小室さんとの交際ばかりが取り上げられている秋篠宮家長女、眞子さまですが、先日、東京都板橋区の板橋区立美術館で「2019イタリア・ボローニャ国際絵本原画展」をご鑑賞されたことがニュースになっておりました。
実は、母親の紀子さまや上皇后の美智子さまも、この原画展をご鑑賞されたことがおありだとか。
ちなみに、美智子さまは詩や物語に造詣が深いことで有名でございます。絵本の翻訳もされております。さらに、東日本大震災の際には、被災地の子どもたちにご自身が所有されていた絵本を届けられたりもしております。
そんな美智子さまや眞子さまが訪れた「イタリア・ボローニャ国際絵本原画展」とは、一体どんな展覧会なのか……。
その前に……。展覧会が開かれている板橋区立美術館でございますが、1979年に23区初の区立美術館としてオープンした歴史のある美術館でございます。
その翌々年、1981年から毎年行われているのが、このイタリア・ボローニャ国際絵本原画展でございます。今回で39回目。歴史のある展覧会なのでございます。それだけではございません。人気もゴイスーでございます。小生も毎年足を運んでおりますが、平日以外は混み混みでござます。
そもそも、イタリアで毎年行われているボローニャ国際絵本原画展は、世界で唯一の子どものための本の見本市「ボローニャ・チルドレンズ・ブックフェア」が主催する児童書のイラストレーションを対象にした国際コンクールでございます。世界各地から多くのイラストレーターが作品を応募、新人作家の登竜門としても知られております。ここから絵本作家デビューする方も少なくございません。ここ数年、日本人の活躍も注目されております。人気絵本作家の刀根里衣さまのように、入選をきっかけにボローニャへ移住する日本人作家さまも増え、海外の出版社からデビューするケースも出てきているようでございます。
ちなみに、今年は、62カ国2901作品の応募作があったそうでございます。
現在、橋区立美術館で開催されております「2019イタリア・ボローニャ国際絵本原画展」では、日本人10名を含む27カ国76名の入選作をすべて展示!
一挙公開でございます。
眞子さまは鑑賞後、「物語を想像しながら見るのが楽しいですね」と話していたとか。そうなのです。ボローニャのコンクールの応募要項は、5点1組のイラストなのでございます。絵本ではないのでございます。5枚の絵だけなのでございます。そこから物語を想像する楽しみがあるのでございます。
様々な技法が用いられた、国際色豊かな作品をお楽しみ下さいませ。
各国のイラストレーターの作品を眺めながら、世界を旅した気分も味わえること間違いナッシングでございます。
この夏は、眞子さまも楽しまれた「イタリア・ボローニャ国際絵本原画展」で
絵本世界旅行をご体験くださいませ。
(文:絵本トレンドライター N田N昌)