岡田准一が自ら殺陣を考案!本気度がヤバい時代劇『散り椿』

2018/10/14
マガジンサミット 儀保

年々、時代劇も減ってきている今日この頃。世界的な巨匠=黒澤明監督のような本気度ビンビンな時代劇はもう観れないのでしょうか?あるいは、時代劇なんて観たことない。そんなアナタにオススメなのが、全国東宝系にて公開中の映画『散り椿』。

本作は、黒澤明監督の元、4本の作品に携わり、高倉健とは7本の映画でコラボ、日本屈指のキャメラマン=木村大作が監督!!

木村監督いわく、主演の岡田准一を「セリフを何も言わずにその場にいる時の佇まい。そこに高倉健さんに通じるものを感じて、最初から新兵衛(主人公)は岡田さんをイメージしました。」との事!!一体、どういう事なのか?!

殺陣は、岡田准一が自ら考案

本作を観て、まず驚くのは殺陣のシーン!!運動神経が良いにも程がある岡田准一の剣さばき!!あまりにも早くて刀が見えないんです!さらに、その殺陣の構成も斬新!!刀を前に突きだし、相手を突き刺し!刀を肘で押し付け、体ごと前に重身をかける!!……などなど、今までの時代劇では、あまり目にしない技の連続!!

そんなアイディア大賞のような殺陣構成の数々、主演の岡田准一が自ら考案!殺陣のシーンをリアリティのある1カットに収めたい木村監督も「岡田准一さんが素晴らしいスピードで動けるからそれが出来たんです。今そんなことがやれる俳優は岡田さんだけだろうね」とご満悦。

その為、本作のエンドクレジットの殺陣の所にも岡田准一のクレジットが!

名キャメラマン=木村大作の仕事

木村大作キャメラマンと言えば、『スター・ウォーズ』の元ネタとして有名な『隠し砦の三悪人』、ハリウッドでもリメイクされた大ヒット作『用心棒』や『椿三十郎』など、黒澤明監督の作品で4本の作品に携わった日本映画界の重鎮中の重鎮。高倉健との『夜叉』や『あ・うん』、『鉄道員(ぽっぽや)』、『ホタル』など、7本のコラボ作品も有名。もはや、生きるレジェンドなレベル。

そんな映画を知り尽くした木村キャメラマンが、自ら監督も兼任。「美しい時代劇を作る」を目標に完成させたのが本作なんです。

物語は……

主人公は、岡田准一の演じる藩の不正に抗議し、脱藩した侍。故郷にいれなくなり、妻と京都へ移り住むも、妻(麻生久美子)は病で死んでしまいます。妻の願いである"散り椿"を見に故郷へ帰る主人公。所が、故郷では、謎の辻斬り事件の容疑者にされていた……という衝撃展開!!

斬り口から、犯人は主人公と共に剣の修行をしていた元親友2人(西島秀俊、緒形直人)と断定。物語はミステリー要素もはらんでいきます。さらに、主人公を襲ってくる謎の刺客たち。誰の差し金なのか?!

とりあえず、主人公は妻の実家で義理の妹(黒木華)と弟(池松壮亮)と共同生活を始め、犯人探しを始める訳です。そんな"散り椿"が咲くまでの一年間のお話です。

本物の場所で撮影

木村監督いわく、「俺が尊敬する黒澤明監督は、時代劇を撮る時に本物のセットを全部作った。でも、俺の場合は、背景となる自然や古くから残る建物など本物の場所へ行って、リアリティのある時代劇を作ろうとしたんです。」との事。その発言通り、昔から残る重要文化財な建物でのロケを慣行!!監督こだわりのフィルム撮影とのコラボ技で重厚な雰囲気バッチシ!!

まさに、重鎮=木村大作監督と実力派=岡田准一のコラボした本作は日本時代劇の最高峰と言って過言ではない一本に仕上がっているのです!!

©2018「散り椿」製作委員会

 

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マガジンサミット 儀保

表の顔はディレクター兼カメラマン。実は、年間700本の映画を観賞する映画好き。どんな作品でもオススメのポイントをピックアップ。映画好きから、普段、あまり映画を見ない方にも、幅広い映画の楽しみポイントをご提供できればと日々邁進中? 映画関連tweetも日々、更新してます @yungibo

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