スマートフォンの新料金プランが各キャリアから発表され、利用者の大きな関心を集めている。期待が高まる一方で「結局どのプランがおトクなのかわからない」という声が多く上がっているようだ。そんななか、ネオマーケティングが全国の15歳~79歳のスマホユーザー2700名を対象に「スマートフォンの料金に関する調査」を実施。プラン選びのヒントとなる結果が明らかになっている。
調査では、まず「各キャリアが格安な料金プランを発表していますが、あなたはスマートフォンの料金プランへの興味関心がありますか」と質問すると、41.3%の人が「以前からスマートフォンの料金プランには関心があった」という回答。さらに、25.5%の人が「以前はそれほど関心がなかったが、年末年始の各社の格安料金プランの発表から関心をもった」と答えている。
年代別で見ても、すべての年代で「スマートフォンの料金プランに興味・関心がある」という人が半数以上という結果になった。
続いて「各キャリアが格安な料金プランを発表していることに対して、あなたの気持ちに当てはまるものをお答えください」と質問すると、圧倒的最多となる84.5%の人が「スマートフォン料金が安くなるのはとても良いことだ」と回答。その一方、第2位に「結局どこがおトクなのかわからない」(31.8%)がランクインしており、ネガティブな反応もあることがわかった。
さらに「あなたが使用しているスマートフォン割引プランをお答えください」と質問すると、1位となったのは「家族割」の43.1%。「インターネット割」が22.4%で続いたが、ダブルスコア状態で「家族割」を使っている人が最多となっている。
同社によると、この「家族割」はプラン選びの大きなポイントになりそうだとのこと。しかし、NTTドコモの「ahamo」をはじめとした大手キャリアの新ブランド、UQモバイルや楽天モバイルの新プランはシンプルさが特徴ということもあって「家族割」の適用がない。
唯一、家族割で基本使用料が割引となるのは、歌舞伎俳優の片岡愛之助らが出演する新CMが話題となっているワイモバイルの新プラン(2月19日現在)のみ。利用者のなかで「家族割」を重視する人にとっては、プラン選びの大きなポイントとなりそうだ。