「虫好きおとな」増殖中。春に探したい奇妙、珍妙、不思議な虫たち

2017/04/23
naokiyama

木の枝をモゾモゾと這うイモムシ、獲物を待ち構えるクモ、危険を察知して身を丸めるダンゴムシ、葉っぱに擬態して天敵から身を隠すコノハチョウ…

 

どちらかというと、万人受けしない、気味悪がられる存在なのに、それでもどこか好奇心をくすぐる昆虫たち。大人たちを年甲斐もなく夢中にさせ、眠っていた子ども心に火をつける、その不思議な魅力とはいったい何なのだろうか。

 

男子にとってカッコいい要素盛りだくさん

 

体重の数十倍もの重さを持ち上げる強力なパワー、マンション数階分の高さにまで到達できるほどの跳躍力、敵を一撃で仕留めるガス噴射……。昆虫図鑑を開けば、虫たちのすごさを形容する言葉がごまんと出てくるが、こうしたヒトにはない、虫ならではの特異性こそ、多くの男たちが魅了されてきた大きな要因ではないだろうか。

 

たとえば、子どもたちに根強い人気の昆虫といえば、カブトムシやクワガタがあがるだろう。これらの昆虫が人気なのも、ひとえには、強さやカッコよさが“わかりやすい”からだろう。

 

カブトムシの場合、自分の倍以上の虫を軽々と持ち上げてしまう強力な力。クワガタの場合、敵をなぎ払う強力なハサミは非常にかっこよく映る。夏休みになると、親子でカブトムシやクワガタを探しに行くのが恒例行事だが、ここでもたいてい目を輝かせているのは、女子より男子である。

 

『昆虫はすごい』のヒットから見える虫好きな大人たちとは?

 

とはいえ、虫好きは子どもに限らず、大人たちの間でも少なくない。

 

芸能人や俳優の間でもファンは多く、最近では、昆虫たちの奇妙な生態、特殊性を綴った『昆虫はすごい』(丸山宗利/光文社新書)という本が新書大賞2015年で第7位を受賞し、11万部超えの大ヒットとなっている。

 

読者のレビューも総じて評価は高く、とくにレビュー自体に熱がこもったものが多い。

 

おそらく大人(男性)が読んだときに、不思議な昆虫たちの生態を目の当たりにして、抑え込んでいた衝動があふれでてしまったのだろう。こうした本のレビュー数からだけでも、日本人の男子が、どれほど昆虫を愛しているのかが計り知れる。

“虫ドル”から“虫愛づる姫君”まで女の子もファン多数

 

ここまで書くと、昆虫好きは圧倒的に男に多いように思える。……が、ここ最近では、昆虫好きを公言するアイドル、通称“虫ドル”も増えてきている。さらには、虫好きが高じてなのか、昆虫を食す“食虫アイドル”という強者も少なくなく、“昆虫好き”がひとつのステータスになっている節さえある。

 

また、虫好きの女性は現代だけかと思いきや、意外にも平安時代の古典作品『堤中納言物語』で設定として虫マニアの女性が出てくる。『虫愛づる姫君』という虫を愛でるお姫様の作品だが、じつはこのお姫様こそ、スタジオジブリ作品のひとつ、『風の谷のナウシカ』の主人公・ナウシカのモデルにもなっているというのは有名な話だ。実際、作中でナウシカが、イモムシを超巨大化した、“王蟲”(オーム)という昆虫と触れ合うシーンが出てくるが、その光景は現代女性が大好きなイモムシを愛しんでいる姿ともタブって見える。

春の虫、捕まえ方と飼い方とは

まさに男女ともに虫好きを公言する人々が増えてきているように思える。とはいえ、それでも昔と比べれば、昆虫と接する機会は相対的に減り、大好きな虫を見つけたところで、手で触れない、虫を捕まえたことがないという人も少なくないだろう。

 

そこで、今回は虫たちが動き始める啓蟄を過ぎた頃、春に見かけやすくなる代表的な虫たちの捕まえ方や飼い方を、著者の経験談を交えながら簡単に紹介する。

 

チョウチョ(イモムシ)

基本は虫取り網を使ってそっと被せるように捕まえる。捕まえた後は傷つけないように羽をそっとつまむ。

 

テントウムシ

飛んで逃げやすいので捕まえるときは、虫取り網を使うか、葉っぱごと虫かごに入れる。

飼うときは、瓶に水を入れて葉っぱ付きの枝を指す。アブラムシを食べるため、テントウムシのいた葉っぱを探すと、アブラムシがついていることが多い。

 

カタツムリ

湿った土や落ち葉、石の下などにいることが多いので探してみる。

飼うときは、虫かごにいれて、キャベツやキュウリなどを与えておくこと。

 

ダンゴムシ

カタツムリ同様、落ち葉や石の下にいることが多い。

飼うときは、土を敷き詰めて、隠れやすいよう落ち葉や石を置くようにする。エサはキャベツやキュウリを与えておくこと。

 

暖かい春の陽気になれば、虫たちが少しずつ活動を始めます。

 

そんなときこそ、公園の原っぱや土の上などを観察してみると、小さな生き物たちの活動を見つけることができ、懐かしい子ども時代に思いを馳せることができるかもしれません。

 

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この記事を書いた人

naokiyama

元雑誌の編集担当。政治、経済等。

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