子どもの10歳の節目を祝う「1/2成人式」の認知広がる 親世代の2人に1人が「写真残したい」

2022/01/29
佐藤 勇馬

子ども向け写真スタジオを運営するスタジオアリスは5日、小学生の子どもを持つ30代から50代の男女500名を対象に「成人式・1/2成人式の実態調査」の結果を発表。子どもが10歳を迎える年にお祝いする「1/2成人式」について、2人に1人が記念写真を残したいと考えているなど意識が高まっていることがわかりました。

同調査では、親世代の女性に成人式の前撮り・後撮り写真や、式当日の写真を持っているかについて尋ねると、約7割が「はい」と回答。さらに、2人に1人以上が結婚式などの節目の機会に成人式の写真を見返すことが「ある(54.4%)」と答えました。20歳という人生の大きな節目で撮影した写真は、一生モノの思い出になっている人が多いようです。

また、自分は成人式に出席しなかったという親も6割以上が「子どもには出席してほしい」と回答。自身の経験を踏まえ、子どもには節目の行事に参加して思い出を残してほしいと考えている人が多いようです。

そんな中、子どもが成人式を意識できるイベントとして、20歳の半分にあたる10歳を祝う「1/2成人式」が注目されています。

「1/2成人式」を知っているかと質問すると、約8割が「知っている(50.0%)」、「聞いたことはある(28.4%)」と回答しており、比較的認知度の高いイベントになっているようです。しかし、その一方で「1/2成人式」を学校で実施する予定があると回答した人は2割程度にとどまり、学校では行事として予定されていないケースが多数派であることがわかりました。

続いて「1/2成人式」の写真を残したいと思うかについて質問すると、「思う(19.8%)」「どちらかというと思う(34.0%)」が合計で半数以上にのぼり、2人に1人以上が写真を残したいと考えていることが判明しています。

同スタジオでは、「1/2成人式」の撮影メニューを用意。将来の夢について書いた「夢宣言書」と一緒に撮影し、撮影後にプレゼントするというプランになっているとのことです。同スタジオは「お子さま自身が『自分が生まれてきたことへの感謝と将来の夢』について考える時期。お子さまが20歳の成人式の際に、『1/2成人式』の写真を見返して、ご家族で思い出を振り返ってみてはいかがでしょうか」と呼びかけています。

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この記事を書いた人

佐藤 勇馬

新宿・大久保在住のフリーライター。個人ニュースサイト運営中の2004年ごろに商業誌にスカウトされて以来、芸能、事件、ネットの話題、サブカル、漫画、プロレスなど幅広い分野で記事や書籍を執筆。著書に「ケータイ廃人」(データハウス)「新潟あるある」(TOブックス)など。 Twitter:ローリングクレイドル

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