こんなエモい男同士の2ショットがあっただろうか?いや、ない!それが『おっさんずラブ』

2019/09/05
石井隼人

モテない独身ダメ男の春田創一と誰もが憧れる理想の上司・黒澤武蔵、さらにイケメンでドSな後輩・牧凌太の三角関係をピュアに描いたテレビ東京系連続ドラマ「おっさんずラブ」。そのシリーズ完結編となる『劇場版おっさんずラブ ~LOVE or DEAD~』が先月8月23日に全国314館/325スクリーンで公開されて、動員は早くも100万人を突破した。そんな話題作のラストを締めくくる大ヒット御礼舞台挨拶が9月4日、TOHOシネマズ 日比谷で行われ、主演の田中圭、共演の林遣都、瑠東東一郎監督が参加した。

公開後の反響について田中は「めちゃくちゃ面白かったと言われたり、『あなたの番です』の現場でも前原(滉)が観てくれて、面白かったと言ってくれた。ナインティナインの岡村(隆史)さんからも今日『メチャメチャ面白かったで』と連絡が来ました」と報告。林も「仕事関係はもちろんのこと、親戚・家族が観に行ってくれている。地元・滋賀県の映画館も混雑しているようで、母親の目の前に中学時代の担任の先生がいたそうです」と身近なところでヒットを実感していた。

SNSでファンから募集した好きなシーンを発表する企画では、3位が橋の上で牧が春田にキンピラを食べさせる場面、2位はサウナの場面、1位はラストシーンの春田と牧の場面という結果になった。第1位のラストシーンはクランクアップの早朝に撮影されたそうで田中は「瑠東ちゃんが本番前からウルウルしちゃって、それが遣都に伝染して俺にもきちゃって大変だった」としんみりした様子を回想。しかし林は「僕は『朝一からの撮影かよ…』ってなった」とクールな反応で、田中から「遣都もだいぶセンチだったよ!?」と指摘されるも、「そうでしたっけ?」と不思議そうな顔だった。

すると田中はサウナのシーンでクランクアップを迎えた際に触れて「最後の挨拶で僕がみんなに感謝の言葉を伝えたら、遣都が泣いた」と林の感涙を紹介。ところが「その後すぐに遣都に『泣いていたよね?』と聞いたら、『全然違うことを考えていて、圭君の話は聞いていませんでした』と言われた」と驚きの真実が暴露された。この衝撃的行動を起こした当の林は「正直ラストシーンはセンチではありませんでした。圭君の挨拶のときは、最後の挨拶なので当たり障りのないことを言っているな~と思った」と淡々。いきなりの批判に田中は客席に向かって「聞かせてやりたい!遣都の最後の当たり障りのない挨拶を!」と訴えていた。

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石井隼人

映画好きエンタメ系フリーライター。「来るもの拒まず平身低頭崖っぷち」を座右の銘に、映画・音楽・芸能・テレビ番組などジャンル選ばず取材の日々。ありがたいことに映画作品のパンフレット執筆、オフィシャルライター&カメラマンを拝命されたり、舞台挨拶の司会をしたり…何でもやります!

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