」という言葉を聞いた。最初は、凄いサッカー選手が現れたのか?と思った、が違った(笑)。チャリは自転車のことで、テロはテロリスト。つまりタチの悪い“自転車の当たり屋”の事だと知って驚いた。どうやら警察内で使われる隠語のようだ。今回の記事は・・・

 

「ドライバーさん、損害賠償金をふんだくろうとする自転車の当たり屋が増えているので気をつけて」

 

・・・という内容。警察関係の特番などを手がけている方に伺ったら「チラッと聞いたことがあるけど増えてんの?」と逆に聞き返された。事例がまだ少ないのかもしれないが隠語として存在するなら、増えているか、あるいは疑わしい案件も多いのだろうと推測できる。また、「もし増えているとしたら原因のひとつは、最近、車道脇に自転車用の通行ゾーンが増えたからかもしれない」と言っていた。確かに“危ない”と頷くドライバーは多いと思う。

 

自転車が絡む事故について少し触れる。自転車と乗用車との事故件数は年々減少傾向にあり、2016年は、76,961件で前年より約7,000件減ったそうだ。数年前、競技用の自転車(ピスト)で公道を走る者や、スマホを使用しながら、音楽を聴きながら、といった危険な自転車乗りが増え、特に歩道にいる通行人とのトラブルが増加。自転車は、法律上は車両なので自動車と同じ扱いということもあって、道路脇に自転車専用のゾーンを設けるなどの対策を施した。これが乗用車との事故を減らした要因とも言える。

 

チャリテロの手口

 

しかし、逆にこれでチャリテロをやりやすくなったのか?!とも考えられる。当たって来ると聞くと、車の前に突然飛び出してくるイメージがあるけど、それだと衝撃が強くてケガのリスクが高い。チャリテロは、例えば、道路脇を走りながら、後ろを確認しないふりをして右側へはみ出たり、道路を横断しようとしたり、軽くクルマに接触して大げさに転ぶ。

 

後ろからくるクルマと進行方向が同じだと衝撃が少ないので大けがには繋がりにくいのだ。そして慰謝料や治療費といった賠償金をふんだくろうとする。というのも、チャリは絶対にクルマに負けないから。

 

7:3でチャリの勝ち

 

一番大きなポイントは、過失割合。

『自転車(チャリ)と自動車(クルマ)がぶつかった場合、7:3でチャリが勝つ』

これ、国が定めた過失割合なので基本的にそうなってしまう。普通の事故ならしょうがないかもしれない、しかし、わざとクルマに当たられて賠償金を取られるなんてたまったもんじゃない。

 

こんな道路だとチャリテロもされやすい!? 

 

道路幅が広い道ならまだしも、交通量が多いからと言ってあまり広くない道に自転車専用路を作るのは、いかがなものかと思う。チャリテロ以前に、危険性が高そう。私がよく通る道に、今年、自転車専用のゾーンが作られた。JRの駅、バス停が近い道で、高校もあるので朝夕は結構混雑する。クルマもチャリも交通量が多い。

 

ただし、この道路、そもそもバスがすれ違うのも結構ギリギリくらいである。その脇に、歩道と自転車用路を設けたので、クルマ側の幅がさらに狭くなった。片側に3レーンも作ったのだ。安全性を考えそうしたのだろうが、これが逆に危ない。普通車でもチャリがいると徐行しても通りにくい、反対車線をはみ出す場合も多い。渋滞するし、実際に接触事故も発生したと聞いた。

 

(自転車専用のレーンに大型車は幅に収まらずはみ出てしまう。対向車がトラックやバスだと完全に自転車レーンにかかってしまう)

 

しかも肝心な自転車利用者がルールを理解していないと厄介。

(チャリ逆走。すれ違う時は危険だ)

 

(路面にこのような矢印を描いているところもあるが、これがチャリの進行方向を表すものと知らない人も多い。浸透するよう行政も考えてほしい)

 

自転車ゾーンを、学生はチャリ2台並んで走るわ、おばちゃんはヨロヨロするわ、タイヤがラインを越えていなくても身体がはみ出していることをわかっていない人も多い。とにかく危ない。もちろん、区分けされたのは良いと思うが幅をもう少し考えてほしかった。チャリの安全度と危険度は紙一重のようになった気がする。

 

クルマは極力ゆっくり走って注意しながらチャリを抜こうとするが、突風などが吹いて車道側にはみ出した拍子にぶつかったら、それでもクルマ側が悪いのだろうかと思ってしまう。安全運転していてもぶつかられたら最悪だ。道路を区分けしたことで、いつか大きな事故が起こりそうな気がしてならない。おそらく全国的にこのような道路は増えているのではないだろうか、対策の警鐘を鳴らしたい。

 

ドライブレコーダーで対策

チャリテロにせよ、不可抗力にせよ、事故状況を証明するにはドライブレコーダーで映像に残すのが一番だそうだ。テロなら、チャリは後方を確認していない、後方を見たのに当たってきたという判断もつきやすい。裁判になった時は絶対的な証拠になる。今やすっかりクルマの必需品になりつつある。

 

実は、クルマだけでなく、バイクを狙ったチャリテロもあるので気をつけたい。バイク用のドライブレコーダーもあるが、あまり普及していないので狙われるケースもあるとか。チャリテロなんていう、命のリスクを伴う犯罪行為は氷山の一角だが、巻き込まれ方は面倒極まりない。

 

というか、逆にチャリテロを起こそうとしている人に言いたい。ドライブレコーダーでテロ行為が発覚し、大けがして障害を抱えるなんて事になったら自業自得で誰も同情すらしてくれない。馬鹿なことは考えないように。

 

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この記事を書いた人

放送作家 石原ヒサトシ

放送作家 「クイズ雑学王」、「ボキャブラ天国」等 バラエティを中心にイロイロやってきました。なんか面白いことないかなぁ~と思いながら日々過ごしています。野球、阪神、競馬、ももクロ、チヌ釣り、家電、クイズ・雑学、料理、酒、神社・仏閣、オカルトなことがスキです。

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