『渋谷×広島 5G 遠隔ダンスレッスン』 発表会が9日に開催され、元気モリモリな東京&広島のキッズダンサーたちが、 5G(第5世代移動通信システム)通信を使った遠隔ダンスレッスンを受けました!
今回の発表会は、「渋谷と広島の中学生を”5G”と”ダンス”でリアルタイムに繋ぐ」ことを掲げて行われたもの。キッズダンサーたちの講師は、三浦大知さんなどの振付やバックダンサーとして活躍しているShingo Okamoto さん(広島県出身)が務めました。
出席した渋谷区長・長谷部健さんは「こうして広島県と渋谷区が、行政同士で繋がることによって、新しい、この街らしい、イノベーションが起きるんじゃないかなってことを、すごく期待しています」とコメント。「こういった取り組みをやっていくことで、今回は教育分野ですけど、いろいろな分野へ、こういったものが広がっていく、そういったことも期待しています」とも話していました。
Shingo さんによるレッスンでは、被写体を360度の自由な方向から見ることができる、4D動画のストリーミング映像配信ソリューション 「Free View Point Tube」を使うシーンも。こちらは被写体を複数のカメラで360度から撮影し、それぞれの映像を同期させることによって、自由視点動画を作り出すことができるというもの。
つまり、遠隔地にいても、目の前に先生がいるようにレッスンを受けることができるんです。専用のアプリケーションを使うことで、スマホやタブレット、ヘッドマウントディスプレイなどで再生することができます。これは教育以外の分野でも活用されていきそうな技術ですね!
熱の入ったレッスンの後に、渋谷~広島の遠隔ダンスコラボを見届けたShingoさんは「夢でした。こんな状況が」と感慨深げな表情を見せ「(広島でのレッスンは)なかなか時間が取れなくてとか、実現しないものなので、こうやって遠隔で出来たこと、本当にうれしく思っています。みんな本当にありがとうございました」と白い歯を見せていました。
キレキレのダンスを見せた広島のキッズダンサーは「東京っていったら、私からして、遠いイメージがあったんですけど、一緒の場所でレッスンできているみたいで、とっても新鮮な気持ちを味わうことができました。ありがとうございました」とニッコリ。東京のキッズは「一緒に授業を受けられている気持ちになれたので、とても楽しかったです。今後もこういう風に、全国の仲間たちと授業を受けられたらなと思いました」と嬉しそうに話していました。