
アース製薬株式会社が「お口の炎症老化」に関するアンケート調査の結果を発表しました。調査は全国の20代~60代の男女3500人を対象に、2026年3月19日から25日にかけて行われ、年齢に応じた口内対策である「お口年齢ケア」の重要性を知ってもらうきっかけとして実施されました。
■肌だけではなかった「炎症老化」 口内でも起きている新事実
近年、肌荒れやなんとなく続く不調の背景として注目されているのが「炎症老化」です。これは、加齢に伴って低レベルの炎症状態が慢性的に続くことを指します。この現象は肌だけでなく口内でも起こり、歯ぐきの内部で微弱な炎症が続くことで、歯肉炎などのトラブルにつながるといいます。

一方で、今回の調査では「お口の炎症老化」という言葉を知っている人は15.7%にとどまることが判明。認知の低さが浮かび上がりました。口の中で起きる変化は見えにくいだけに、気づかないままリスクを抱えている人も多そうです。
■74%が十分な対策を「できていない」
さらに調査では、お口の炎症老化対策が「できていない」と答えた人が74%に達しました。抗炎症成分を配合したオーラルケア商品を選ぶといった、年齢に応じた口内ケアが十分に行き届いていない実態がうかがえます。対策の遅れは、気づかないうちに歯肉炎などのトラブルを加速させる可能性があります。

加齢による口内の悩みが増えている人は、約6割に上ることも判明しました。そうした人のなかには、洗口液などを取り入れたプラスアルファのケアが不十分な人も少なくなく、「実年齢より20歳以上高いお口年齢」に当てはまる人が約6割を占めました。違和感が出てから慌てて対処するのではなく、日々の積み重ねが重要であることを示す結果といえそうです。
■春は口内トラブルが加速しやすい季節 寒暖差や新生活ストレスに注意
春先は、口内環境が乱れやすい時期でもあります。寒暖差に加え、新たな環境による緊張やストレスで生活リズムが崩れやすくなるためです。アース製薬は、こうした季節の変化が炎症老化を加速させやすい要因になるとしています。

予防歯科医の野尻真里さんも、「春は寒暖差や新生活による緊張・ストレスで自律神経が最も乱れやすい季節です」と説明します。さらに「自律神経が乱れると、唾液の分泌量が減り、お口が乾きやすくなります。唾液には口内の自浄作用があるため、それが減ることで細菌が増殖し、歯ぐきに炎症が起きやすくなります」とコメントしています。
■洗口液の活用など“こまめなリセット習慣”がカギに
では、どんなケアを意識すればいいのでしょうか。野尻さんは、「抗炎症成分を配合した洗口液(マウスウォッシュ)を活用し、お口の中の抗炎症ケアを心がけることが重要です」と話します。
そのうえで、「毎日のこまめなリセット習慣が『炎症老化』の加速を緩やかにできると考えられます。この春から、朝晩のブラッシング後や、気になる時間帯に洗口液を使用するなどの『お口年齢ケア』を始めてみませんか」と呼びかけています。日々の歯みがきに加えて、こまめに口内環境を整える意識が、春先のトラブル予防につながりそうです。
■「お口年齢」は口内の健康状態を知る目安
アース製薬が提唱する「お口年齢」とは、歯や口内の状態、生活習慣などから判断される口内の健康状態の指標です。年齢に応じた口内対策を行う「お口年齢ケア」は、口内環境を整え、清潔感のある印象を保ちながら、美と健康を支えるセルフケア習慣とされています。
口の中は、肌と同じように年齢や生活習慣の影響を受けます。見えにくい部分だからこそ、後回しにせず向き合いたいものです。春の環境変化で口内トラブルが起きやすい時期だからこそ、毎日のケアを見直す目安として「お口年齢」を意識してみたいところです。







