【WSTローマ2026パーク】櫻井壱世が男子日本勢で歴史的初優勝!長谷川瑞穂は史上最高得点V、開心那3位

2026/06/15
放送作家 小嶋勝美
 
 
 
 
 
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2028年ロサンゼルスオリンピックへとつながる、ワールド・スケートボーディング・ツアー(以下WST)予選フェーズ1最初の大会ワールドカップ、パーク種目の決勝が6月14日にイタリアのローマ・オスティアで開催され、長谷川瑞穂(15歳)がWST女子史上最高得点となる96.33点で優勝、WST通算2度目の勝利を飾った(前回は昨年6月のローマ大会)。

準優勝はオリンピック2大会連続銅メダリストのスカイ・ブラウン(イギリス、17歳)、オリンピック2大会連続銀メダリストの開心那(17歳)が3位で表彰台入り。

草木ひなの(18歳)が4位入賞を果たした。パリオリンピック金メダルの優勝候補、オーストラリアのアリサ・トルー(16歳)は決勝をノーミスで滑ることができず6位。

今大会から始まったWSTフェーズ1では、各国の出場人数が制限され、日本代表として出場した女子選手は以下の通り。
ワールドスケートランキング上位から、長谷川瑞穂、開心那、四十住さくら、草木ひなの、貝原あさひ、菅原琉衣。
ワールドスケートジャパン強化選手から、岡本碧優、佐竹晃、菅原芽依、以上9人が出場。

 
 
 
 
 
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男子パークは決勝上位6人が90点台という大激戦の中、櫻井壱世(17歳)が94.00点で日本勢初の優勝を飾り、歴史的快挙を成し遂げた。準優勝はアメリカのトム・シャー(26歳)、3位はスペインのエゴイツ・ビフエスカ(15歳)となり、永原悠路(21歳)が4位に入賞。

オリンピック連覇のオーストラリア、キーガン・パルマー(23歳)は5位。

男子パークで日本勢が2人同時に決勝進出を果たしたのは今大会が初。さらに櫻井壱世は決勝初進出ながら初優勝を達成するという、まさに歴史的快挙となった。

男子の日本代表はワールドスケートランキング上位から、永原悠路、猪又凑哉、笹岡建介、櫻井壱世、天野太陽。
ワールドスケートジャパン強化選手から、永原依弦、志治群青、乾瑠玖、以上8人が出場。

【現在の世界ランキング】

 
 
 
 
 
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6月15日時点、ワールドスケートのホームページに記載されている、主な選手のワールドスケートボーディングランキング(以下WSR)は以下の通り。
※()内は今大会前後の順位

パーク女子

長谷川瑞穂(1位→1位)スカイ・ブラウン(3位→2位)アリサ・トルー(2位→3位)開心那(4位→4位)草木ひなの(12位→6位)四十住さくら(10位→11位)貝原あさひ(19位→18位)菅原琉衣(27位→19位)佐竹晃(初出場→24位)岡本碧優(初出場→33位)菅原芽依(44位→39位)

 
 
 
 
 
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パーク男子

エゴイツ・ビフエスカ(1位→1位)トム・シャー(3位→2位)永原悠路(4位→3位)ルイジ・チニ(5位→4位)カラニ・コーニック(2位→5位)櫻井壱世(20位→6位)ギー・クーリ(7位→7位)キーガン・パルマー(12位→8位)テイラー・ナイ(6位→9位)キーファー・ウィルソン(8位→10位)ギャビン・ボッガー(10位→12位)アレッサンドロ・マッザーラ(11位→13位)猪又凑哉(13位→15位)ペドロ・バロス(21位→16位)笹岡建介(17位→20位)ビクター・ソルムンデ(18位→21位)ハンプス・ウィンバーグ(22位→24位)テイト・カリュー(23位→26位)アウグスト・アキオ(31位→31位)天野太陽(28位→33位)志治群青(35位→38位)永原依弦(初出場→76位)乾瑠玖(初出場→131位)

・WSRの対象になる大会は、過去18ヶ月間に行われた大会となっており、パーク種目は今大会と「2025年ワールドカップ ローマ大会」と今年3月に行われた「2025年度の世界選手権サンパウロ大会」の合計ポイントが現在表記されており、ランキング上位8名は次回大会の予選が免除される。

【ロス五輪への道】

 
 
 
 
 
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・ロサンゼルスオリンピックに出場するには、WSTでポイントを重ね、WSR上位に入ることが必須となる。

・オリンピック予選フェーズ1(2026年6月11日から2028年3月31日)。
今回のワールドカップ、ローマ大会を皮切りに始まるWSTフェーズ1に出場し、各種目、男女44人のみが進めるフェーズ2に進出する必要がある。
フェーズ1に出場できるのは各種目、国の代表3人と、WSRの上位30人。
※ただし、WSR上位であっても各種目1カ国6人までの制限有り(国代表と合わせて最大9人まで)。
※WSRは、過去18カ月間のWSTのポイントが反映される。

・オリンピック予選フェーズ2(2028年4月1日から2028年6月11日)。
各種目の男女44人がフェーズ2に進み、ロサンゼルスオリンピックへの出場権を争う。

・ロサンゼルスオリンピックには、ストリート・パークの各種目22人が出場できる。
ただし1カ国最大3人まで、各大陸から最低でも1人、開催国からも最低1人、さらに代表選手団が小さい国のために割り当てられる、ユニバーサリティ枠が1人設けられている。
だいたいパリオリンピック予選の時と同じ流れになっているが、パリの時と大きく違うのはフェーズ1から各種目につき、各国6人までの縛りがあることと、フェーズ2の存在が初めから告知されていること。
パリオリンピック予選の時は、五輪開催前年の2023年12月のストリート世界選手権の決勝中に突如、それまでとは大幅に獲得ポイントが変わるフェーズ2開催の発表があり、ポイントがそれまでの大会とは桁違いということもあって、いろんな意味で話題になった。

【WSTパークのルール】

 
 
 
 
 
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・WSTパーク種目は、45秒間コース内を自由に滑りながら技を披露するランを3本行い、決勝ではラン3本を終えた時点で上位の5名が4本目のラン(ゴールデンラン)を行い、4本の内のベストランで順位が決まる。

・技を失敗した時点で試技は中断、そこまでのトリックが採点される。
※ゴールデンランではファーストトリックをミスした場合、もう一度やり直すことができる(やり直しは1回のみ)。

・5人の審査員が100点満点(小数点以下2桁まで)で採点をし、最高点と最低点を除いた3つの平均点で順位が争われる。

・段階的に年齢制限が設けられ、2025年は11歳以上。2026年は12歳以上。2027年は13歳以上。ロサンゼルスオリンピックが開催される2028年は14歳以上となる。
※各年の最低年齢は選手の正確な生年月日ではなく、誕生年に基づく。
要するに2014年12月31日までに生まれた選手はWSTへの参加資格があり、2015年1月1日以降に生まれた選手はWSTには参戦できないということになる。

・WSTには2種類のイベントがあり、ワールドカップと最もポイントを獲得できる、世界選手権がある。
各大会で得られるポイントによって、ワールドスケートランキングが決まるため、2028年ロス五輪までの期間中、WSTの大会で好成績を上げていくことがオリンピック出場には不可欠となる。

※パリオリンピックと明確に変わったところは、決勝のゴールデンラン方式と、年齢制限が設けられたところ。

【誰が落ちてもおかしくない展開/予選&準々決勝】

WSTローマ2026パーク女子予選の映像

(YouTube:https://www.youtube.com/live/4Zzo--6OI5M?si=AXhhyezNo9Xi72fW)

女子予選、日本勢の模様を紹介。
ヒート1に今大会からWST初出場となる佐竹晃が登場。
2本目に、バックサイド540やボディバリアルを含むノーミスのランを見せ、82.89点を獲得。3本目もフルメイクで終わり82.90点の高得点を獲得する。

 
 
 
 
 
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他にもヒート1には、東京オリンピック以来のワールドスケート復帰戦となった岡本碧優が出場。
1本目、2本目でフルメイク(ミスなく滑りきること)を見せると、3本目のランではフロントサイドクレイルスライド、ボンレス、ジュードーエア、ボディージャーなど、得意の高いエアを駆使したトリックで63.22点を獲得。

予選首位通過はフィンランドのヘイリ・シルビオ(86.00点)。
日本勢は2位に草木ひなの(84.08点)、3位に佐竹晃(82.90点)、5位に四十住さくら(80.71点)、13位に菅原琉衣(73.50点)、19位に岡本碧優(63.22点)、20位に菅原芽依(60.33点)、31位に貝原あさひ(56.45点)で日本勢は全員準々決勝に進出。
※予選32位までと、シード選手8人の合計40人が準々決勝に出場する。

WSTローマ2026パーク男子予選の映像

(YouTube:https://www.youtube.com/live/wZ0Xmcv__vc?si=wmzhasqzGIvqyPC4)

男子予選。
WST初出場の乾瑠玖、永原依弦がヒート1に登場。
永原はラン1本目でノーズブラントをした際、ノーズ側の足が板から外れてしまうが、見事なアドリブでリカバリーし、60.45点を獲得。
乾は残念ながら3本ともノーミスのランを見せることができず、予選敗退(73位)となった。

ヒート6に、志治群青が出場。
高いジュードーエアや、得意のロデオ540、ビッグスピンバックサイドディザスターなどノーミスのランを披露したが、53.80点と得点が伸び悩み、惜しくも33位で予選敗退となった。

ヒート7に、天野太陽と櫻井壱世が登場。
天野は3本目にノーミスのランを披露したが、得点は50.90点となり、38位で予選敗退。

他、気になる海外勢ではスカイ・ブラウンの弟、オーシャン・ブラウンが35位、プエルトリコの実力者スティーブン・ピネイロが36位、アメリカのテイト・カリューが43位で予選敗退。
X Gamesバート種目で銀メダル獲得経験を持つ、アメリカのJDサンチェスも3本ともフルメイクできず、39位で予選敗退となった。

予選首位通過は、スウェーデンのハンプス・ウィンバーグ(85.20点)。
日本勢は2位が櫻井壱世(84.00点)、9位に猪又凑哉(76.75点)、17位に笹岡建介(64.14点)、22位に永原依弦(60.45点)が、それぞれ準々決勝に駒を進めた。

WSTローマ2026パーク男女準々決勝の映像

(YouTube:https://www.youtube.com/live/bKHf-bmFQa0?si=rC9_vuCpOo0Fp2lY)

女子準々決勝。
今大会注目の岡本碧優が東京五輪以来、WST復帰後初となるミュート(ウェドル)540を成功させ、80.11点を獲得する。

準々決勝首位はオーストラリアのアリサ・トルー(89.00点)。
日本勢は2位が長谷川瑞穂(88.10点)、5位に草木ひなの(85.46点)、8位に岡本碧優(80.11点)、10位が佐竹晃(79.65点)、11位に四十住さくら(79.37点)、12位に開心那(79.15点)、15位に菅原琉衣(78.21点)が入り、それぞれ準決勝へ進出。

貝原あさひ(67.83点)が22位、菅原芽依(67.68点)が23位となり、こちらは準々決勝敗退となった。

海外勢ではイギリスのスカイ・ブラウンが4位(86.36点)で準決勝進出。
アメリカのブライス・ウェットスタイン(17位)、ドイツのリリ・シュテファジウス(18位)、オーストラリアのルビー・トルー(33位)など実力者たちはここで姿を消した。
※上位16人が準決勝に進出。

 
 
 
 
 
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男子準々決勝。
首位通過はスペインのエゴイツ・ビフエスカ。
日本勢は、一際高いエアとハイスピードトリックで会場を沸かせた、櫻井壱世が2位(88.52点)、永原悠路が10位(79.32点)で準決勝に進出。

一方、永原依弦は27位(52.61点)、笹岡建介が28位(51.30点)、猪又凑哉が37位(35.60点)となり、残念ながらここで敗退となった。

気になる海外勢では、今年3月に行われた世界選手権で準優勝だった、ブラジルのカラニ・コーニックが31位で敗退。
他にも、スペインのダニー・レオン(20位)、デンマークのビクター・ソルムンデ(26位)、アメリカのギャビン・ボッガー(38位)、スウェーデンのハンプス・ウィンバーグ(40位)といったWST決勝常連組もここで敗退となった。

今大会もそうだが、ヒート前半の出場はやや不利に働く傾向が見られた。
例えばダニー・レオンはフルメイクだったにも関わらず、後半から次々と追い抜かれてしまい敗退となったが、ヒート後半の出場であれば多少のリスクがあってもトリック難易度を上げて、エアの高さも意識していたかもしれない。
改めてWSTは、予選から上位で勝ち進むのが重要だということがわかる一幕だった。

個人的に注目だったのが、バリアルキックフリップ540を3本とも決めていたチャイニーズタイペイの12歳ヤンヤン・クウ(Ku Youngyan)選手。
残念ながらフルメイクの滑りができず、準々決勝で敗退となったが、台湾からも新しい才能が育っていることを感じられるシーンだった。

【次世代たちの共演/女子準決勝】

 
 
 
 
 
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※WSTローマ2026パーク女子準決勝の映像。日本では視聴制限があります。
(YouTube:https://www.youtube.com/live/xOAWHi5AUUw)

日本勢は、菅原琉衣、開心那、四十住さくら、佐竹晃、岡本碧優、草木ひなの、長谷川瑞穂の7人が準決勝に出場。

【ヒート1】
菅原琉衣
1本目に、ギャップ越えのバックサイドスミスグラインドや、アーリーウープのバックサイドロックンロールスライドなどを見せ、77.17点を獲得。

開心那
1本目、2本目ともバックサイドキックフリップをミス。
追い込まれた3本目では、見事バックサイドキックフリップを決め、得意のバックサイドノーズグラインド&フロントサイドノーズグラインド、バックサイドクレイルスライドなどを決めるフルメイクのランで、85.35点を獲得。

四十住さくら
1本目と2本目は、めずらしくファーストトリックでミス。
3本目はしっかり修正すると、ヒールフリップインディや、ビッグスピンバックサイドディザスターなどを決めて、80.13点を獲得。

佐竹晃
1本目に高さのあるステイルフィッシュや、バックサイド540、ボディバリアルなどを決め、82.55点を獲得。

【ヒート2】
岡本碧優
1本目は序盤でミス。
2本目ではバリアル、ボンレス、ミュート540などをフルメイクし、75.01点を獲得。
3本目はフルメイクで終えることはできなかったが、東京五輪以来となるWSTでの岡本の滑りに現地の観客からは足を踏み鳴らして音を出す、最高の賛辞“足踏み”が送られた。

草木ひなの
1本目にギャップ越えのサランラップエアや、バックサイドロックンロールスライド、ディープエンドでバックサイド540、アーリーウープのバックサイドエアなどを決め、84.32点を獲得。

長谷川瑞穂
1本目はラストトリックでミスがあり64.09点。
2本目はいきなりジュードーバックサイド540からスタートすると、ラストのフリジッドエア フェイキーからフェイキーバックサイドエア(ハーフキャブ)までをフルメイク、87.74点を獲得。

WST初出場の佐竹晃は惜しくも9位、四十住さくら11位、菅原琉衣12位、岡本碧優が14位で、残念ながら準決勝敗退となった。

決勝に進出したのは…。
1位 スカイ・ブラウン(イギリス)-90.55
2位 長谷川 瑞穂(日本)-87.74
3位 開 心那(日本)-85.35
4位 アリサ・トルー(オーストラリア)-84.60
5位 草木 ひなの(日本)-84.32
6位 ヘイリ・シルビオ(フィンランド)-84.00
7位 ナイア・ラソ(スペイン)-83.65
8位 ライカ・ベンチュラ(ブラジル)-83.20
以上となり、3人の日本勢が決勝に進出。

【初!日本勢2人が決勝へ/男子準決勝】

 
 
 
 
 
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WSTローマ2026パーク男子準決勝の映像。日本では視聴制限があります。
https://www.youtube.com/live/l-hJHJm3wKU

日本勢は、永原悠路と櫻井壱世が準決勝に出場。
【ヒート1】
永原悠路
1本目からフルメイクの滑りで86.63点を獲得。
3本目では、キックフリップインディ、バックサイド540、フロントサイドキックフリップメロン、キックフリップボディバリアル、インディ360、ノーズスライド フェイキーからキャバレリアルディザスターなどをフルメイクし、91.53点を獲得。

この組はブラジルのギー・クーリが、テールグラブ540、バリアルキックフリップインディ、キックフリップボディバリアル540、キックフリップインディ、ミュート900などで93.02点を獲得し、暫定首位。

【ヒート2】
櫻井壱世
2本目のランで、高さのあるミュート540、フロントサイドのキックフリップインディ、ステイルフィッシュ540、バックサイド360オーリーをフルメイク。
他の選手に比べ、明らかに高さとスピード感のあるランを見せると、94.98点を獲得して首位に。
最高の形で、自身初の決勝進出を決める。

決勝に進出したのは…。
1位 櫻井壱世(日本)-94.98
2位 エゴイツ・ビフエスカ(スペイン)-93.45
3位 ギー・クーリ(ブラジル)-93.02
4位 永原悠路(日本)-91.53
5位 キーガン・パルマー(オーストラリア)-90.18
6位 トム・シャー(アメリカ)-89.55
7位 ルイジ・チニ(ブラジル)-89.11
8位 グリエルモ・マリン(イタリア)-88.18
以上となり、男子パークでは初となる2人の日本勢が決勝に進出。

【日本勢快進撃/女子決勝】

 
 
 
 
 
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※WSTローマ2026パーク男女決勝の映像。日本では視聴制限があります。

(YouTube:https://www.youtube.com/live/keS2YuaCB_I)

女子決勝はライカ・ベンチュラ(ブラジル)、ナイア・ラソ(スペイン)、ヘイリ・シルビオ(フィンランド)、草木 ひなの(日本)、アリサ・トルー(オーストラリア)、開 心那(日本)、長谷川 瑞穂(日本)、スカイ・ブラウン(イギリス)で争われた。
以下、日本勢3人と日本にゆかりを持つアリサ・トルー、スカイ・ブラウンのランを紹介。

ラン1本目。

[草木 ひなの]
スタートから、ギャップ越えのキックフリップインディを狙うが失敗(2.00点)。

[アリサ・トルー]
スタートからディープエンド(パーク内の一番深い部分)でマックツイスト、バックサイド540、ボルケーノをメロングラブで越えて、オーリーアップからのバックサイドリップスライド、マドンナ、フロントサイドテールスライド、フロントサイドスミスグラインド トランスファー、バックサイドテールスライド、バックサイド360オーリーのバンクインでミス。
得点は72.07点。

[開 心那]
ギャップ越えのバックサイドノーズグラインドを華麗に流すと、オーリーアップのバックサイドテールスライド、ディープエンドでノーグラブのバックサイドキックフリップ、オーリーアップのバックサイドリップスライド、オーリーアップのフロントサイドノーズグラインド、リーンtoテール、インディエア、スパインでフロントサイドスミスグラインド トランスファー、バックサイドクレイルスライド、ボルケーノをインディグラブ。
1本目からノーミスの滑りを見せ、83.75点。

[長谷川瑞穂]
ロールインからディープエンドでバックサイド540決めるが、ギャップ越えのバックサイドブラントスライドを失敗(7.89点)。

[スカイ・ブラウン]
オーリーバンクインからスタート。
ギャップ越えのフロントサイドノーズグラインド、ディープエンドでステイルフィッシュ、ボルケーノ越えのキックフリップインディ、バックサイドリップスライド、バックサイドスミスグラインド、アーリーウープのバックサイドエア、バックサイドエア、マドンナ、インバート、ジュードーエア、スパイン越えのフロントサイド360をフルメイク。
この日最初の大台となる、92.28点。

ラン2本目。

[暫定8位、草木 ひなの]
ギャップ越えのキックフリップインディ、バックサイドオーリー バンクイン、ディープエンドでバックサイドロックンロールスライド、フロントサイド5-0グラインド、ディープエンドで高さのあるバックサイド540、フロントサイドクレイルスライド、フロントサイドフィーブルグラインド、バックサイド50-50グラインド、アーリーウープのバックサイドエア、バックサイドクレイルスライドをフルメイク。
86.51点で暫定2位に。

[暫定5位アリサ・トルー]
ディープエンドでマックツイスト、バックサイド540、スパインでフロントサイド5-0グラインド、ボルケーノをメロングラブで越え、オーリーアップからのバックサイドリップスライド、マドンナ、フロントサイドテールスライド、フロントサイド5-0グラインド トランスファー、バックサイドテールスライド、バックサイド360インディのバンクインから、ラストは伝家の宝刀スイッチマックツイストを狙うがミスしてしまい、74.16点で順位は変わらず。

[暫定3位、開 心那]
長い距離を流すバックサイドノーズグラインドからスタートすると、オーリーアップのバックサイドテールスライド、ディープエンドでノーグラブのバックサイドキックフリップ、オーリーアップのバックサイドリップスライド、オーリーアップのフロントサイドノーズグラインドを決める。
ここでステイルフィッシュディザスター、キックフリップインディとトリック難易度を上げて、その後はスパインで、フロントサイドスミスグラインド トランスファー、バックサイドクレイルスライド、ボルケーノ越えのインディグラブをフルメイク、87.92点で暫定2位に。

[暫定7位、長谷川瑞穂]
ロールインからディープエンドでバックサイド540、ギャップ越えのバックサイドブラントスライド、バックサイドオーリー、ステイルフィッシュ、インディエア、スパインでフロントサイド50-50グラインド、オーリーアップのバックサイドテールスライド、ボディージャー、ギャップ越えのフロントサイドエア、フロントサイド5-0グラインド トランスファー、リーンtoテールスライド、フリジッドエア フェイキーからフェイキーバックサイドエア(ハーフキャブ)をフルメイク。
87.21点で暫定2位に。

[暫定首位、スカイ・ブラウン]
インディグラブのバンクインからスタート。
ギャップ越えのフロントサイドノーズグラインド、ディープエンドでステイルフィッシュ、ボルケーノ越えのキックフリップインディ、バックサイドリップスライド、バックサイドスミスグラインド、アーリーウープのバックサイドエアを決めると、ここでアーリーウープのフロントサイドエアにトリック難易度を上げる。
その後はマドンナ、インバート、ジュードーエア、スパイン越えのフロントサイド360をふたたびフルメイクし、93.23点でスコアを伸ばす。

ラン3本目。

[暫定4位、草木 ひなの]
中盤でバックサイドスミスグラインドをミス(61.08点)。

[暫定6位アリサ・トルー]
2本目同様、最後のスイッチマックツイストをミスしてしまい、4本目を滑ることなく今大会を終える。

[暫定2位、開 心那]
バックサイドノーズグラインド、オーリーアップのバックサイドテールスライド、ディープエンドでノーグラブのバックサイドキックフリップ、オーリーアップのバックサイドリップスライドを決めると、ここでトリック難易度をさらに上げ、オーリーアップのフロントサイドノーズグラインドtoリップスライドをメイク。
その後は、ステイルフィッシュディザスター、キックフリップインディ、スパインでフロントサイドスミスグラインド トランスファー、バックサイドクレイルスライド、ボルケーノ越えのインディグラブをフルメイクし、さらにスコアを上げて89.00点(暫定2位のまま)。

[暫定3位、長谷川瑞穂]
ロールインからディープエンドでバックサイド540、ギャップ越えのバックサイドブラントスライド、バックサイドオーリー、ステイルフィッシュを決めると、ここでトリック難易度を上げてキックフリップインディを決める。
続けてスパインでフロントサイド50-50グラインド、オーリーアップのバックサイドテールスライドを決めると、さらに難易度を上げた360バリアルをメイク。
その後はギャップ越えのフロントサイドエア、リーンtoテールスライド、フリジッドエア フェイキーからフェイキーバックサイドエア(ハーフキャブ)をフルメイク。
スコアを上げて91.90点を獲得し、暫定2位に。

[暫定首位、スカイ・ブラウン]
2本目と同じランの構成だったが、完成度の高さから93.38点とスコアを若干伸ばす。

この時点で首位がスカイ・ブラウン(93.38点)、2位が長谷川瑞穂(91.90点)、3位が開心那(89.00点)、4位が草木ひなの(86.51点)、5位にヘイリ・シルビオ(85.16点)となり、この5人がゴールデンランに臨む。
パリ五輪金メダリストの優勝候補、アリサ・トルーは3本ともフルメイクすることができず6位(74.55点)となった。

ラン4本目(上位5人のみのゴールデンラン)。

 
 
 
 
 
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[暫定4位、草木 ひなの]
ファーストトリック、ギャップ越えのキックフリップインディを失敗。
やり直しのトライも失敗してしまい、4位が確定。

[暫定3位、開 心那]
ファーストトリック、バックサイドノーズグラインドtoリップスライドを失敗。
こちらもやり直しの再トライも失敗してしまい、3位が確定。

[暫定2位、長谷川瑞穂]
ロールインからディープエンドでジュードー540をメイク。
ギャップ越えのバックサイドブラントスライド、フロントサイドのキックフリップインディ、ボルケーノでキックフリップインディを決めると、スパインでフロントサイド50-50グラインド、オーリーアップのバックサイドテールスライド、360バリアルと、大幅にトリック難易度を上げる。
その後は、ギャップ越えのフロントサイドエア、フロントサイド5-0グラインド、リーンtoテールスライド、フリジッドエア フェイキーからフェイキーバックサイドエア(ハーフキャブ)をフルメイクすると、WST女子パーク史上最高得点となる96.33点を獲得し、暫定首位に立つ。

[暫定2位、スカイ・ブラウン]
ファーストトリックのキックフリップインディのバンクインを失敗。
やり直しスタートは、インディグラブのバンクインから。
後半のジュードーエアを、バックサイド540に難易度を上げてトライするも失敗してしまい(82.89点)、長谷川の優勝が確定。
長谷川は今大会でWST通算2度目の優勝を飾った(前回は昨年6月のローマ大会)。

【2人の日本勢が歴史に残る大熱戦/男子パーク】

 
 
 
 
 
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男子決勝はグリエルモ・マリン(イタリア)、ルイジ・チニ(ブラジル)、トム・シャー(アメリカ)、キーガン・パルマー(オーストラリア)、永原悠路、ギー・クーリ(ブラジル)、エゴイツ・ビフエスカ(スペイン)、櫻井壱世で争われた。
ここからは上位4人に注目して紹介する。

ラン1本目。

[トム・シャー]
ギャップ越えのフロントサイドフィーブルグラインド、フロントサイド5-0グラインド、フロントサイドオーリーアップのスイッチバックサイドKグラインド、フロントサイドブラントスライドを決めると、ここで一度ボウル外へ出て、クォーターパイプでバックサイド50-50グラインドから、キックフリップインディでバンクイン。
ギャップ越えのテールグラブ540、ディープエンドでヒールフリップインディ、バンクでバリアルキックフリップインディ フェイキー、ディープエンドでバックサイド540、ボルケーノ越えのインディ360をフルメイクし、93.15点を獲得(暫定首位)。

[永原悠路]
序盤にキックフリップインディをミス(8.00点)。

[エゴイツ・ビフエスカ]
フロントサイドエア、ギャップ越えのフロントサイドノーズグラインド、オーリーアップからのフロントサイドロックンロールスライド、フロントサイドスミスグラインド、バックサイドオーリー、バンクにバックサイドノーズスライド フェイキー、ボルケーノをスイッチバックサイド180ステイルフィッシュグラブで越え、バックサイドリップスライド、アーリーウープのインディエア、ディープエンドでキックフリップボディバリアル540、インディ フェイキー、フェイキー720をフルメイク。89.47点を獲得(暫定3位)。

[櫻井壱世]
ギャップ越えの高いフロントサイド ステイルフィッシュから、フロントサイド5-0グラインド、ディープエンドでミュート540(実況も大絶叫の高さ)、ギャップ越えのバックサイドリップスライド、オーリーアップからのバックサイドテールスライド、バックサイド50-50グラインド、フロントサイドフィーブルグラインド、フロントサイドのキックフリップインディ。
ここで一度ボウルから出て、クォーターパイプでフロントサイドブラントから、ワンフットオーリーでバンクイン、ボルケーノ越えのオーリー、バックサイド5-0グラインド、ディープエンドでアーリーウープのステイルフィッシュ540、フロントサイド5-0グラインド、最後にバックサイド360オーリーを決めてフルメイク。
高さ、スピード共に最後まで一度も落ちることなく全てのトリックを完璧に決めきると93.41点を獲得し、一気にトップに躍り出る。

ラン2本目。

[暫定2位、トム・シャー]
終盤、バンクで360キックフリップインディ フェイキーに難易度を上げるが失敗(82.78点)。

[暫定8位、永原悠路]
オーリーでコースインし、ギャップ越えのバックサイドオーリー、キックフリップインディ、ディープエンドでバックサイド540、フロントサイドオーリー、フロントサイドのキックフリップメロン、ディープエンドでキックフリップボディバリアル、バックサイドノーズグラインド、フロントサイドワンフットオーリー、バンクにフロントサイドテールスライド、ボルケーノ越えのフロントサイド360、バックサイドノーズスライド フェイキー、キャバレリアルディザスター、キックフリップインディ フェイキーをフルメイク。
92.21点を獲得して、暫定2位につける。

[暫定6位、エゴイツ・ビフエスカ]
後半のトリック難易度を大きく上げてくる。
残り15秒で、アーリーウープのハードフリップインディ、ディープエンドでキックフリップボディバリアル540、ヒールフリップインディ フェイキー、フェイキー ミュート720をフルメイク。
92.41点を獲得し、暫定3位に。

[暫定首位、櫻井壱世]
途中のボウルから出て、クォーターパイプでフロントサイドブラントまでは同じ構成で進むと、ここから難易度を上げ、高さのあるレールにフロントサイドテールスライド、ボルケーノでバックサイドパワースライドをメイク。
その後は、ディープエンドでアーリーウープのステイルフィッシュ540、フロントサイド5-0グラインド、最後にバックサイド360オーリーを決めてフルメイク。
決勝では誰も攻めていなかったレールを攻略したことと、ボルケーノでのバックサイドパワースライドという発想に観客も大歓声で応えると、93.86点にスコアを上げる。
高さ、スピードに加え発想力も追加した最高のランを見せた。

ラン3本目。

 
 
 
 
 
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[暫定2位、トム・シャー]
序盤でミスがあり順位はそのまま(30.00点)。

[暫定4位、永原悠路]
途中キックフリップボディバリアル540にトリック難易度を上げるも、着地がブレて減速してしまい、その後のランはスコアを伸ばせず(90.50点)。

[暫定3位、エゴイツ・ビフエスカ]
後半のキックフリップボディバリアル540をミスしてしまい、順位は変わらず(79.47点)。

[暫定首位、櫻井壱世]
後半のアーリーウープステイルフィッシュ540を、ステイルフィッシュボディバリアル540に難易度を上げてこれもフルメイク、さらにスコアを上げて94.00点。
3本全て90点以上の無双状態で4本目へ向かう。

ラン4本目(上位5人のみのゴールデンラン)。

[暫定4位、永原悠路]
途中、フロントサイドのキックフリップメロンをミスしてしまい、4位が確定(43.65点)。

[暫定3位、エゴイツ・ビフエスカ]
途中、バンクでのノーズスライドをバックサイドブラントスライド180アウトからボルケーノ越えのバックサイド360(元々はスイッチ360だった)に変えるが、やはり得点はそこまで伸びず93.00点で、順位は変わらず。

[暫定2位、トム・シャー]
後半でミスがあり順位は変わらず(75.33点)。
この時点で櫻井の初優勝が確定。

[暫定首位、櫻井壱世]
ウィニングランはボルケーノのバックサイドパワースライドをミスして終了。
WST決勝初進出となった17歳が、そのまま初優勝を成し遂げた。
この結果を誰が予想できただろうか?
まさに日本のスケート界にとって歴史に残る1日となった。

【WSTローマ2026パーク総評】

 
 
 
 
 
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佐竹晃選手(13歳)やX Gamesで最年少出場&最年少ゴールドメダリスト記録を持つオーストラリアのミア・クレッツァー選手(11歳)ら新世代のデビューに始まり、岡本碧優選手の記念すべき復帰戦。
そして、女子の長谷川瑞穂選手の史上最高スコアでの優勝に続いて、櫻井壱世選手による男子日本勢初優勝の快挙と、日本にとって歴史的な大会となった。

今大会は特に、スピードと高さに採点基準が置かれていることが、明確だったように思える。
フィンランドのヘイリ・シルビオ選手のフェイキー540(1回転半)やブラジルのギー・クーリ選手は900(2回転半)といったスピンは素晴らしかったが、スコアに大きく反映されることはなかった。
その反面、長谷川瑞穂選手や、特に櫻井壱世選手のテクニックに加え、高さとスピードといった“スタイル”がスコアに大きく影響が出ていたところが印象的だった。

【WSTローマ2026パーク女子リザルト】

 
 
 
 
 
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1位 長谷川 瑞穂(日本)-96.33
2位 スカイ・ブラウン(イギリス)-93.38
3位 開 心那(日本)-89.00
4位 草木 ひなの(日本)-86.51
5位 ヘイリ・シルビオ(フィンランド)-85.16
6位 アリサ・トルー(オーストラリア)-74.55
7位 ナイア・ラソ(スペイン)-61.44
8位 ライカ・ベンチュラ(ブラジル)-6.43

【WSTローマ2026パーク男子リザルト】

 
 
 
 
 
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1位 櫻井 壱世(日本)-94.00
2位 トム・シャー(アメリカ)-93.15
3位 エゴイツ・ビフエスカ(スペイン)-93.00
4位 永原 悠路(日本)-92.21
5位 キーガン・パルマー(オーストラリア)-91.38
6位 ルイジ・チニ(ブラジル)-90.07
7位 ギー・クーリ(ブラジル)-87.98
8位 グリエルモ・マリン(イタリア)-71.88

文 小嶋勝美(スケートボード放送作家)

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放送作家 小嶋勝美
この記事を書いた人

放送作家 小嶋勝美

お笑い芸人として活動後、放送作家に転身。 スポーツ番組やバラエティ番組などに携わる傍ら、20年以上続けている大好きなスケートボードのライターとしても活動。 コンテスト記事の他、スケボーの情報や面白い発見を伝えていくと共に、スケートボードが持つ素晴らしさを多くの人に広めていきたいと思っています

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