Instagramより @exposureskate
6月2日〜5日に開催された「X Games 2016 Austinスケートボード部門」において中村貴咲(16)が日本人初優勝という快挙を達成しました!日本スケートボード界の歴史が塗り替えられた特別な日!
そこで、日本人にあまり馴染みのない「X Games」とはどんな大会なのか?快挙を果たした日本人スケーターたちはどんな人なのか?紹介していきたいと思います。
X Gamesとは?
Facebookより www.facebook.com/XGames
スケートボード・BMX・スノーボードなど様々な種類のエクストリームスポーツを競う大会で全世界でテレビ放送もされています。
冬季では、スノーボードの平野歩夢選手が今年2月ノルウェーのオスロ行われたX Gamesにおいて日本人初優勝を成し遂げ、話題にもなりました。スケートボードの部門は日本人にとって”出場するだけ”でもすごいことなんです。
金・銀メダル&8位入賞の快挙!
Instagramより @exposureskate
6月3日のスケートボード Vart にて柴田元(20)が準優勝。
4日スケートボード Street Women’s にて西村碧莉(14)が8位入賞。同日のスケートボード Park Women’s にて中村貴咲(16)が日本人初優勝!
準優勝の柴田元選手は、日本のトップスケーターの一人。これまでも国際大会において入賞する実力の持ち主。
西村碧莉選手は全日本選手権レディース部門で優勝経験もあり、以前出演したフジテレビ系番組「ミライモンスター」において「目標はX Gamesで優勝する」と言っていましたがその日が来るのも近いかもしれません。
中村貴咲選手は2014年にアメリカで開催された世界大会において準優勝を果たし、世界でも認められているスケーター。SKATER of THE YEAR2016の女性部門を受賞するなど最も注目を集めているスケーターの一人でもあります。
3人ともまだ20才以下という事でこれからの活躍がますます期待されています!
高まる2020年東京五輪での期待
Instagramより @xgameより
先日、東京五輪の追加種目を「パッケージ」で審議する事が決まり東京五輪において一括採用される見込みが濃厚となったスケートボード。彼らの今回の活躍で、今後日本のメディアでもスケートボードが扱われる機会が多くなるでしょう。
かつては不良のイメージが強かったスケートボードがついに日の目をみる時が来たのです!もちろん彼らのように今活躍する若い世代のスケーター達の功績もありますが、かつて暗黒時代に行政にスケートパークの建設を署名を集め要請したり、キッズを中心にスケートスクールを開催するなど、人生をかけてスケートボードの普及に努めたスケーターたちの努力が実った形だとも思います。
ひと昔前の"一過性のブーム"で終わるのではなく、新しいカルチャーとして日本に根付いてくれたらどんな未来が見えるのか…スケートボーダーとしては考えただけでワクワクしますね。
※情報提供 X Games HP http://xgames.espn.go.com/xgames/
< 取材・文 / 放送作家 小嶋勝美 >