文化庁は、3月9日の18:00から「観光再開・拡大に向けた文化観光コンテンツの充実事業」のオンライン報告会開催すると発表しました。
文化庁は、高付加価値旅行層の取り込みも見据えて文化施設や文化資源の高付加価値化を図ることが重要となっていることを踏まえ、以下の2点を目的として事業を実施。1つは、専門家による伴走支援を受けながらコンテンツを造成する経験等を通じて、専門的な知見・ノウハウを各地の人材・組織に蓄積すること、もう1つは適正な収益を生む持続可能な文化観光コンテンツのモデルを創出するとともに、収益の文化資源等への還元のため文化資源等の関係者の収益基盤を強化することとなっています。
今年度は「観光再開・拡大に向けた文化観光コンテンツの充実事業」として、22件の事業を採択し、全国各地で取り組みが行なわれました。
事業例としては、石川県小松市から福井市に至る地域における文化資源(伝統工芸・食・酒)をキュレーションによりマッチングする「クラフトの掛け算” キュレーションを愉しむ北陸伝統文化深耕ツアー確立プロジェクト」、熊本市で文化財の修復・復興過程を観光コンテンツ化する「re-Construction Tourism」の新たなツーリズムの概念を設定し、そのコンセプトをベースに熊本城の復旧作業に携わる石工などの人に焦点を当てて観光コンテンツを造成する「熊本城を中心とする細川家関連遺産群を活用した『シン・熊本』観光コンテンツ造成事業」などがあります。
こうした事業で得た知見を共有するため、オンラインにて成果報告会を開催。A.T.カーニー日本法人会長/CIC Japan会長の梅澤高明氏、Field-R法律事務所弁護士の齋藤貴弘氏、株式会社an代表取締役/立教大学経営学部客員教授の永谷亜矢子氏らが外部有識者として登壇し、地域や事業の課題解決や今後の推進方策について報告していきます。
成果報告会の市長は無料。以下のURLにアクセスし、申し込むことで視聴できます(当日申し込みによる視聴も可能)。
https://bunkakanko2022.peatix.com/
【3月9日プログラム(予定)】
18:00~18:05 開会挨拶(文化庁 参事官(文化観光担当) 飛田 章)
18:05~18:20 文化観光 概要説明(文化庁 文化観光推進コーディネーター 丸岡 直樹 )
18:20~18:35 今年度事業 概要説明 (一般社団法人自然文化観光機構(ATCT) 理事 永谷 亜矢子氏)
18:35~19:05 今年度事業 事例紹介(ファシリテーター: ATCT 理事 永谷 亜矢子氏)
19:05~20:05 今年度事業の総括・一般視聴者からの質疑応答(ATCT 理事 齋藤 貴弘氏、 理事 梅澤 高明氏、理事 永谷 亜矢子氏、神奈川大学 国際日本学部 教授 髙井 典子氏、城西大学 現代政策学部 准教授 土屋 正臣氏、文化庁 丸岡 直樹)
20:05 終了予定
最新情報は以下のサイトにて随時更新されます。
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