生理中の睡眠は体感マイナス2時間?!半数以上が経血モレ不安で「がんじがらめ睡眠」に

2025/03/19
マガジンサミット編集部

「ソフィ 超熟睡」シリーズなどを展開するユニ・チャームは、世界睡眠デー(3月14日)にちなんで「生理中の睡眠に関する調査」を実施。その結果、2人に1人以上の女性が経血モレへの不安により、精神的・身体的な影響を受け「がんじがらめ睡眠」の状態にあることが明らかになりました。さらに、生理中の睡眠時間は体感で2時間短縮されることがわかりました。

■多くの女性が「がんじがらめ睡眠」に

調査では、生理中の睡眠時に経血モレの不安を感じる女性が約8割に。さらに、6割以上の女性が生理中に「普段と比べて寝姿勢が制限されている」と回答しました。この結果から、多くの女性が生理中の就寝時に不安を抱え、無意識のうちに寝姿勢を調整していることがわかります。

「生理中の睡眠時にモレの不安を感じたことがある」「普段に比べて生理中の寝姿勢が制限されている」の両方に当てはまる状態を「がんじがらめ睡眠」と定義したところ、2人に1人以上の女性が精神的・身体的の両方で「がんじがらめ睡眠」の状態に陥っていることが明らかに。

さらに「睡眠時に実際に経血モレを経験したことがある」と多くの女性が回答し、生理中の寝姿勢として「あまり寝返りを打たないようにしている」「ナプキンがずれないように、きつめのショーツをはく」など、普段とは異なる対策をしているという声が寄せられました。

また、生理中の睡眠不足を感じている女性は約8割にのぼり、約半数が「生理中は睡眠時間が2時間以上足りていない」と回答。体感で「睡眠時間が2時間短縮」という深刻な課題が浮き彫りになりました。

現状の経血モレ対策については、約5割の女性が「満足していない」と回答。そのうち約4割の女性は満足していないにも関わらず、経血モレ対策を見直す予定がないと答えました。見直す予定がない理由として、約4割の女性が「自分に合う対策方法が分からない」と答えており、「どの夜用ナプキンも同じで、改善しない」とあきらめる声も多く見られました。

■専門医「自分に合った生理用品選びを」

この結果を受けて、女性の健康に関する症状・病気に詳しい医師の山本佳奈さんは、以下のようにコメントしています。

「日本人の平均睡眠時間は世界的に見ても短く、特に女性は男性よりもさらに短いというデータも出ているほど、睡眠について課題があることが現状です。生理中の経血モレについて、タオルを敷くなど、なんとなく工夫はしているものの、漏れへの不安から熟睡できないのは仕方がないと感じているのではないでしょうか。また、生理に関する悩みは誰かに相談しづらいと感じる人も少なくありません。こうした不安を解消するためには、様々な生理用品の選択肢を知ることが大切です。

自分が付け心地が良いと感じるものを探すことで経血モレを解決できたり、不安を解消できたりする部分もあります。私自身も、生理用品選びに改めて向き合う時間を持つことの重要性を実感しています。毎月の生理期間を快適に過ごすかどうかは、自分の選択で変えられます。自分に合った生理用品を見つけることで、QOL(クオリティオブライフ)を向上させてみるのはいかがでしょうか」

快適な睡眠と健康維持のためには、自分にとって使いやすい生理用品を選ぶことがとても重要なようです。

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