8割以上の男性が「残念シェーバー」を我慢して使用?!”運命の1台“に出会うためには?

2018/12/21
佐藤 勇馬

5枚刃電気シェーバー「ラムダッシュ」を展開するパナソニックは、電気シェーバーを3商品以上乗り換えた経験のある30~50代の男性500名を対象に「残念シェーバー」に関する意識・実態調査を実施。結果、満足できる電気シェーバーに出会えずに悩んでいる人が多いという事実が判明した。

約8割が「残念シェーバー」に遭遇

電気シェーバーを乗り換えたきっかけは、1位「あまり深剃りできなかった(32%)」、2位「剃り残しが出てしまった(29%)」、3位「一度で剃れず何度もシェーバーを当てる必要があった(25%)」といった剃り心地に関する不満がベスト3に。

買い替えのきっかけにおいて「新商品が好きで試してみたかった」と回答したのはわずか15%で、大多数の人にとって電気シェーバーとの相性が乗り換えのきっかけになっていることが判明した。

  

また、肌質やヒゲの質に関しての悩みを尋ねたところ、約7割が「肌が荒れやすい」と回答。「ヒゲが濃い」「ヒゲが太い・堅い」と回答した人も半数に達し、肌やヒゲの悩みを抱えているからこそ、電気シェーバーを乗り換えがちになる事実が浮き彫りになっている。

これまで購入した電気シェーバーについて「不満や残念と感じた経験があるか」との質問には、79%の男性が「ある」と回答。個別回答では「剃り残しがあり、きちんと剃ろうとすると肌を痛める」「深剃りができない」といった声が上がっており、思った以上に多くの男性が「残念シェーバー」に遭遇しているようだ。

「運命の1台」に出会うためには?

残念シェーバーに遭遇したことのある395人に対して「残念シェーバーに遭遇したとき、どうするか」を尋ねたところ、8割超の男性が「我慢して使い続ける(82%)」と回答。次点の「すぐに買い換える(16%)」とは66ポイント差という大きな開きがあった。

この原因となっているのが値段の問題。「残念シェーバー」といっても決して安価ではなく、半数以上にあたる52%が「5,000円以上」の商品だと答えており、同社は手軽に買い替えられる値段でないことが「残念シェーバーだと思っていても使い続けざるを得ない」という問題の課題点だと指摘している。

残念シェーバーとの遭遇に悩んでいる男性たちに「運命の1台」に出会いたいかと尋ねると、7割超が「そう思う(73%)」と回答。しかし、多くの男性が「運命の1台に出会うのは難しい」と考えているようで、その中には「運命の恋に出会うよりも難しい」と思っている人も少なからずいることが分かった。

また、シェーバー選びに関する悩みを尋ねたところ、76%の男性が「購入するまで自分の肌質やヒゲ質に合うか分からないこと」と回答。量販店などでシェーバーを手に取って選んでも、実際に剃り心地まで試すというわけにはいかず、それが「残念シェーバー」の多発につながっている状況が判明している。

この問題を解消する方法について、同社は「実際に製品をお試しした人の意見を参考に、多くの人が満足するシェーバーを選ぶことで『運命の1台』に近づく可能性が高まる」と指摘。12月上旬に東京と大阪で2,395名を対象に同社の5枚刃電気シェーバー「ラムダッシュ」のタッチアンドトライイベントを実施したところ、94%が剃り心地に満足し、59%が購入を検討したことが明らかになったとしている。 

「脱・残念シェーバー」のためには、メーカーにとってもユーザーにとってもタッチアンドトライイベントの重要性が今後増していきそうだ。

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佐藤 勇馬
この記事を書いた人

佐藤 勇馬

新宿・大久保在住のフリーライター。個人ニュースサイト運営中の2004年ごろに商業誌にスカウトされて以来、芸能、事件、ネットの話題、サブカル、漫画、プロレスなど幅広い分野で記事や書籍を執筆。著書に「ケータイ廃人」(データハウス)「新潟あるある」(TOブックス)など。 Twitter:ローリングクレイドル

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