
6月30日、東京都・二子玉川にて愛知・名古屋2026第20回アジア競技大会・第5回アジアパラ競技大会の開催を記念したイベント「まだ知らないアジアの底力」が開催された。
スポーツ庁長官の河合純一氏は「アジア競技大会は日本では32年ぶり、アジアパラ競技大会は日本初開催となる。多くの皆さんに大会を知っていただき、頑張るアスリートを応援してほしい」とあいさつした。
続いて行われたトークセッションには、2014年アジア競技大会女子レスリング48kg級金メダリストの登坂絵莉氏、2014年アジアパラ競技大会車いすラグビー金メダリストの若山英史氏、お笑いコンビ・アルコ&ピース、河合氏が登壇。それぞれの競技経験を交えながら、大会ならではの魅力を語った。

登坂氏は、アジア競技大会について「オリンピックのようにさまざまな競技の選手が一つの選手村で生活し、日本代表として戦える特別な大会」と紹介。また、レスリングではアジア勢のレベルが非常に高く「世界選手権以上に勝つことが難しいと感じた大会だった」と当時を振り返った。

若山氏は、アジアパラ競技大会について「他競技の選手とともに戦うことで『チームジャパン』としての一体感が生まれる」と説明。近隣国との対戦が多いため「世界大会以上に負けられないという気持ちが強い」と大会ならではの緊張感を明かした。
トークでは、競技観戦のポイントについても説明。登坂氏はレスリングについて「タックルだけでなく、その前の駆け引きが非常に面白い。相手をどう崩して技につなげるかを見てもらえると楽しさが増す」と解説した。
若山氏は車いすラグビーについて「ボールだけでなくコート全体を見ることで、攻撃型と守備型の選手の連携や戦術が分かり、より競技を楽しめる」と話した。

イベントでは車いすラグビーのデモンストレーションも実施。アルコ&ピースの酒井氏が競技用車いすに乗り、若山氏のタックルを体験すると、会場には大きな衝突音が響き渡った。体験後、酒井氏は「サイにぶつかったような感覚」と驚きを隠せず、平子氏も「一度見れば夢中になるスポーツ」と競技の迫力をアピールした。
イベントの最後には登壇者がそれぞれメッセージを送った。登坂さんは「日本開催は本当に貴重な機会。アスリートの本気の戦いをぜひ会場で見てほしい」と呼びかけ、若山氏は「この大会でしか見られない競技や選手の気迫を体感してほしい」と語った。

アルコ&ピースの平子氏は「パラスポーツは競技として純粋に面白い。車いすラグビーは映画『マッドマックス』をスポーツにしたような迫力がある」と表現し、新たな競技との出会いを楽しんでほしいとコメントした。
酒井氏も「今年はスポーツが大いに盛り上がっている。この流れに乗ってアジア競技大会、アジアパラ競技大会もみんなで盛り上げたい」と期待を寄せた。締めくくりに河合長官は、「スポーツには『する』『見る』『支える』に加え、『集まる』『つながる』という新たな価値がある。喜びや悔しさを会場で共有できるのがスポーツの魅力であり、AIがどれだけ発達しても、この感動は変わらない」と語り、多くの人に会場へ足を運んでほしいと呼びかけた。
イベントでは、実施競技を紹介するパネル展示や競技体験ブースも設置。開催記念イベントは今回を皮切りに全国各地で展開され、大会開催に向け更なる盛り上がりを見せる。







