
企業や自治体、団体が、新商品やサービス、イベントなど新たな活動を自ら世の中に届ける公式発表であるプレスリリース。
このプレスリリースの配信サービス「PR TIMES」等を運営する株式会社 PR TIMESは、日本記念日協会に認定された2025年10月28日(火)の「プレスリリースの日」に、プレスリリースの可能性拡大に貢献した企業と担当者を讃える「プレスリリースアワード2025」授賞式を開催しました。
また、同日にプレスリリースの活用を伝播する人として認定された「プレスリリースエバンジェリスト」の発表会も行われました。
プレスリリースの可能性拡大に寄与したものを表彰

「プレスリリースアワード」は大賞を決める性質のアワードではなく、8つの部門で輝くプレスリリースを表彰し、発表者の行動を讃えます。
応募対象は、2024年8月1日~2025年7月31日に国内で発信されたプレスリリースで、PR TIMESの利用有無は問いません。
第5回の開催となる今年は過去最多4573件のエントリーから一次審査を経て101件が最終審査へとコマを進め、「Best101」が決定。
さらに最終審査会にて11件の受賞プレスリリースが決定しました。
倍率415倍超から選ばれた秀逸なプレスリリース

今年選出されたプレスリリースは、社会課題を解決したい・業界のイメージを変えたい・大切な人や街の力になりたいなど、地域や業種を問わず、誰かを想う情熱や愛を感じる結果に。
受賞した11社の中には、初執筆での受賞となったものが4社ありました。その中の2社のプレスリリースを受賞コメントと共にご紹介します。

発信と活用により社内外へ最も広く好意的な影響をもたらしたプレスリリースに贈る『インフルエンス賞』を受賞した、一般社団法人日本福祉医療ファッション協会の「未来のおむつコレクション(ファッションショー)が2025年6月24日に大阪・関西万博のEXPOホールで開催決定!」。
障害のある人の排泄問題という社会的認知が広がっていない課題に、ファッションという形でアプローチした点が高く評価されました。

受賞者を代表して登壇した八木大志さんは、ハーフパンツ型の大人用の紙おむつを着用。おむつに見えない見た目に、会場からも驚きの声が上がりました。
「プレスリリースを通じてSNSでの拡散やメディア露出に繋がり、おむつをテーマにした大規模なファッションショーを実現することができました。活動の社会的認知が広がっていくのを体感することができ、関わってくださった皆様に感謝の気持ちでいっぱいです。」と、喜びの声を届けました。

覚悟をもって発信に挑戦し、最も飛躍したプレスリリースに贈る『グレートステップ賞』を受賞した、三気建設株式会社の「【新発売】創業47年の岐阜県大野町にある土木会社から、職人発想のハンド&スキンクリームが誕生!」。
山の斜面などを保護する会社が初めて出したリリースの内容と、ビジュアルのインパクトが受賞に繋がったそうです。

受賞者代表の杉山阿有美さんは、
「土木業界の人手不足と職人たちの手荒れという二つの課題を解決するためにブランドを開発し、プレスリリースを通じて広報活動を行いました。結果、メディアの皆様との新しい縁や採用にも繋げることができました。」と、報告しました。
総勢102名!47都道府県へと拠点地域が拡大!

続いて「プレスリリースエバンジェリスト」の第四期発表会が開かれました。
プレスリリースエバンジェリストは、プレスリリースへの愛と知識と経験を持ち、プレスリリースの活用を周りへ広める個人の方で、PR TIMESが公認している資格者です。
プレスリリースの認知度が都市部と地方で大きな隔たりがあることから、この課題を解消するためにエバンジェリストと共に広報セミナーや勉強会などの活動を続けてきたとのこと。
2022年10月に第一期として9名で始まったプログラムが第四期を迎えた今年、102名に拡大し、47都道府県での活動基盤が整ったそうです。
第四期のエバンジェリストを代表して、BABY JOB株式会社の東ネネさんが決意表明を行い、
「PRは“仲間作り”であり、目指すビジョンに向けて仲間の輪が広がることで社会のアップデートが進んでいくと思っています。」と、想いを伝えました。
普段何気なく目にするプレスリリースの裏側には、それぞれの団体の熱い想いや、興味深いストーリーがあることがわかった今回の授賞式。
プレスリリースの存在意義を感じられるイベントとなっていました。







