企業や仲間と協力し行政に頼らない、民間主導の防災対策の国へ!楠田善久氏の覚悟

2021/08/07
マガジンサミット編集部

株式会社クリエネとは?

一般電気工事、太陽光発電設備、蓄電設備、電気自動車充電設備一式をメインに事業を展開しています。お客様の生命と財産を預かっているという認識で一生懸命、工事に取り組んでいます。

Q1.なぜ今の仕事に?

電気工事業界に将来性を感じました。電気の使用量がどんどん増えている時代で、将来なくならないだろうなという思いと共に、30年間ずっと同じ業界に携わっています。当時、東日本大震災で東電の原発事故を目の当たりにして、このままではダメだなという強い思いがありました。自分が脱下請けの仕事をしたいという考えもあり、それなら太陽光設備の導入を提案する事が一番早いかなと考えました。脱原発、安全な電気をお客様に知ってもらいたいという思いがクリエネの出発点です。

Q2.現在の仕事への想い

電気工事を通じて、特に企業の防災対策に力を入れています。愛媛の中小企業の経営者を集めて防災の情報交換や技術提供の勉強会を開いています。平時に地域の皆様にご協力をいただいて企業が成り立っているという考えのもと、発災時には企業が地域に還さなくてはならないと思っています。そのような想いと共に進めていくと、心がある防災対策になるのではないのかと思い、企業にアプローチをしています。行政が防災をするものだという考えを地域の小さな企業がするものだという考えに変えていきたいという想いがあります。

Q3.あなたにとって覚悟とは?

僕の大きなターニングポイントとしては千葉の大停電です。千葉にたまたま、友人がいて、電気がないので薬がなかなかもらえないというような平時では考えられない事態の情報を聞きました。その時に何で薬局に非常用電源を入れてなかったんだろうと思いました。今では太陽光と蓄電池さえ導入していれば赤ちゃんが熱が出て薬が欲しい時に病院に6時間も並ぶことは起きません。そんな中、僕は電気工事会社として何ができるか考え、できることはたくさんあるとその活動に没頭しようと決めました。

Q4.カッコイイ大人とは?

自分の努力を見せずに仲間と共有しあっている瞬間を見た時にかっこいいなと感じます。他県の災害でボランティアの方が復旧後に帰られる時の笑顔や仲間づくりもすごいなと思います。コミュニティを作ることで昭和の時代にあった助け合う地域が作れると考えています。

Q5.今後に向けて

自分たちのこの活動を先ず、愛媛県全域に広げて、全国へ拡大していきたいです。それが確立してしまえば、行政に頼らない、民間主導の防災対策の国になっていくのではないかと思います。僕には電気のことしかわからないんです。やはり土木会社の社長の発想だったり、議員の発想だったりがあるので、いろんな発想をミックスすればどんどん、新しいことがブラッシュアップされていきます。その業界のプロが案を出すのが一番早い、机上の空論ではない本当の防災対策ができると思います。

Q6.日本のアカルイ未来のために

情熱と熱意を持って仕事を進めると仲間が集まってきます。その仲間と共に活動し、目標を達成できるように頑張ってもらえたらと思います。

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