WHAT MUSEUM、同館初の試みとなる公開制作:能條雅由「うつろいに身をゆだねて」開催

2023/03/22
佐藤 勇馬

寺田倉庫が運営する東京・天王洲の現代アートのコレクターズミュージアム「WHAT MUSEUM(ワットミュージアム)」は17日、4月28日から8月27日まで、1階SPACE2にて同館初の試みとなる『公開制作:能條雅由「うつろいに身をゆだねて」』を開催すると発表しました。

同展では、展示室を公開制作スペースとし、作家の新作を展示した空間に作家が通い、新たな作品を制作。第1弾として、自然現象からインスピレーションを受け、作品の中に偶然性や現象的要素を取り込みながら多様な視覚体験を生み出す試みをしている能條雅由氏が登場します。

Photo by Ryuichi Maruo

今回の公開制作では、作家が新たに取り組んでいる樹々の年輪や細胞の蠢きを思わせる「Links」シリーズを制作。箔を用いた代表作「Mirage」シリーズの新作もあわせて展示します。また、本展のために撮影した作家へのインタビューや作品の制作プロセスを記録した映像を通して、作家の思考や制作方法に迫ります。

※「Mirage」

WHAT MUSEUMは、公開制作という作家と直接的な接点が生まれる場を提供することで、来館者が普段目にすることのない作品が生まれるプロセスに立ち会い、作家の思考や作品への深い理解といった新たな発見を得る機会を創出。また作家にとっても、通常とは異なる環境と空間に身を置き、来館者とコミュニケーションを取りながら制作することで、新たな作品を生み出すきっかけになることが期待されます。さらに、会期中に制作した作品を販売するほか、関連イベントとしてワークショップやトークイベントを開催。作家の滞在日程や展示の詳細などは、公式ウェブサイトでご確認ください。

また、WHAT MUSEUM1階SPACE1および2階にて、高橋龍太郎コレクション「ART de チャチャチャ −日本現代アートのDNAを探る−」展が同時開催されます。

展覧会名:公開制作:能條雅由「うつろいに身をゆだねて」
会期:2023年4月28日(金)~2023年8月27日(日)
会場:WHAT MUSEUM 1階SPACE2(〒140-0002 東京都品川区東品川 2-6-10 寺田倉庫G号)
開館時間:火~日 11:00~18:00(最終入場17:00)月曜休館(祝日の場合、翌火曜休館)
入場料:一般1,500円、大学生/専門学生 800円、高校生以下 無料
※オンラインチケット制
※同時開催の展覧会の観覧料を含む
※本展会期中に何度でも入場できるパスポートを販売

【公式ウェブサイト】
https://what.warehouseofart.org/exhibitions/opencreation1

【公式YouTubeチャンネル】
https://www.youtube.com/c/WHATMUSEUM

 
 

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この記事を書いた人

佐藤 勇馬

新宿・大久保在住のフリーライター。個人ニュースサイト運営中の2004年ごろに商業誌にスカウトされて以来、芸能、事件、ネットの話題、サブカル、漫画、プロレスなど幅広い分野で記事や書籍を執筆。著書に「ケータイ廃人」(データハウス)「新潟あるある」(TOブックス)など。 Twitter:ローリングクレイドル

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