いよいよ、今シーズン最初の4大大会“全豪オープン2016”がはじまります。
16日の予選では、男子シングルス3回戦で杉田祐一(三菱電機)と伊藤竜馬(北日本物産)が勝利をおさめ、世界ランキング7位の錦織圭(日清食品)と共に、なんと日本人最多タイの合計5人が、41年ぶりに本戦出場を決めています。
やはり、世界相手に白熱した試合を繰り広げてくれるスター選手が出てこそスポーツは盛り上がるもの。
ATP(Association of Tennis Professionals)世界ランキング、アジア人男子歴代最高位の4位という素晴らしい成績を残している錦織選手をはじめ、日本勢の行く手をはばむ選手達との試合から目が離せません。
さて、そんな世界の凄腕プレイヤー達が、試合以外の場で神ワザを魅せてくれるのがPV(プロモーションビデオ)です。
手に汗握る真剣勝負とは違い、楽しい雰囲気のなか棲技なボールさばきを披露してくれています。チェックしておくと、よりテニスが楽しめること間違いなしですよ!
ロンドンの街でテクニックを魅せつけるアンディー・マレー
はじめに紹介するPVは、昨年の全豪オープン準優勝。2016年01月17日現在、ATP世界ランキング2位のアンディー・マレーの、ロンドンでのストリートテニスの映像です。
手始めに高さ4m以上はあると思われる排水溝に針の穴を通すようなコントロールでボールを打つマレー。続いて細いポールを相手にボールを打ち合ったり、3球連続でボールを壁にバウンドさせてゴミ箱に入れてみせるなどの凄技で魅せてくれます。
極めつけは、離れた所にいる人が真上に皿を投げるのですが、マレーはそれを4球連続で打ち落とします。これにはさすがのマレーも嬉しそうにガッツポーズ。最後は赤く着色したボールを壁に打ち、ラケットメーカー『HEAD』のロゴマークを完成させます。こんなに自在にコントロールできれば気持ちいいでしょうね!
- Andrew Murray(イギリス)1987年5月15日(28歳)
wikipediaより
性別を超えた戦い!ジョコビッチVSシャラポワ
次の映像は2016年01月17日現在、ATP世界ランキング1のノバク・ジョコビッチと恐らく日本でもっとも有名な海外の女性テニスプレイヤーで同ランキング女子4位のマリア・シャラポワの戦い。
公式戦では決して見ることのできない性別を超えた勝負がここにあります。勝負と言っても普通のテニスの試合ではありません。ラケットとボールは使いますが、全く別の競技で三番勝負します。
最初の勝負はゴルフ。対岸にあるカップにボールをどれだけ近づかせることができるかで競います。
次の勝負はボーリング。もちろん普通にボーリングするわけではなく、18.288m(レーンの長さ)先にあるピンをラケットで狙い打ちます。
最後の勝負はシューティング。ジョコビッチがテニスボールの缶を頭に乗せ、シャラポワがそれを狙います。もはや勝負でもなくなっているような気もしますが、この“勝負”は特に注目です。
- Marija Jurjevna Sharapova(ロシア)1987年4月19日(28歳)
wikipediaより
- Novak Đoković(セルビア)1987年5月22日(28歳)
wikipediaより
ちなみに、今年の全豪オープンで、第一回戦にシャラポア選手と闘うのは日本の日比野菜緒。WTA (Women's Tennis Association)ランキング自己最高位、シングルス58位の選手です。
2015年のWTAツアーで初優勝し、グランドスラムの経験がないままにいきなりタイトルをとった日本期待の新星、21歳なんです!
今回ご紹介したPVは、どちらも最近の動画ではありませんが、テニスに興味のある方はもちろん、あまりテニスを知らない方にも是非この2つの動画は見ていただきたいです。
2016年の全豪オープンは、1月18日(月)~1月31日(日)まで。いっしょにテニスをもっと盛り上げていきましょー!