「ハロウィン」が近づいてまいりました。気が付くと、しっかり日本で定着しております。と同時に、ハロウィン絵本も続々出版されております。ちなみに、小生の大好きなナンセンス系の人気絵本作家、西村敏雄様も今年、「ハロウィン!ハロウィン!」というハロウィン絵本を出されました。
そこで今回は、プレゼントにも最適な大人向け「ハロウィン絵本」を絵本専門士のN田N昌がご紹介いたします。
まず、ご紹介しないといけないのがこちら!
「アイスクリームが溶けてしまう前に(家族のハロウィーンのための連作)」
(小沢健二と日米恐怖学会)でございます。そう、オザケンこと小沢健二様の絵本(絵童話)でございます!それも、出来立てホヤホヤでございます。SEKAI NO OWARIとコラボしているニューシングル『フクロウの声が聞こえる』と同時発売でございます(9月6日)。先日、「ミュージックステーション」でも競演されておりました。
そんなオザケン様の絵本ですが…。
ハイスタ、サンボマスター、PUFFYなどのアルバムジャケットも手掛ける人気イラストレーターのDaisuke Hongolian様、オザケン様の妻で写真家のエリザベス・コール様、さらに、ファッションディレクターの白山春久様、そして、オザケン様。この4人による「小沢健二と日米恐怖学会」名義で発表されております。
内容はというと、手作りの仮装を楽しむ本場アメリカのハロウィンをテーマに、子供たちとその家族が過ごすかけがえのない時間が描かれております。本来、ハロウィンとはどういうイベントなかの?本場アメリカのハロウィンに対する“たしなみ”や“歴史”も学べます。読むと、本当はこういう楽しみ方をすべきなのではないかと考えされられるところも…。
それを説教臭い道徳絵本ではなく、オザケン流といいますか、素敵な物語でポップに包んでお届けしてくれております。是非、大人に読んでもらいたい!そんな絵本でございます。ちなみにこちら、現在売り切れ続出中。出版社のHPを会見すると「重版中です」と赤文字で記載されておりました。
また、タイムリーという意味では、こちらの絵本も…
「おさるのジョージ ハロウィーン・パーティーにいく」(原作:M.レイ H.A.レイ 訳:福本 友美子)
東京・松屋銀座での「おさるのジョージ展」、NHKの「おさるのジョージ」特別番組、さらに絵本雑誌「MOE」での特集などなど。今年の夏、大いに盛り上がっておりました「おさるのジョージ」シリーズの1冊でございます。こちらは、ジョージがハロウィン・パーティーに初参加、はじめての仮装やパーティーを満喫(?)するという内容になっております。
今年のハロウィン、渋谷のセンター街に繰り出すご予定のある方は、是非、元祖渋谷系の王子さま、小沢健二様のハロウィン絵本を読んで、モチベーションを上げたうえでご参加されてみてはいかがでしょうか。また、ハロウィン・パーティーのプレゼントとしても、こちらのハロウィン絵本はオススメでございます。是非是非。
(文:N田N昌)