アメリカ・ミネソタ州ミネアポリスにて7月13日〜16日にかけて行われた、エクストリームスポーツの祭典X GAMESにおいて、芝田元と西村碧莉がゴールドメダルを獲得!
人気・実力を兼ね備えていないと参戦できないX GAMESにおいて、今回スケートボード競技では5人もの日本人選手が参戦した。
そこで、X GAMESのスケートボード競技に参戦した日本人スケーターたちに迫ってみた!
X GAMESとは?
スケートボード・BMX・モトクロスなど様々な種類のエクストリームスポーツを競う大会で、全世界でテレビ放送もされるほどの人気。エクストリームスポーツの祭典とも呼ばれ、X GAMESに出るには実力だけでなく人気も兼ね備えていないとならない為、出場するだけでも厳しい審査がある。
オリンピックなどのように“日本からは◯人参加できる”という枠があるわけではないので、“出場するということは世界に認められている”ということを意味する。
日本から参戦した5人のスケーター
スケートボード・バート競技の芝田元選手は、昨年も出場し準優勝を果たしたが、今年は見事優勝! バートはオリンピック競技ではないが、古くからある競技。X GAMES初日の快挙にスケートボード業界からも驚きと称賛の声が上がった。
スケートボード・ストリート競技の西村碧莉選手は以前『ミライ☆モンスター』(フジテレビ)という番組で「目標はX GAMESの優勝」を目標に掲げて話していたが15歳にして早くも達成!
昨年のX GAMESで優勝し、日本でも話題になったスケートボード・パーク競技の中村貴咲選手は5位。本人もSNSなどで「悔しい」とのコメントを残していた。
今回初出場となった、スケートボード・パーク競技の小川希花選手は、予選から勝ち抜き本戦への切符を手に入れた。結果は7位だったが彼女の今後の活躍にも期待!
今年、Street League参戦などで大きな話題になったスケートボード・ストリート競技の堀米雄斗選手は予選ではダントツの1位通過だったが、本線ではミスが目立ち残念ながら9位に終わった。
「すごい」どころの話しじゃない
「X GAMESで優勝!」言葉にすると簡単に聞こえてしまうが、これは「すごい」どころのレベルではない。アメリカ発祥のスケートボードで、環境や文化に引けを取る日本のスケーターがトップを取るということは、ただ事ではない。
日本のスケートボード業界で、この2〜3年の間に起こっている出来事はもはや奇跡や偶然ではなく、確実に日本のスケートボードが進化している証拠だと思う。
スケートボード新世代の時代は、その凄さが理解出来る者が乏しい日本のメディアではついて来られない次元になってきてしまっているのかもしれない。
文・小嶋 勝美
スケートボードを趣味としており、ライターとしてスケートボード関連の記事を執筆。約10年間芸人として活動後、現在は放送作家としても活動中。