川崎重工は12月23日より、コーポレートメッセージ「カワる、サキへ。Changing forward」をテーマにした企業ブランドムービーの最新作『無人潜水機SPICE篇』を公開する。
川崎重工グループのコーポレートメッセージ「カワる、サキへ。Changing forward」は、変化する社会・環境に合わせてスピーディーに対応していく、同社グループの姿勢を表したもの。今回、新たに公開する『無人潜水機SPICE篇』は、潜水艇とロボットアームの技術を融合した自律型の無人潜水機「SPICE」をクローズアップしています。
「SPICE」は、エネルギーの安定供給に必要な海底パイプラインの監視やメンテナンスを行う無人潜水機。現在、深海3,000mの世界に張り巡らされた18万kmにおよぶ海底パイプラインのメンテナンスは、海上の船とケーブルで繋がる「遠隔操作型無人潜水機(ROV)」が主流となっていますが、ROVの行動はケーブルが届く範囲に制限されます。そのため、専任の操作員が危険な洋上でROVを操作しなければなりません。
これらの課題を解決するため、川崎重工が開発しているのが「自律型無人潜水機(AUV)」。「SPICE」と名付けられたAUVは、深海でも自律的に仕事をし、ケーブルレスなので行動制限も受けません。みずから充電ステーションに移動したり、障害物を避けることができます。
今回の動画では、水圧と潮流にさらされる海底3,000mの過酷な世界で活動する「SPICE」を紹介。深海の、そして人類の新たな可能性を広げるために限界の先へと挑む「SPICE」の姿はもちろん、その開発を手掛けるスタッフにも注目です。
川崎重工 「カワる、サキへ。」特設ページ
https://www.khi.co.jp/stories/articles/vol47/#forward