出典:http://www.honda.co.jp/SUPERCUB/PRO/photo/04/index.html
ホンダが、バイク「スーパーカブ」の生産を中国から熊本製作所(熊本県大津町)に戻すニュースが流れた。2012年から生産を中国に移していたが、当時と比べて為替が円安に推移したことを受けての決断。
また、熊本で生産するのは、国内の排ガス規制の強化に対応した新モデルで、フロントのライトにはLEDを使用し、デザインもこれまでの角張ったフォルムから丸型に変わる。
排気量50ccの「スーパーカブ50」は約23万円、110ccの「スーパーカブ110」は約27万円、旧式より4万円ほど値上げする見込み。発売は11月10日。新型iPhoneよりも新型スーパーカブに興味津々というコアなファンもいる(笑)、それくらい世界での人気は高いのだ。
スーパーカブは1958年(昭和33年)に誕生、来年で60周年になる。世界各国で販売され、累計生産台数は1億台で単一モデルとしては世界一。燃費性能や耐久性が高く、郵便や新聞配、飲食店の出前など商業用としては定番である。
若い人にしてみれば、『おっさんのバイク』というイメージがあるかもしれないが、『世界のカブ!』『くさってもカブ!』と言われるくらい、“丈夫で長持ち”は世界一の呼び声高いミラクルマシンなのだ。そんなカブにまつわる様々なエピソード・武勇伝を調べてみた。マジな話はもちろん、都市伝説もあるだろうけど、面白いものを載せる。
最初にひとつマジネタを言うと、友人のじいちゃんの愛車は若い頃からずっとカブで、現在第3代目を愛乗中。過去の2台とも消耗品を換えた程度で大きな故障は一度も起こらず、何よりも燃費が良かった。約10万キロ走って買い換えたが、次も「絶対カブ!」と断言しているそうだ。
おそらくこれが根強いファンの基本形だと思う。こういう”カブリアン”は世界にうじゃうじゃいるんだろう。
カブ伝説EX
◯カブシリーズは、カタログ燃費で100km/lを超える。計算上は470キロ走行可能、東京から京都まで行ける距離
◯日本のテレビ番組で、東京からモスクワまでカブで行く企画があり、約7,500キロを給油3回で補った
◯海外のテレビ企画で、カブをビルの4階から落としても無事か? というテストを行った。部品はいくつか破損したが、エンジンは動き、電気系統も普通に動いた。カブ最強!と賞賛
◯エンジンオイルの代わりに天ぷら油でも走った。一説では、出前で使用する飲食店に配慮した発明だと言われる
◯調子が悪いと感じつつ100キロくらい走って、調べてみたらエンジンオイルが空だった。おそらく空のまま走っていたと整備士も驚いた
◯河川が氾濫し、近隣の家のどのバイクも水没してエンジンがかからなかった。しかしカブだけは問題なく動いた。後日、エンジンオイルを見たら大量の水が混ざっていた
◯200キロ位までの重さなら、余裕で走る
◯イギリスのサバイバーが北極圏を目指し、約7,500キロの道のりをカブで制覇した。雪原、寒さにも強いのだ
◯ベトナムでカブを「ホンダ50」という名称で売り出し大ヒットした。人気になりすぎて、ベトナムでは、メーカーが違ってもバイクそのものを「ホンダ」と呼ぶように。スーパーカブ専門の窃盗団が出て世間を賑わせた
◯本田技研の、スーパーカブのオーナー団体は、「“カブ”主総会」と呼ばれるらしい
◯2008年、スーパーカブをフィーチャーした映画「スーパーカブ」公開。スーパーカブでレースに挑む出前持ちの青年の友情とラブロマンスを描いた青春ムービー
◯スーパーカブをカスタマイズする愛好家が世界にいっぱい
▲2168▲スーパーカブ50 C50 実働 カスタム多数 愛知 現在価格:¥1,188円 #ヤフオク! https://t.co/rYUqXTT2rl pic.twitter.com/i6jehzJalw
— バイクちゃんねる (@benzmarugoto) 2017年7月24日
ゴリゴリのカスタムか
— M (@3oA8sCwi6rUENbG) 2017年10月9日
ちょいカスタム
どっちがええかな。#スーパーカブ#バイク#改造#カスタム#ツーリングの誘いまってます。。 pic.twitter.com/iN2BKfsBF8
アオシマガチャのスーパーカブ・カスタムとりあえず完成。年度末で集中して作業できる日がなかったのでえらくかかってしまった。 pic.twitter.com/UxzfnU6wBH
— akinori's TOY-BOX (@akinoriTB) 2017年4月8日