梅雨入りしました。梅雨が明けると夏。夏になると海岸は人でいっぱい。そうなる前に、是非、一度お試しいただきたいのが、貝殻拾いでございます。
「最近、貝殻拾いにハマっています」という人も少しずつですが目立ってきております。最近では、「ビーチコーミング」(Beach combing)などと、オシャレな呼び方もするらしい。
こちら、正確には、海岸などに打ち上げられた漂着物を拾い集めたり、観察したり、時にアクセサリーにしたりして楽しむことらしいが、本来の意味は「売り物になる」漂着物を拾い集めることで、骨董の世界では「海揚がり」と呼ばれているとのこと。
この「売り物になる」が、今回のキーワードなのでございます。実は最近、拾った貝殻をネットで販売するケースも増えているようでございます。さきほど、チェックしてみましたが、かなりのお値段のモノもございました。
小生が調べた限りでは、「タカラガイ」というのが人気のようでございます。
貝は、その昔、貨幣として使われており、最古の貝貨は中国殷王朝時代のもので、タカラガイの貝殻やそれを模したものが貨幣として使われていたとか。また、漢字の「貝」の象形文字の貝はタカラガイがモデルとか…。
なんとなく金運もありそうなところも人気の理由なのかもしれません。また、タカラガイは、種類が80位あるのですが、レアアイテムは高値で売買されるため、タカラガイを専門に狙うタカラガイマニアも全国にはたくさんいるらしい。
そんなタカラガイ、初夏になると打ち上げが減ってくるので、拾いにいくなら今がチャンスなんだとか…。
ちなみに、首都圏での貝殻拾いの名所は、千葉県館山の沖ノ島でございます。沖ノ島は周囲1Km程度の無人島で、昔は「島」でしたが、関東大震災による隆起などで、現在は陸続きになっております。
こちら、広大な砂浜の中から、目を皿のようにして貝殻を探すというより、そこらじゅう貝殻だらけでございます。めんどくさがり屋様でも平気の平ちゃん!ヘッチャラでございます。
ちなみに、貝殻拾いは木の実拾いと同じで、強風の翌日がお薦めらしいです。梅雨の曇り空のもと、オシャレに海岸でタカラガイ拾い、…梅雨の新しいレジャーとして是非、「Hanako」やオズマガジンでも特集して頂きたいのでございます。