マネキンなのに軽い!?和紙マネキン「Waltz」が脱プラスチックで環境にも優しかった

2022/11/22
マガジンサミット編集部

先日、ファッション業界の旬なテーマを発信する繊研新聞社とCREDITS主催のファッションとライフスタイル雑貨の展示会「PLUG IN | Editorial」が開催されました。旬なブランドと話題のエリアがピックアップされたイベントで、いま注目の商品などが多数展開されていました。

今回はその中でも注目の、2022年度にグッドデザイン賞を受賞した和紙マネキン「Waltz(ワルツ)」などを展示していたトーマネ社のブースを紹介します!

創業88年!老舗の施工会社・トーマネ

トーマネは日本人形の名工「永徳齊」がルーツのマネキン制作会社です。現在はWeb通販を展開する企業の実店舗設計・内装プランニングから施工まで、商業空間のトータルプロデュースも展開しています。

今回のブースでは、3坪や5坪などで展開できる什器や、2022年度グッドデザイン賞を受賞した和紙マネキン「Waltz」が展示されていました。

無形文化財を後世に残す?和紙マネキン「Waltz」とは

注目すべきは和紙マネキン「Waltz」です。「Waltz」は茨城県常陸大宮市にある無形文化財「西ノ内和紙(那須楮100%)」を素材とした和紙でできていて、FRP(強化プラスチック)を素材とした自社製品と比較すると約80%も軽量化しているそうです。

脱プラスチックはもちろん、ナチュラルな原材料の使用で有機溶剤不使用による人体への影響も削減できるため、労働環境の改善も実現できるんだとか。さらに成形したマネキンは再び和紙に戻したりセメントの原燃材料にしたりもできるそうで、リサイクル可能な点でも環境に優しいですよね。

今回の展覧会では、これまで展開していた紳士型、婦人型のマネキンに加えて、新たに動物型マネキンとしてブルドッグ型とネコ型がシリーズに加わりました。また、今回トーマネ社の担当者に今回の出店を決めた経緯や、Waltzを開発背景等の内容をお伺いお答えいただきました。

PLUG INに出展経緯

新たな展開を模索したかったことと、web上で集客を展開しているお客様が、対面式ポップアップなどのディスプレイで販売するとなった際に我々の知識や什器のご提案がお役に立てると思いましたのと、バイヤー様や館の方々もご紹介できる業者として、我々を知っていただくことは、良いことと感じたためです。

什器など商空間プロデュースの今後の展開について

今回のプラグイン様で、坪数に対応した私共の什器一式の価格を示し、展開したことは、大きく反響がございました。通常、私共の業界は様々なお取引様があるため、価格を提示しておりません。今回のこのトライアルは、ディスプレイ什器をレンタルしてみたい。と思うお客様の意識のハードルを下げながら、レンタル什器のその魅力を我々の知識と共に伝える始まりとなります。

Waltzを開発した意図

今回ワルツを展示した理由は、トーマネを知る切り口を幾重にも展開したい。と考えたからにあります。2022年のグッドデザインを受賞させていただいたワルツは、自然環境、労働環境また、日本の文化継承を様々な方々へ知って頂くきっかけを創るメイドインジャパン製品です。
我々の向かう道をこの挑戦を、少しでもお分かり頂きたく思いました。

Waltzの今後の展開について

強度・量産・様々な造形へのアプローチこれを研究強化しながら海外へもアプローチをかけたいと考えております。力強いコメントをお聞きして、今後のトーマネ社の更なる商品開発やメイドインジャパンの製品でもあるWaltzの展開が楽しみになりますね。いつか世界で名を驚かせる日も近くはないでしょう。

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