旅行に行きづらい、なかなか皆で一緒に食事を味わえない、そんな期間が続いています。ひとりの食事を楽しくさせるのは、誰かとのつながりを感じる食べ物。絆が伝わる素敵なお取り寄せとはどんなものでしょう。
故郷の味をお取り寄せ
新型コロナウイルスにより、東京都から一歩も出ない1年間を過ごした私にとって、故郷の味を口にすることが楽しみでした。私は山梨県出身なので、信玄餅などの故郷の名産品や、甲州ワインなどです。それから山梨に本社があるシャトレーゼのお菓子を食べる回数が増えました。故郷の味は昔から馴染んでいるものなので、心を落ち着かせてくれますね。
旅したいところの食べ物を
旅行ができないつらさは、遠い異国の食べ物を試してみることで癒しました。海外のお菓子を買って見たり、海外の食材を売っているお店で美味しそうなものをいくつか見つくろい、レシピを見ながら新しい味に挑戦もしました。見知らぬ味が、遠い異国を感じさせてくれたのです。
こだわりを持つ農家を応援
食べ物は、ただ美味しいだけではなく、人の心を癒やしたり、なぐさめたりもしてくれるものだということを、ステイホームが続くなかで改めて思い知らされました。そして、せっかくなら、志高くお仕事をしている人が作ったものを食べてみたいと考えるようにもなったのです。
『mina』2021年3.4月号では「本当にいいものだけをお取り寄せ」という記事があります。こちらでは生産者の心がこもっている食材がいくつも紹介されています。たとえば、大分県松原ファームのさつま芋。こちらは収穫してもすぐに出荷せず、約30日ほど低温で熟成し、十分な甘味を引き出すのだとか。読むだけでおいもが食べたくなってきます。
記事ではさつま芋の箱買いが勧められていました。私も北海道のじゃがいもや玉ねぎを箱買いすることがあります。おいしい食材は、たくさん食べても飽きないし、バリエーションを楽しみたくなるんですよね。家で食事を作る機会が多いこの頃だけに、生産者の顔が見えるような温かみのある食材をお取り寄せすると、お腹も心も満たされそうです。