鮮やかな引き際……、余力を残し、惜しまれつつ引退した有名人たち

2017/10/23
南城与右衛門

日本に衝撃が走ったニュース『安室奈美恵 引退表明』。

 

 

発表から約1年後、41歳になる直前の2018年9月に引退するというもの。具体的な理由は語られていませんが、いわゆる全盛期のまま、余力を残しつつ引退するのは惜しい気もしますが、鮮やかともいえます。記憶も見た目の美しいままでの引退は、この先ずっと語り継がれていくことでしょう。

 

そこで、安室さんのように引き際が鮮やかだった有名人を調べてみました。

 

長谷川穂積/「証明するものがなくなった」

 

WBC世界バンタム級、フェザー級、スーパーバンタム級の三階級制覇を成し遂げたボクサー。05年、世界初挑戦でWBC世界バンタム級の王座を奪取すると、5年に渡り10度の防衛。それが陥落すると、フェザー級に転向し王座を奪取。これを失うと引退もささやかれましたが現役続行。5年間、無冠でしたが、16年、スーパーバンタム級のタイトルマッチに挑み、見事勝利し三階級制覇。その3か月後、防衛戦をせず王者のまま引退。長谷川氏によると引退を決断した理由は“証明するものがなくなった”と言い「そもそもボクシングを始めた理由は自分がどのくらい強いかを知りたかったから。前回の試合(最後のタイトルマッチ)で強いのか弱いのか答えが出た。これ以上続ける意味がなくなった」と語っています。

 

 

王貞治/ホームランバッターのままバットを置く

 

プロ野球、巨人軍に在籍し歴代1位となる868本塁打を放った言わずと知れた世界の王貞治。現ソフトバンクホークスのGM兼会長。現役時代15回本塁打王を獲得し、内2回三冠王に輝いたレジェンド。引退する3年前には打点王のタイトルを獲り、最後の80年のシーズンは40歳で衰えていたとはいえ、打率.236、30本塁打、84打点と、チームの主力として十分な成績を残していました。しかし引退を決意したのは、今まで打てた球が、ものすごく速く感じた瞬間があり、その時「もうおしまいなんだ……」と感じたからだそう。また、現役時代から球史に名が残ることが確約された選手としての悩みもあったようで、終身通算打率が.301。翌年もプレーを続けると、2割台に落ち込む可能性もあったため、誇りを守るため、潔くバットを置いたともいわれています。

 

 

嗣永桃子/“嗣永プロ”を貫く

 

10歳の頃から芸能界に身を置き、Berryz工房、カントリーガールズを経て16年、25歳で引退したももち。そもそも子供好きで、幼児教育に興味を持ち現役当時から大学に通っていました。またツイッターで教育実習経て、小学校と幼稚園の教員免許を取得したことを告白。卒業後もその道の勉強を続けると明かしていました。

 

ももちはアイドルとしてのサービス精神や礼儀正しさが高く評価されており、そのプロフェッショナルな姿勢から「嗣永プロ」と称えられていました。中でもアイドルとして最も大事な処女性を持ち芸能生活15年、(公式な?)スキャンダルは一切なかったとされています。

 

近年の芸能人だと山本耕史さんと結婚した堀北真希さんも17年春に引退。直前までCMが放映されており売れっ子のまま表舞台から身を引きました。

 

また上岡龍太郎さんは以前から「芸能生活40周年の2000年に引退する」と宣言していて、その通りきっぱり引退。58歳でした。

 

中田英寿/そして旅人へ……

 

98年のサッカーワールドカップフランス大会、日本初出場に導いた中田英寿氏。21歳の時にセリエAのペルージャに移籍。7年間、イタリアで戦った日本のサッカー史には無くてはならない人物。中田氏は06年ドイツW杯1次リーグ、ブラジルに惨敗。グループリーグ敗退が決まったこの瞬間、ピッチに倒れこんだ中田氏の姿は印象的でした。その数日後、中田氏は突然引退を発表。29歳、まだまだプレーでも精神的にも日本代表には必要な存在でした。

 

会見などは行われず公式HPでの声明で「自分探しの旅がしたい」旨のコメントだけで、具体的な引退理由は語られませんでした。しかし最近になりインタビューで語ったところによると、当時肉体的には万全だったが、その一方で『好き』で続けてきたサッカーが、楽しめなくなっていた、だったら一旦休もう、と言う理由で決断に至ったんだとか。また、復帰の可能性もあったと語っています。

 

さて、今回紹介した人物は、余力を残し美しく現役を退きました。確かに美しく理想的です。しかし、中にはボロボロになるまで泥だらけになるまで現役にこだわる人もいます。その人物の輝いている時代を知っていると、「もう休もうよ……」と悲哀や切なさを感じますが、それでもひとつの道を突き進む不器用な姿は、美しくもあります。

 

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南城与右衛門
この記事を書いた人

南城与右衛門

"情報番組や誰も知らない深夜番組、ラジオなどを構成したり、ソーシャルゲームのシナリオを書いたりする、いわゆる駄放送作家。友達はPC、恋人は二次元、恩師はあらゆる漫画、といった充実した人生継続中"

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