この投稿をInstagramで見る
現地時間7月23日にカリフォルニア州で開催されたX Gamesパーク種目で12歳の長谷川瑞穂が準優勝、開心那(14歳)が4位に入賞した。
優勝は2種類の540トリック(バックサイド540とマックツイスト)やスイッチメロングラブなど、トリックの引き出しの多さを見せたオーストラリアのアリサ・トルー(13歳)がバート種目に続き、今大会2つのゴールドメダルを獲得した。
長谷川は決勝1本目のランで、空中で板を縦に1回転させるキックフリップインディやステイルフィッシュ、ボディージャー、バックサイドブラント、ジュードーエアなどを決めるノーミスのランを見せ、82.66点を獲得。
ラン1順目で2位につけ、その後は他の追随を許さずにシルバーメダルを獲得した。男子の優勝はストリート種目でも活躍する2刀流、アメリカのジャガー・イートン(21歳)となった。
【X Gamesとは&パーク種目のルール】
この投稿をInstagramで見る
世界中から選び抜かれた選手だけが招待を受け、参加出来る世界最高峰のアクションスポーツの祭典。
1995年アメリカでスタートした国際大会で、過去には1999年のサンフランシスコ大会で合計来場者数22万2886人を集め(X Games史上最多記録)、世界中のアクションスポーツファンを熱狂させている。
パーク種目は決められた時間内を順番に滑り続けるジャム形式で行われ、40秒のランを交互に行い、そのうちのベストランで順位が決められる。
【大舞台でも物怖じしない精神力/長谷川瑞穂】
この投稿をInstagramで見る
長谷川瑞穂のベストラン
12歳の長谷川瑞穂は決勝1本目のランで、いきなりフルメイク(ノーミスで滑りきること)のランを見せる。
以下、長谷川1本目のラン。
・バックサイドエアでコース内へ
・バックサイドスミスグラインド
・リーントゥテール
・フロントサイド5-0グラインド
・キックフリップインディ
・バックサイドエア
・ステイルフィッシュ
・ボディージャー
・バックサイドブラント
・ジュードーエア
1つ1つの高いエアと、最後までノーミスで滑りきる完璧なランを見せると、滑走後には観客の声援にガッツポーズで応えた。X gamesという大舞台にも関わらず、準決勝から笑顔で滑りぬく姿が印象的だった。
【X Gamesカリフォルニア2023・パーク女子リザルト】
1位 アリサ・トルー(オーストラリア) -91.00
2位 長谷川 瑞穂(日本) -82.66
3位 グレース・マーホーファー(アメリカ) -81.66
4位 開 心那(日本) -80.33
女子パーク・各選手のベストラン映像
(YouTube:https://youtu.be/We3FyAubW_8)
【X Gamesカリフォルニア2023・パーク男子リザルト】
1位 ジャガー・イートン(アメリカ) -92.00
2位 キーガン・パーマー(オーストラリア) -91.33
3位 トム・シャー(アメリカ) -85.33
男子パーク・トップ3の映像
(YouTube:https://youtu.be/KS6V4oYm2sU)
文・小嶋勝美
スケートボードに関する情報を幅広く執筆する、スケートボードライター兼放送作家兼スケーター。10年間のお笑い芸人生活を経たのち、放送作家をしています。