アルコール、ギャンブル…。依存症の「本当の怖さ」とは?

2018/07/06
naokiyama

本人の意思が弱いからだ。だからやめられないんだ。

アルコール依存、ギャンブル依存と聞いて、その人自身に難があると決めつけていないだろうか。詳しくない人からすれば、だらしない人を想像するかもしれないが、実際は、マジメで責任感のある人が依存症になりやすいという。社会的な良識ある人が、どうして依存症になってしまうのだろうか。

“少しくらいなら大丈夫…”は黄色信号

依存症のきっかけはごくごく普通だ。お酒を飲んだり、ギャンブルに興じたり……。ストレス発散のとりとめのない行為が入口になる。誰だって、一時の高揚感を求めたり、イヤなことを忘れたいというときに、つい飲んだり、気分転換したりということはあるはずだ。

だが、このときの快感がクセモノで、常習性があるのだ。また、あのときの快感を味わいたい。少しくらいなら大丈夫。そんなふうにズルズルと繰り返してしまい、気づけば“やめたくてもやめられない”状態に陥っていてしまうという。本人は日常生活の延長くらいに考えていても、周りが介入しなければいけない事態があるのは、そうした事情のようだ。

本人に自覚がないことの弊害とは?

アルコール依存症に限っていえば、本人に自覚がないことが怖い。お酒を控えようという気持ちがないため、自然とお酒の量が増える。酩酊状態による暴力、記憶障害、生活の乱れ……。仕事だってまともにできなくなる。

人によっては、場所や時間を問わず飲んでしまい、借金を重ねてしまうケースもあるという。誇張ではなく、文字通りに、地位、名誉、財産、信頼、これまで築き上げてきたもの、すべてを失ってしまう可能性があるのだ。

「自分は関係ない」は間違っている

厚生労働省によれば、アルコール依存症は全国に80~100万人、その予備軍は300万人以上にも上るという。お酒が飲めないという人ならばともかく、ストレス発散がてらに飲みに行くという人ならば、自身がアルコール依存症になってしまう可能性があるということを忘れてはいけないだろう。

もちろん、一般的な飲酒の量・ペースであれば、依存症になる可能性は低いかもしれない。だが、「断続的に飲み続けないと落ち着かない」「気分がイライラする」などの症状があれば、依存症を疑ったほうがいいかもしれない。

客観的な指標として、一般的には、WHO(世界保健機関)によるアルコール依存症の可能性を判断するスクリーニングテスト(特定疾病を有する確率がある人を選別する方法)がある。

https://www.asahibeer.co.jp/csr/tekisei/alcohol_addiction/test.html(アサヒビール株式会社HPより)

もし、家族、親せき、友人にアルコール依存症の疑いがある人がいれば、確認をしてみるといいかもしれない。相手がアルコール依存症だとわからず、思うがままにお酒を勧めている可能性だって否定できない。依存症の治療は、本人はもちろん、周りにいる人の自覚や協力が十分に必要だといえるだろう。

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naokiyama

元雑誌の編集担当。政治、経済等。

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