30代、40代、50代の女性に「やっておけばよかったこと」と「やらなければよかったこと」を尋ねたアンケート記事があります。結果は意外にも、どの世代も同じ答えだったのです。女性たちが共通して「やっておけばよかった!」と悔やんでいることとは、いったい、なんなのでしょうか?
意外にも体力に不安あり
30〜50代の女性のやっていいこと・やらなければよかったことという記事が載っているのは『からだにいいこと』2019年3月号。それを見ると、どの世代においても1位で、「やっておけばよかった」と痛感しているのが意外にも「運動」だったのです。
これはこの雑誌自体が、健康記事が多いので、読者も自然と体力作りに関心があるのかもしれません。そういえば私は40代ですが、50代の女性たちにしばしば「筋肉をつけておきなさい」「今のうちに筋トレをしたほうがいい」などと注意されています。だんだんと体力が衰えていくからなのだそうです。
脳が老化する前に…
やっておけばよかった2位以下の答えは世代別に違い、30代は「資格取得」、40代は「趣味」などと、あいた時間を少しでも有意義に使っておきたかったという気持ちが見え隠れする結果に。やはり年齢が進むにつれて記憶力も視力も衰えるので、脳も筋肉と同じように鍛えておくにこしたことはないのでしょう。
実は私は30代でアロマテラピー検定1級やメディカルハーブ検定を取り、趣味の世界を深めました。さらに40代では通信制で大学に入り直し、ずっと学んでみたかった文学についてじっくりと向かい合いました。忙しいなか、無理やりにでも時間を作理、脳を自分なりに使ってきたことは、今でもとても役立っていますし、仕事以外の新しい人間関係も増えました。
やらなければよかったこと
これからの時代、AIが仕事を代わってくれるようになり、時間に余裕ができる人が増えると言われています。空いた時間ができたらやってみたいことがあるのなら、今からその準備をしておくといいかもしれません。少しずつ知識を積み重ねておけば、自信やキャリアも一緒についてくる可能性もあり、毎日が楽しくなるからです。
ちなみに「やらなければよかったこと」の上位に現れた答は、どの世代も「無駄遣い」でした。確かに、今までの衝動買いを合計したら、かなりの額になってしまいそう。もし、必要最小限のものしか買わずにお金を貯めていたら、どれだけ貯金ができていただろうと悔やんでしまう気持ちはわかります。消費したから味わえた楽しい経験もたくさんありますが、奮発は、あとあと後悔しない程度にしておきたいですね。