子育て情報誌「kodomoe(コドモエ)」の今月(4月)号の特集の中に、「母」をがんばりすぎな、あなたへ。“ママを救う名言”という企画がございました。そこでは、ママの自分が救われた「ひとこと」がいくつも紹介されておりました。どれも秀逸だったのですが、その中のいくつかをご紹介すると…
「“できること”と“できないこと”じゃなく、“できること”と“これからできるようになること”だよ」。
こちらは、9歳と7歳のお子様を持つママが救われた名言。息子がスポーツが苦手で、いつも娘や同学年の友達と比べてしまい、「うちの子はできないんだよね」と愚痴った際に、ママ友から言われた言葉でございます。もっと息子のことを信じなきゃと、気づかされた言葉でございます。
「こどもの泣き声は元気がでるわねぇ♪」。
こちらは4歳と1歳のお子様を持つママが救われた名言。電車で子供のが大声で泣き始めて、焦って途中下車しようとしていた時、そばにいたおばあさんが言ってくれた言葉でございます。その他にも、明日からまた頑張れる「わが子の名言&迷言」というコーナーも、とても素敵な言葉が紹介されておりました。興味を持たれた方は是非、ご確認くださいませ。
さらに、名言だけでなく、ママが明日からまた頑張れる絵本もご紹介させて頂きます。それがこちら。
「あかちゃんがわらうから」(作:おーなり 由子)
こちら、ママを救う、応援してくれる言葉にあふれた絵本でございます。まず、絵が素敵でございます。とにかく優しい絵でございます。見ているだけで癒されること間違いナッシングでございます。そんな絵が言葉と共鳴しあっている絵本でございます。
そして、絵本の中に登場する子供達が、あふれる生命力で、ママに「うれしいこと、ここにたくさんあるよ!」と教えてくれるのでございます。
最後に作者のおーなり様のメッセージもご紹介いたします。
赤ちゃんにお乳をあげていた時、戦争のニュースが流れていて、穴のあいたバケツに水を注いでいるようなむなしい気持ちになりました。悲しい出来事ばかり目について、この子はちゃんと生きていけるだろうか、と不安でいっぱいになっていた時、赤ちゃんが大きい変なくしゃみをして、ハッと我に返ったんです。「バカにすんなよ」と言われたような気がしました。これから生きようとしているこの子の強さを、まず私が信じてあげなくてはいけない、と。同じような思いをもつお母さんに届くとうれしいです。
・・・深いお言葉でございます。おおなり様のママ応援絵本、「あかちゃんがわらうから」。是非、一度お試しくださいませ。
(文:N田N昌)