“ひとり話芸日本一”を決定する『R-1ぐらんぷり2020』が8日、フジテレビ本社で生中継され、マヂカルラブリーの野田クリスタルが初優勝。トロフィーを受け取った瞬間「ウオーッ!」と雄叫びを上げた野田は、かつてM-1グランプリで叱責された上沼恵美子に向けて「えみちゃん、やったよー!」と呼びかけていたゾ!イカス!
自身でプログラミングしたオリジナルゲームネタで優勝した野田は、優勝賞金500万円の使い道について「雑に使おうと思う。旅行とかゲームの課金とかで使っていこうと思う」と明かし「相方に分けることは死んでもありません!いよいよちゃんと税理士に頼んでしっかりしたいです」と笑わせた。
18回目となる今回は、2,532人がエントリー。決勝戦は3つのブロックによるトーナメント方式で行われ、メルヘン須長、守谷日和、SAKURAI、マヂカルラブリー・野田クリスタル、ルシファー吉岡、ななまがり森下、パーパーほしのディスコ、すゑひろがりず南條、ヒューマン中村、おいでやす小田、ワタリ119、大谷健太の計12名が笑いの火花を散らした。スタジオ審査員は、勝俣州和、友近、陣内智則、久本雅美、関根勤、桂文枝が務めた。
『R-1』15回目の挑戦で見事優勝を飾った野田は「M-1、キング・オブ・コントともに決勝に出たけれど、どちらもクソみたいな結果に終わったので、今回優勝できて嬉しかったし、解放されました。優勝した実感はメチャメチャあります。頑張ってきたので報われました。全員をぶっ潰してやろうと思った」と大喜び。
今大会は新型コロナウィルスの感染拡大防止の観点より、無観客で実施。「無観客の方がやりやすいのかな?と思った。完全なる無観客でやるネタ番組もあってメンタルは鍛えられているので、『あらびき団』に比べたらマシです」とカルト深夜番組の名前を挙げながら「なので無観客と聞いたときにはガッツポーズが出た」と意外や意外、有利な戦いになったようだ。